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kigun-kigunのレビュー・評価・感想

青楼オペラ
7

少女漫画×サスペンス

少女漫画のドキドキする要素と、謎に迫っていくサスペンス系の要素どちらも含まれている作品です。ただの少女漫画に飽きてしまった人におすすめ。
江戸時代が舞台となっているので、その時代背景なども盛り込まれており楽しめます。
また、主人公達は若いですが、よくある高校や大学が舞台の物語とは違うので、大人の方でも違和感なく読めると思います。

陰謀により両親を殺され、さらに実家が取り潰しになってしまった主人公が、真相を暴くために吉原遊郭へ身を落とし、お家再興を目指す物語です。
主人公は武家の生まれのためか、気が強く薙刀が得意。軽くですが戦うシーンなどもあり、少年漫画が好きな人も楽しく読めると思います。ただ、少年漫画のバトルシーンみたいに生々しい描写はないので、そこは安心。
また少女漫画ではお決まりの、ヒロインを邪魔してくるライバルも、意地悪で可愛くて魅力的。
主人公の強さだけでなく、頭の良さも際立つ結末となっており、最後までよく練られたストーリーだと感じました。

絵が綺麗で見やすいです。
サスペンス要素、少女漫画要素ともに、王道と言えば王道ですが、その両方をいい具合に掛け合わせてあるので、続きが気になり一気に読み進めてしまいました。
桜小路かのこ先生の前作「BLACK BIRD」が好きな人はハマる人が多いと思います。

hyde
10

天使HYDEちゃん

HYDEという名前だけ知っている、聞いたことがあるという方は多いと思います。L'Arc~en~Cielのボーカルという事だけは知っているという方も多いと思います。しかしこのHYDEという人間は、ひとことで言うならば「天使」です。アーティストのDAIGOや元NEWSの手越は彼を「神」と呼んでいます。しかしそれは、HYDEが身近に居るからこそ、崇めているからそう呼んでいるのであって、ファン視点からすると「天使」なのです。
では「天使」である理由を3つ述べます。
まずは、色白に大きな目、金髪よりも更に白い髪色がお似合いです。まさに天使です。もう50歳を過ぎていますが、誰がHYDEの年齢を気にするでしょう。
2つめの理由は、背中に羽根が生えています。自身がデザインをした羽根のタトゥーが入っているのです。それは、彫刻のような、繊細でとても美しく、まさに空から舞い降りてきたかのようなものです。小さい頃はマンガ家になりたかったというHYDEはデッサンやお絵描きがとても上手です。LINEのスタンプも作っています。
最後は心が天使なのです。戦争が無くなる事を祈る曲はL'Arc~en~Cielやソロで何曲も出しています。過去、LIVEでは「星空」や「あなた」、「forbidden lover」などで涙を流しながら歌う姿がよく見られました。
以上が、HYDEが天使の理由ですが、HYDEは未だに世界中でHYDEの曲が流れる事を夢見て、活動を続けています。これからも、高く高く、空より高く、羽ばたいていくことでしょう。

キングダム ハーツ 358/2 Days / Kingdom Hearts 358/2 Days / KH 358/2 Days
10

「存在しない者」たちの忘れられた日常

『ファイナルファンタジー』や『ドラゴンクエスト』など数多くの大人気ゲームを手がけてきた「スクウェア・エニックス」と、毎年様々な人気アニメーション映画を手がけることでおなじみの、「ディズニー社」が手を組んだ最高のゲームシリーズ『キングダムハーツ』のサイドストーリーの一つです。シリーズの中で、最も泣けると人気の作品です。
シリーズの主人公、「ソラ」の影、いわゆる分身的存在である「ロクサス」が「ソラ」に帰る(吸収されて消える)まで、ある組織で過ごした日々を描く物語。そこには、「ソラ」の影でしかない自分の存在意義に対する苦悩と葛藤、同じ誰かの影である仲間たちと過ごした暖かな日々がありました。「ロクサス」を支え、組織の中で働けるように教育してくれた親友「アクセル」、「ロクサス」より後から組織に入り、新たに友達になった少女「シオン」。毎日組織の任務帰りに、時計台の上でアイスを食べ、くだらない話をする。そんな日常が、シリーズ主人公「ソラ」の目覚めと組織の陰謀によって、次第に崩されていきます。最後に明かされる衝撃の展開には、涙が止まりません。
任天堂DSという、画質がまだ粗い、小さな携帯ゲーム機で発売された作品ですが、多くのファンの心に刻み込まれた名作となったことでしょう。「ロクサス」「シオン」の登場シーンやメインシーンで流れる、それぞれのテーマ曲も鳥肌が立つほど美しく悲しい音色をしています。物語と音楽、どちらも楽しんで欲しい作品です。

黒い砂漠(オンラインゲーム)
8

MMOゲーム 黒い砂漠

ゲームの醍醐味は別の世界で別の人物になって、冒険を楽しむことだと思う。
ファミコンのドット絵でも思い入れがあれば世界を感じられるが、ネット社会の現在ではMMOロールで冒険ができる。
MMOの良いところは、最終目標が決まっておらず、AIじゃない他のゲーマーと好きな時に触れ合いながら冒険できるところだ。
数あるMMOの中で黒い砂漠をプレイする理由はそのグラフィックの美しさにある。
すべて3Dで描画される世界は、本当に別世界を感じさせてくれる。
その世界の中でモンスターを狩るだけでなく、
販売できるものを造ったり、デカい帆船を建造して航海したりと生活コンテンツが充実している。
おかげで他のプレイヤーと競う理由があまりなく、よくある暴言や妨害が抑えられている。
課金もそこそこ必要だが、強さではなくグラフィックを華麗にしたり冒険を便利にしたりするものが多い。
これを買わないとゲームができないようなものはない。
RPG定番の戦闘は別として、生活コンテンツはTVを見ながら半分放置で時々操作でも問題がない。
時間がかかるコンテンツが沢山あるものの、基本は一人でやりながらお喋りを楽しむものなので初心者でもすぐに溶け込める。
常に課金し長時間の苦行をこなして他人と競わなくても楽しい、別世界で過ごせるいいゲームです。

手嶌葵
10

どんな曲も優しく歌う人

ジブリ映画の主題歌に起用されてすっかりメジャーになった歌手の手嶌葵さんですが、ライブ活動のご様子はとても謙虚で誠実。チケットもそんなに取りにくくはありません。

手嶌さんの魅力は何と言ってもまずその声。彼女の声が人の心を深く癒す力を持っていることには、誰しも賛成してくれることと思います。
ただ忘れて欲しくないのは、アルバム「虹の歌集」以降の歌唱力。優しい歌い方をされるのであまり取り上げられることはありませんが、彼女が類稀なる技の持ち主なのは、音楽通なら誰もが認めるところ。
確かにデビュー当時は荒削りでしたが、「虹の歌集」の前後で本当に何があったのと言いたくなるくらいの変貌を遂げています。
もちろん声そのものの魅力はデビュー当時から一貫してあり続けているのですが、技術的には全く別人かと思えるほどの変わりようなのです。
もしゲド戦記での彼女の歌しか知らないという人がいたら、ぜひ「虹の歌集」以降の彼女の歌を聴いてみてください。
私の個人的なお勧めは「虹」です。この曲は彼女の進化の代名詞であると同時に、それにふさわしい音像処理が行われています。
この頃の曲はどれも粒ぞろいですが、水谷豊さんの映画で話題になった「こころをこめて」がシンプルに声とその使い方の魅力を味わえる名曲なのではないかと思います。

わたるがぴゅん!
9

ギャグが強すぎる高校野球漫画

小柄で俊足、強力な変化球を持つわたるが主人公の高校野球漫画です。
月刊ジャンプで連載されていた完結済みのもので、全58巻。連載開始は1984年、終了は2004年という大作です。

わたるは沖縄出身です。スポーツ万能な彼は様々な部活に乱入しては実力を見せつけてからかっていました。野球部も例外なく遊び感覚で乱入していましたが、部員に誘われ、マネージャーに一目惚れして入部。更なる頭角を現していきます。

わたるは時々沖縄の方言を使い、作中では注釈で意味が書かれています。わたるを追って沖縄からやってきたがっぱいは訛りが強く、注釈なしでは何を言っているかさっぱりわからないほどです。
「俺はむる標準語であびとーん!」(俺は全部標準語で喋ってる!)など。
がっぱいというアダ名も、沖縄の言葉で「後頭部が大きい人」という身体的特徴を表す言葉で、彼は後頭部が後ろに長い見た目をしています。
ギャグ要素の強いこの漫画の中でも彼は飛び抜けたギャグ要員で、ヘルメットをブーメランのように飛ばしたところつば部分が額に突き刺さり倒れるも絆創膏を貼るだけで復活。カマキリが鼻の中に入り、中で暴れたことで意思を無視して眼球が動き回るなど、文章で見るとドン引きするようなことを色々とやらかしてくれます。それらのシーンは確かな画力とセンスで描かれていて、笑える人は大笑いしてしまうでしょう。

野球シーンも笑いはありながら真剣勝負で、様々な魔球や打率を誇る選手が多数登場します。熱い展開もあり、まさに名作野球漫画と呼べる大作です。

Happy Tree Friends / ハッピーツリーフレンズ / ハピツリ / HTF
7

グロ注意!大人向けカートゥーンアニメ

まず最初にこれは子供向けアニメではない。けっしてない。あってはならない。
なぜならこのアニメでは、何回も人が死ぬからだ。正確に言えば動物のキャラクターが死ぬのだが、子供に見せればトラウマ間違いなし。確実に悪影響を及ぼすだろう。
可愛らしい絵柄とテーマソングに騙されてはいけない。
パッと見はディズニーチャンネルやカートゥーンネットワークで放送しているような子供向けアニメに見えるが、その正体は残酷描写のある大人向けアニメである。
けして子供のいる前で観てはいけないし、子供に見せてはいけない。
R18指定がつくべきカートゥーンアニメというのも珍しい気がするが、これはまさにそんな作品である。
キャラクターの中にも、問題行動を起こすキャラクターがいたり、退役軍人がいたりと、子供向けアニメではありえないハードな設定が盛り込まれている。
私は1本エピソードを観ただけだが、もう十分。しばらくは観たことを後悔した。
「ソウ」シリーズなどでバイオレンス・グロテスクな物への耐性をつけてから観るべき作品である。
何があっても、せがまれても、子供には見せてはいけない。
これは個人的な意見だが、少なくとも小学生には見せるべきではない。中学生もまだ早いだろう。
大学生ぐらいになってから観るのがちょうどいいのではないだろうか。
アニメーションとしての完成度は良いので、グロテスク・理不尽な描写に耐性があったり、好きだという人にはおすすめの作品。