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e1lem1twe1lernt2のレビュー・評価・感想

バガボンド / Vagabond
10

大人気漫画家が描くリアルな宮本武蔵

青春漫画の金字塔『SLAM DUNK』の作者である井上雄彦が、吉川英治原作の『宮本武蔵』を題材に人間の深部をリアルに描く人気漫画。ただ、井上氏の興味範囲の広さや時間への概念、健康問題などにより2015年から休載に入っている。
作州で生まれ育った宮本武蔵は、同郷の友人である本位田又八と共に天下分け目の大戦、関ヶ原の戦いに赴くが敗走し、浪人(バガボンド)となる。「面白そう」というただの興味本位で戦に志願した武蔵であったが、幾多の強敵と戦うことで自分が本来持っていた「天下無双になる」という願望を抑えきれなくなり、自分よりも強き者を斬り続けていく。そんな折、宝蔵院で余生をおくる槍の使い手である胤栄や、「無刀」で一国の主となっている柳生石舟斎と出会い、斬り続けることが果たして天下無双につながるのか、武蔵の中で疑問が生まれ始める。心の内が葛藤にある中でも、ひたすら強敵を求めて旅を続け、強敵を殺めていく。
武蔵の想い人であるおつう、会う度に武蔵に生き方を問い続ける僧・沢庵、又八の母であるおばばなど、周りの人間たちの成長も魅力のひとつ。人を殺めていくシリアスな描写がある一方、武蔵や彼の理解者らが持つコミカルな感情表現もあり、読み始めたら止まらなくなる至高の漫画だ。

Fate/Zero / フェイト ゼロ
10

【バトル好き必見!!】Fate/Zeroの凄さ

初めまして、Kenと申します。
ここでは、これまで100作品以上のアニメを視聴してきた僕が、自信を持って「おもしろい」と言える
Fate/Zeroという作品のレビューをネタバレなしで紹介したいと思います!

【物語の概要】
マスターと呼ばれる7人の魔術師が、自身の願いの為に、サーヴァント(過去の偉人など)を現代に召喚して
最後の一人になるまで戦うという物語です。

以下の方には、ぜひ見ていただきたいと思います。

【最近Fateシリーズに興味を持った方、初見の方】
こちらの作品は、Fateシリーズの原点とも言える作品になっております。
主要キャラクターの過去や物語のキーとなる「聖杯戦争」の解説などもされており、Fateシリーズ初見の方
でも安心して見ていただけます。

【バトル系が好きな方】
バトルシーンの作画がとても素晴らしいです。迫力満点で、その凄さに圧倒されてしまいます。
アニメを制作に携わっている、ufotableさんは「鬼滅の刃」や「空の境界」も担当されたりしています。
また、サーヴァントを召喚する時のセリフもとてもかっこいいので見所です。

【ロック系、かっこいい音楽が好きな方】
主題歌も、とてもかっこいいです。
オープニングは、LiSAさん。エンディングは、藍井エイルさんが担当されています。
どちらも、この作品がデビュー曲となっております。
映像も含め、とてもかっこよく1度聞いたら忘れられないほどです。

作品の物語だけではなく、音楽も楽しめるFate/Zero。
ぜひ1度視聴してみては、いかがでしょうか。
レビューは以上となります、ありがとうございました!

Creepy Nuts / クリーピーナッツ
10

日陰者達の応援者 Creepy Nuts

2017年頃、深夜ラジオ周辺から話題になり、その類い稀なるラップセンスとDJスキル、特徴のあるトークからラジオ・テレビ・ライブに引っ張りだこの人気ヒップホップグループCreepy Nuts(クリーピーナッツ)。
そのメンバーは2人で大阪出身で長くウェーブのかかった髪・全身真っ黒なファッション・肌身離さないタバコが特長のラッパー「R-指定」、新潟出身で清潔感のある服装・ヒップホップには珍しい真面目感・全てに妥協しない男「DJ松永」。2人とも、有名人特有の「クラスの人気者」という事は無く、クラスの端で静かに過ごすような性格で学校でも中々周りに馴染めなかったそうでR-指定は大学を中退、DJ松永は中卒という一般的には「社会不適切者」として言われる2人。
だけれども、自分を唯一表現し、存在意義を見付けられたのが「ヒップホップ」だった。R-指定はラップ・DJ松永はDJを磨き上げた。ライブ会場で会った2人は、お互いに意気投合。「ヒップホップ」と「ラジオリスナー」・RHYMESTARへの尊敬という事で2人は共通点もあり、ヒップホップユニット「Creepy Nuts」を結成。
自分達がラジオで好きだったオードリー若林さんと南海キャンディーズ山里さんのユニット「たりないふたり」をテーマにしたミニアルバムを世に出し、それがオードリー若林さんの目に止まった。そこから、オードリー若林さんが放送していたラジオオールナイトニッポンのスタッフから次世代勢を見いだされ、オールナイトニッポン0(ZERO)の火曜日を担当。DJ松永の独特なトークスタイルとR-指定の上手な話の組み立て方が評価された他、楽曲もヒップホップとしては珍しく、陰キャ側の視点・日陰者としての戦い方など弱き者達への応援歌を多く歌い、多数の若者からの共感を集めた。そこから、オードリーのオールナイトニッポンのために、「よふかしのうた」、菅田将暉とのコラボ曲「サントラ」、自分達の人気を確約させた「かつて天才だった俺たちへ」などヒット作を量産。
弱き者だった自分達の気持ちを、同じ気持ちを持つ色んな人達の代弁者として今日も彼らはラジオとステージに立つ。

ファイナルファンタジーVII / FINAL FANTASY VII / FFVII / FF7
7

ファイナルファンタジーⅦリメイクをやった感想

元々の作品であるファイナルファンタジーⅦが名作と呼ばれているため、本作品のリメイクは期待作であった。しかしこのゲームは発売する時から不安要素があり、その不安要素とは本作品は分作であり、1作で完結するものではなくて、原作の序盤のみをリメイクして序盤のみを遊べるというものであった。
続きを遊びたくても2作目、3作目を待つ必要があり、分作にしてしまうと一つ一つの内容が薄くなってしまったり、開発期間に時間がかかり、次回作が出るころには熱が冷めてしまったりと不安要素があったのだが、いざ本作をやってみた感想としては、ストーリーはまだ全体の中の序盤ということもあり、話の核心に触れることなく終わったが、原作との違いが上手く演出されており、原作をプレイ済みだと面白い、と言える点が多かったように感じた。逆に原作をやっていないなら、結局今作は主人公達が何をしようとして、何を成し遂げたのかが分かりにくく、楽しみにくい点もあるのではないかと思った。
ゲームシステムはアクションがベースになっていながらも、原作のようなコマンドを選ぶことも出来て、アクション操作もコマンド選択も戦闘を有利に進めていくには両方活用していくことが重要で、アクションゲームが不慣れな人でも楽しめるような工夫がされていたため、アクションだからと毛嫌いしている人は本作品を一度プレイしてみることをオススメしたい。

ここは今から倫理です。 / ここ倫
9

社会人こそ読んでほしい漫画

[「倫理」とは人間の道であり、道徳の規範となる原理。]
社会の仕事にまず役に立たない「倫理」。しかし、今を生きている方なら物語中の言葉が刺さります。
なぜなら経験していること、経験してきたことがテーマとなり得ているからです。
今はっきりと夢を語れますか?学生の方もどうでしょうか?
社会人となった私は、恥ずかしながら小学校の時には言えていたものが言えなくなっていると自覚があります。
いくつもの箱の中に閉じ込めてきたものをひとつひとつ開いていく、そんな感覚を得られます。
作中登場人物の倫理教師高柳先生は、見た目は無感情でクールな方と思いきや、たまに動揺したり人間らしい感情が出せる人物です。
そして何よりも不思議と頼れる人物です。
この作品はオムニバス形式で、一人一人違うテーマで述べられており、
一人ぼっちの時、人間関係がうまくいかない時など社会にでたら直面する数々の問題に物語として向き合っていきます。
良い先生ではないけれど、こんな先生がいたらと思わせてくれる作品です。
高校の時、高柳先生のような先生がいたら授業を受けていたと思います。
(余談ですが、私は習っていた教科が現代社会で、倫理は独学により勉強したから余計にそう思います。)
社会にでて心がしんどくなったとき、大人の道徳として一読いかがでしょうか。