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TAKUYA_Mのレビュー・評価・感想 (2/2)

街の灯
10

この優しさを持てる人になりたい

チャールズ・チャップリン監督作品の中でも、人気が高い一本です。1938年に製作されたサイレント映画で、製作・監督・脚本・編集・作曲をチャップリンが自ら担当しています。マルチな才能をお持ちでした。
不景気な世の中。放浪者(チャップリン)は、ある日盲目の花売りの少女に一目惚れします。少女はちょっとしたことから、放浪者をお金持ちの紳士だと勘違いしてしまいます。放浪者は、お金持ちのふりをすることなるのです。そしてある日、少女の目は治せることが分かり、放浪者は少女のためになんとかお金を工面しようとするのですが…というのがあらすじです。

チャップリンの映画は放浪者がよく出てくるのですが、この作品の放浪者は特に素晴らしくて、誰かのために頑張る姿に心から感動できます。自分のためではなくて、誰かのために行動することってどういうことなのか、ということをチャップリン自ら面白おかしく描いており、涙なしでは観られません。
80年以上昔の名作で、今も語り継がれています。どの時代を生きていても通ずる「幸せとはなにか」について描いている風刺映画です。何かに失敗してしまったときや、落ち込んだ時に是非観て欲しい傑作です。

Cocco
9

キズだらけの表現者

90年代の女性シンガーソングライターの中でも、一際異才を放つCocco。
彼女のデビューシングルである「カウントダウン」を聴いた時の感想は大きく二手に分かれると思います。傷ついた経験などがあり、カタルシスを感じる人、そういったこともなく「恐ろしい。二度と近づかない」と思うひ人、両極端だと思います。
彼女の楽曲の傾向として、「カウントダウン」のように、全面的に狂気を表現しているものと、「強く儚い者たち」のように穏やかなメロディ上に残酷なメッセージをのせているものとがあります。そして、時々、純粋にロマンティックなものもあります。
二番目に挙げた「穏やかなメロディーに残酷なメッセージを載せた楽曲」が初期には比較的多いので、聞いているほうとしては油断ができません。私は、そんなところにも惹かれました。サビ部分で爽やかに残酷な言葉を投げかけてくるので、心を引き付けられ、耳から離れません。彼女の心からの悲鳴なのだと思います。彼女は表現していかないと生きていくのが難しいタイプのアーティストなのでは?とも思っています。
そんな彼女も、最近では、健康的な表現者として活躍しています。それもまた彼女のファンとしては、喜ばしく思っています。ちなみに、初期の楽曲の中でもお勧めなのは「rainning」です。

戦艦ぽんかん太郎
10

こっちまで楽しくなる!

彼らは可愛い女の子ボーカルにギター、ベース、トロンボーン、ラッパ、ドラムの男の子の6人組のバンドです。バンド名もだいぶふざけていますが(いい意味で)曲名から「おやつの時間」だったり、「ハンバーグレボリューション」だったり、ゆるめでほんわかした雰囲気です。比較的食べ物ソングが多いような?生きる上で食は大事なので共感しかありません。
ボーカルの女の子は小柄ながら、中々パワフルボイスでステージ上を華やかにします。金管楽器系バンドはその音ばかりが目立っているバンドもありますが、ぽんかんは静動、強弱のメリハリを心得ているなと感じます。もちろんみんな演奏力もバッチリです。ジャジーな曲だったり、え?遊びながら作った?な曲だったり(いい意味で)バラエティに富んでいて飽きることがありません。何よりも、演者さん自身がとても幸せそうに、最高の笑顔で演奏されているので思わずこちらも笑みが浮かびます。メンバー間の仲の良さが伺えてとてもうらやましく感じます。何回かライブに行かせて頂いていますが、たまにオリジナルドリンクを販売してたりするので飲みながらリラックスして聞けますよ。ぜひ御一聴下さい。

ヲタクに恋は難しい / ヲタ恋
10

理想のオタク像

オタクに恋は難しい。そんなタイトルのコミックですが、オタクがしっかりと恋愛をしていく話です。このマンガに登場するオタクは仕事もしっかりと出来、コミュ力もあり、容姿もしっかりとしている、社会にしっかりと参加しているオタクです。なので、、オタクという要素がスパイスとなった、私の理想のような恋愛が展開されていくマンガでした。

オタクっていう人種は、仲間さえ見つければ普通の社会人よりもずっとイベントや楽しみ話題も多く、モテキャラになりやすいと私は思っているので、こういうマンガを読むと凄く楽しいです。私はオタクで恋は出来ないと思っていた思春期を過ごしましたが、今は割と普通に恋愛も楽しめるようになったので、オタクに恋は難しいとは言うものの、オタクの恋は素晴らしいとも思っています。なので、オタクという自覚のある人。非モテだろうが、モテ属性だろうが、恋愛話しを楽しんでほしいので、この作品はオタクと自覚のある人全員にオススメします。そしてこんな恋したいです。恋って楽しいな。そう思える。オタクって楽しいな。そう思える。ふたつの理由から、私の中では満点でオススメのマンガです。

つみきのいえ
10

愛と家族

おじいさんが、愛くるしい。
ナレーション有、ナレーション無の2パターンがあるのですが、まずはナレーション無で是非みて欲しい。

短編アニメ映画で、たった15分程しかありません。でも、そんな短いとは感じないのではないでしょうか。まるで何倍もの時間を観ていたかのような、心に響く映画です。

徐々に水に沈んでゆく街で独り暮らしているおじいさんの話。
どんどん家が沈むので上へ上へと高く増築してく。
そんな中、あるきっかけで先だった「おばあさんと過ごした日々」から思い出をさかのぼっていくおじいさん。それはまるで人生そのものを振り返るかのよう。
その細かな描写が、とにかく心あたためられる。
ナレーションなんて無くたってきっと伝わるはず。

おじいさんの思い出を共に見る事で、独りで生きる最後ってどんなだろう。人生ってなんだろう。愛ってこういう事か。伴侶って素晴らしいな。子供って家族っていいな。と感じさせられます。
今はたった独りで生きているおじいさんだけどおじいさんは独りではない。
子供から大人まで、大切な人と観たい一品です。
絵のタッチも絵本のようで、とても繊細でやわらか。
きっとナレーション無の次にすぐナレーション有で観ても2回泣いてしまうと思います。

名探偵コナン ゼロの執行人 / Detective Conan: Zero The Enforcer
9

安室さんがとにかくカッコいい!!風見さんも頑張った!

「名探偵コナン」という作品から離れて久しい私。昔は漫画を読んで、アニメも欠かさず見て、映画も見ていました。しかし、なんか黒の組織の展開もマンネリ化気味……、アニメの放送時間が変わると同時に自然と作品から離れてしまいました。そんな私がコナンという作品に、再び夢中になるきっかけは、安室透でした。
私立探偵兼ポアロのバイト、黒の組織のバーボン、そして公安の降谷零。トリプルフェイスを使い分け、何事も完璧にこなしてしまう彼。
正義のためなら手段を選ばない彼は、テロを事故として片付けられることを防ぐため、嘘の証拠をでっち上げて毛利小五郎を容疑者として逮捕させるよう仕向けます。今回の安室さんは敵かもしれない……。コナン同様、私もそう思いました。風見の口からも、安室さんが被疑者を自殺に追い込んだ過去があると聞き、ますます安室さんが一体何を考えているのか、何が目的なのか、そして本当に今回は敵なのか……、思い悩まずにはいられませんでした。
しかし、映画が進むとともに真実が明らかになり、安室さんは協力者となったコナンくんと共に事件の解決、そして日本を守ることに成功します。現実離れしたカーチェイス、安室さんのハンドルさばきには惚れ惚れしてしまいます。
安室さんは誰よりも国を守ろうとしている。そして、誰も傷つけまいとしている。映画を最後まで見るとわかります。安室の女が何故、この国に溢れているのか……。

AAA / トリプル・エー
10

AAAの素晴らしさ

AAAは男5人、女1人のグループです。
なぜAAAをオススメするか、それはまずはダンスです。一人一人のダンス力の高さ、そして6人の息の合ったダンスは一度見ると魅了されてしまいます。特に、『still love you』という曲はダンスをしながら移動し、踊りながら歌うという凄さがあります。次に、メンバーそれぞれの歌唱力です。メンバーはAAAでのグループはもちろん、ソロでも活動を行っています。そのため、歌唱力が抜群に高く、誰がセンターになってもおかしくないものだと思います。AAAは今年で12年を迎え、今なお人気のあるグループです。この前はドームツアーも成功し、勢いのあるエンターテイメント型のアーティストです。曲はポップなものから、バラードのような落ち着いた曲まで、幅広く歌っています。私が一番好きな曲はGREEEENが作詞作曲をした、『虹』という曲です。リズムもよく中毒性のある曲で、最後NIAAAのリーダー浦田直也とセンターの西島隆弘の歌うところがあるのですが、その人並み外れた歌唱力は圧巻です。これが私がAAAをオススメする理由です。是非聞いてみてください。