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6nmeefow461のレビュー・評価・感想

ハイキュー!! / Haikyu!!
10

青春のハイキュー!!

高校男子バレーを題材にした「ハイキュー!!」。
率直な感想は「見れば見るほどハマる」。
友人に勧められ正直気乗りしませんでしたが、時間があったので見てみることに。

第一話は主人公、中学生の日向と影山の出会いから始まります。
試合で対決した日向は影山を倒したいという思いを胸に烏野高校へ入学します。が!!何とそこにはライバルの影山が!!
最初は受け入れられずに対立する日向と影山ですが、先輩や先生に支えられ成長していく姿や前向きに取り組む姿勢にどんどん魅了され、あっという間に全て見終わりました。

そして何度か繰り返し見る度に、日向だけではなく、他の登場人物の視点でも、ハイキュー!!を楽しむことができます。
個人的に感じることは登場する全ての高校の3年生が素晴らしいです。
主将はもちろんですが、他の3年生も素晴らしく、1年生や2年生に指導する姿、最後の試合になるかもしれない、負けられない、勝ちたいと心から頑張る姿に、涙が止まりませんでした。
烏野高校での視点、音駒高校での視点、梟谷高校での視点。
それぞれに思いがあり、何度でも繰り返して見たくなる作品です。

友人から勧められてみたアニメにここまでハマるとは思いませんでした。笑
初めてアニメの登場人物のステッカーを購入しました。笑

皆様も是非一度、見ていただきたいです。

川本真琴
8

元祖ガールズポップ

川本真琴というアーティストは、ちょうど私が中学1年生の思春期真っ只中に現れた。

『るろうに剣心』というアニメのオープニングの主題歌で彼女の曲を初めて聴いたとき、その可愛い歌声と早口だけど部分的に聴き取れる歌詞、そしてかつて聴いたことのないコード進行・メロディに衝撃を受けた。
私自身ピアノを習っていたので曲の流れや和音の使い方は知っていたが、彼女のその奇想天外な曲展開や聴いたことのない音の組み合わせに一気に魅了されてしまったのである。

すっかり魅了された私は大急ぎで彼女の出ている番組をチェックした。
テレビでしゃべる彼女は番組のMCを困らせてしまうほどの天然っぷりで、しかし曲が始まると一気にアーティストの顔になる。

顔も抜群に可愛くて、オシャレで、類まれなる音楽の才能。
当時コンプレックスの塊だった私が憧れを抱いたのは言うまでもない。
そして何よりも私の心に刺さったのは、思春期の「なんとも言えない」気持ちが散りばめられた歌詞。
甘酸っぱいというありきたりな表現には当てはまらない、なんだかむず痒くて、なんだか切なくて、なんだか叫びたくなりそうな、その「なんだか」を表現するのがとてもうまいのだ。

それは例えば、「ひまわり」という曲の「浴衣とスニーカーで一緒に隠れた」や「半分こにした宿題だけが机の上にすっぽかされてひろげてあるよ」という歌詞。
直接「せつない」という言葉を使わずとも、こんなにみずみずしく表現できるなんて…。

彼女が出したファーストアルバムの名前はまさに「川本真琴」。
多面的な彼女の自己紹介のような、どれも彼女らしい曲揃いで貪るように聴きまくった。
そして、私は中学生から高校生になった。

高校生になってからは生活がだんだん充実してきて、大学生になり忙しくなって彼女の曲はすっかり聴かなくなってしまった。
しかし、酸いも甘いも噛み分けて大人になった今だからこそ聴くと、なんだか可愛くて、なんだかこそばゆい。
当時の「なんだか」という気持ちを持った中学生の頃の純粋な自分に戻れるのだ。

私にとって川本真琴というアーティストは、そんな唯一無二のアーティストである。

ブロークン・フラワーズ / Broken Flowers
8

オチはないけどおもしろかった。

ビル・マーレイってかつてモテまくった男感がすごく出ているなあと思いました。昔モテた男ももはやおじさんってのがなんか切なくてよかったです。自分に19歳の息子がいるかもとドキドキしていて、ちょっと小心者だなと思ったけど、人なんてそんなものなのかなとも思いました。コミカルな話なんだけど、哀愁もあって、人生も中盤をすぎた私には刺さりまくりました。
いろんな女性といろんな恋愛をしていたけど、そのどの話もおもしろかったです。短編集みたいな仕上がりになっているので、見ていてあきませんでした。こういうスタイルの展開もいいなと思いました。気まずい様子とかオドオド感とかがすごく伝わってくる様子で、言葉ではない演技のすばらしさを見せつけられたような雰囲気です。
最後もなんかちゃんとしたオチがあるわけでもなくて、それが逆にこのお話には合っていたかなという印象。きちんとオチをつける映画もあるけれど、結局昔の恋なんて、今追いかけてもよくわからないものなのかもしれません。あの手紙を出した人はどういうつもりだったのかもよくわからないけど、送り付けたくもなるよねと女心に思いました。もともとロードムービーが好きということもあり、結構お気に入りの映画です。

Vivy -Fluorite Eye's Song-
10

自我を得た歌姫の声とは

『Vivy -Fluorite Eye's Song- Vocal Collection ~Sing for Your Smile~』は、オリジナルアニメ『Vivy -Fluorite Eye's Song』の劇伴からヴォーカル曲のみを集めた一枚だ。全曲にわたってクオリティの高いアルバムで、アニメの作品世界を知らなくても充分に鑑賞に値する作品になっている。
アニメ作中では、自律型AIであるVivyの百年にわたる孤独な闘いが描かれている。AIの暴走を抑え、人類との戦争を回避させるという崇高な目標に向かって奮闘するVivyは、劇中でしだいに成長をしていくが、それにともない曲調も歌い方も変わっていく。一曲一曲、作中の時系列で並べられた曲を聴いていくことでい、リスナーはVivyの成長を追体験できるという構造だ。むろん、最初に書いたように、物語背景など知らずとも楽しめる極上の一枚だ。
並ぶのは耳に残る名曲ばかりだ。冒頭のVivyによる「Sing My Pleasure」の緊張に満ちたイントロから、二曲目はキュートなヴォーカロイドを思わせる汎用型歌姫AIのアップチューン、「Happy Together」で心はすっかり掴まれる。
三、四曲目と、しっとりしたVivyの曲が続いた後、五曲目は悲劇のAIエステラとエリザベスの「Ensemble for Polaris」の感動の歌声に震える。
六曲目はグレイスによる「Sing My Pleasure」だ。Vivyバージョンとアレンジが変わっているのを聞き比べてもいい。
七曲目の一転してハイテンポで迫る「Galaxy Anthem」を聴く頃には心がすっかり囚われ、ラスト十曲目の「Fluorite Eye's Song」まで一気に運ばれていることだろう。
全編を通して優れた歌唱だが、特にVivyである八木海莉の歌が図抜けている。本当に良い仕事だ。また音質も悪くない。女性ヴォーカルものが好きな方なら、ぜひ一聴していただきたいアルバムだろう。

シャークトパスVSプテラクーダ
5

ありえないモンスターが面白い

これは恐怖映画の中でもツッコミどころ満載な三流映画な感じでしょうか。
構成的には面白いのですが、何だか勿体ない感じです。
人間のエゴで生まれてしまったモンスター。サメとタコが混合したシャークトパスと、プテラノドンとバラクーダの混合したプテラクーダ。もう、まず最初からツッコミたくなったのは、サメとタコは存在してるからわかりますが、プテラノドンて生存していないのになぜ混合できるのかが不思議すぎ。
私のツッコミはもうそこからスタートでした(笑)。しかも、このモンスターを手なずけようと頑張る人々の心理自体が恐い。リアルにもし、こんなモンスターが生まれたとしたら小さいわけではないので、普通は逃げちゃいそうですけど。
でも、こんなモンスターでも心はやはり生きてる限りあるようで、ちょっとウルっとしちゃいそうなシーンもありました。
最後は、まぁ、おそらくそうなるであろうという、想像通りのジ・エンド。でしたが、本当につまらない映画であれば途中で観るのを諦めてやめてしまいますが、最後がどうなるのか気になって最後まで観ることができたので、クオリティを求めなければ、ハラハラドキドキできる恐怖感もあり、面白く観れる映画だと思います。

海皇紀
9

おすすめ漫画『海皇紀』

おすすめする漫画のタイトルは『海皇紀』。『修羅の門』、『龍師の翼』などの作品を生み出している川原正敏先生の、海を舞台にした海洋浪漫漫画である。
物語は「イルアンジャ」という人物を探している少女と伝説の兵法者が、日本刀を背負い影船という伝説の帆船を操る男ファン・ガンマ・ビゼンに出会うところから始まる。「イルアンジャ」を追う者、世界を手に入れようとする者、王になろうとする者、様々な人間の思惑が絡まり物語が進んでいく。
この漫画の面白い要素の一つは、主人公ファンのキャラクターにある。やはり物語にキャラクターの魅力は欠かせない。彼は怠け者で飄々としているが、やるときはやるので仲間からの信頼も厚い。背中の日本刀を使えば一刀両断、無手でも負けなし、しかも頭も切れる。さらに過去や正体に謎があるという読めば読むほどはまり込んでいる要素が多数散りばめられている。『修羅の門』を描いた作者らしく、戦闘シーンも動きがあり楽しく読めるのだが、それもさることながら帆船のレースのシーンがめちゃめちゃ面白い。自分は帆船の操舵方法やパーツの名前も知らず、全く帆船に詳しくないのだが解説も分かりやすく、レースの緊張感を感じながら楽しむことができる作りになっているのは流石である。
一度手放したのだが、再度読みたくなり全巻再購入したおすすめ作品。すでに完結している(全45巻)ので、ぜひ読んでみてほしい。