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55makiy3

55makiy3のレビュー・評価・感想

未成年だけどコドモじゃない
8

ヒロインが応援できる。

未成年だけど子どもじゃないっていうのは、結婚しているってことだったんだねって感じです。すごく自信家で夢見心地のお嬢様と、その特徴を聞いただけでは腹立つ女性ですが、本作のヒロインにはとても好感がもてました。すごくポジティブでいい子で応援したくなります。やっぱ、主演の平祐奈さんの力が大きいですね。彼女のことはあまり知りませんでしたが、今後注目したいです。
私はドS男子って嫌いなので、中島健人演じるヒーローは、ちょっとなあと思ったのですが、それでもめげないヒロインを見ると、カッコよく見えてきたりしました。実際にいると嫌ですが、フィクションの中のドSはありかもしれません。

いろいろとぶっ飛んだ設定で、こんなお嬢様いないよって感じでしたが、話自体、16で好きな相手と結婚できたけど、それは内緒みたいな、少女漫画っぽい話なので、その他の部分も現実離れしててよかったと思いました。また、コミカルなシーンが続く中、泣かせるシーンもあって、それがよかったです。やっぱり、いくつになっても恋する乙女が自分の心のどこかにいるのでしょうか。
恋で悩む女の子を見ると泣いてしまいます。思った以上におもしろくて、コメディ色が強くて誰でも楽しめる作品になっています。おすすめです。

金田一少年の事件簿
6

怪物の仮面を被った人間か、人間の仮面を被った怪物か。

IQ100前後が人間の平均と言われる中、主人公17歳の高校2年生、金田一 一はIQ180の天才的な頭脳を持つ。だが、学校の勉強やスポーツは全くと言っていいほど出来ない。出来ることといえば祖父である名探偵である金田一耕助譲りの推理力くらいで。

金田一 一は人一倍正義感が強く、人間味が溢れるキャラクターであり、幼なじみの七瀬美雪とのコンビネーションも夫婦漫才のようで見ていてほのぼのとする。

この作品はタイトルでも分かるように主人公金田一 一が行く先々で事件に巻き込まれ、その推理力で難事件を解決していくという主題である。
どこかで聞いたことのある設定だと感じる人もいるだろう。
金田一少年の事件簿は1992から2001までマガジンで連載。2004年夏以降は不定期に、2013年から2017年は改題して連載。
2018年からは「金田一37歳の事件簿」も連載とファンから長く愛されている。

作中で起こる事件での登場人物は主人公たちを除くと4人以上が多く、その中の2人以上が殺されてしまうという所謂連続殺人である。事件を起こす犯人は「雪夜叉伝説の雪夜叉」のようなその土地に伝わる伝承に出てくる怪物をモチーフにした変装、オペラ座の怪人のような不気味な見た目の怪人を装って犯行をする。その怪人(犯人)が同行者たちの中の誰なのか、を暴くというのも1つ他と違う面白い要素。また事件毎に色んな怪物たちが登場する点も、見所である。
犯行が伝承や都市伝説等になぞらえているため、殺害方法が死体をあちこち切り取る、顔を潰された死体などとグロテスクな描写があるため、注意が必要。
金田一耕助シリーズの小説でもそういった描写が出てくるため、オマージュしたのかと私は考えた。

ある事件の被害者または身内が被害者になってしまい、その加害者を憎んで犯罪に手を染めてしまう、中には壮絶な人生を歩み自分の人生を変えたくて行動してしまうものもおり、同情というよりは人間の危うさのようなものを感じる場面が印象的だった。

17歳の瞳に映る世界
8

タブーに切り込んでいた。

すごく考えさせられる映画です。本作の中で女の子は性の対象としてしか男から見られてなくて、恋とかそういう甘酸っぱいものは全くありません。中絶についても親の同意が必ずいる州に住み、女だけが責任を取らされている印象を受けました。バイト先でもハラスメントを受けるし、家族にも相談できないし、すごく孤独で辛かっただろうというのが伝わってきました。それをセリフじゃなくて、表情で表しているのも本作の魅力です。顔のアップが多いのですが、すごく気持ちが伝わってきて、グッときます。4つの選択肢で、カウンセリングに答えるところなど、もうやばかったです。この4つの選択肢、ない、あまりない、たまに、いつもってのが原題になっていて、すごくいいタイトルだなと思いました。選択式だから答えるのも楽かなって感じだけど、いろいろつっこんだ質問をされ、答えることで自分の置かれた立場が浮き彫りになって、すごく辛かったと思いました。中絶についてはタブー視されたり、若者が一人でできなかったり、大変な状況がいまだにあります。そのことで、ちゃんとした医師にかかれず、自分で処理しようとしたり、闇医者のとこにいったりして、女性が亡くなったりしているとしたら、すごくダメなことだと思います。この映画はタブーに切り込んでいて、すごくよかったと思います。

エイリアン / Alien
8

それまでCM監督だったリドリー・スコットがメジャーデビューを果たした古典的SFホラー映画『エイリアン』

『エイリアン』は1979年に公開されたSFホラー映画の古典であり、監督はリドリー・スコットが務め、主演女優のシガニー・ウィーバーは本作での成功で名前を売りました。
「狭苦しくて暗い宇宙船の中で、得体の知れない異星人と戦う」というストーリーラインのフォーマットはその後の類似作に踏襲されることになりました。
映画原題の「Alien」の本来の語義は「外国人」ですが、本作以降は「異星人」の固有名詞として広く流通することになりました。
初回公開時の映画のコピーは「In Space No One can Hear your Scream.」で、「宇宙ではあなたの悲鳴は誰にも聞こえない」と訳出されました。
攻撃的な異星人のデザインは、スイスの有名デザイナーであるH・R・ギーガーに委嘱されました。
ギーガーはシュルレアリスム系の作風を特徴としていて、本作で一躍有名になったおぞましいフォルムを持つエイリアンを造形しています。
ちなみ本作以降『エイリアン2』が製作されていますが、こちらの監督はリドリー・スコットではなくて、ジェームズ・キャメロン。ミステリーよりもアクション大作として仕上がっています。
『エイリアン』は惑星間宇宙船を舞台に設定されたお化け屋敷的なストーリー展開の古典的なスリラー映画と評されることもあり、恐怖映画の常套手段を墨守しながらも、斬新な視覚イメージでSF作品として攻めたところに監督リドリー・スコットの非凡な力量を見る評者もいます。

ブルーピリオド / Blue Period.
8

繊細系主人公による新感覚芸術青春漫画

2021年にアニメ化が決定した漫画「ブルーピリオド」。山口つばさによる作品で、講談社アフタヌーンで連載をしている。かなり評判が良いと聞いていたので期待して読んたのだが、その期待を超えてくる作品だった。
以下にあらすじを紹介する。
主人公は矢口八虎(やぐちやとら)という高校2年生の男子。成績優秀ながら、素行はお世辞にも優等生と呼べるものではなく、友人と飲み歩くこともしばしば。持ち前の器用さで何事もそつなくこなしてきたが、どこか空虚な気持ちを抱いて日々を送っていた。
そんな折、学校の美術室で偶然「森先輩」と呼ばれる女性が描いた絵を見て、心を動かされる。次第に美術に興味をもった八虎は、生まれて初めて突き動かされるような衝動を覚え、やがて芸術の道へと進んでいくために奮起していくのであった──。
数多くの物語が巷に溢れ、どこか似たような設定、見覚えのあるキャラクターたちが氾濫する中、この漫画は新たな視点と世界観を感じさせてくれた。特に主人公・八虎の心理描写には胸を打たれる場面が多い。人が良く夢に向かってまっすぐで、好感の持てる、いわゆる「王道の主人公」感の強い彼だが、感受性が強く、ともすれば女々しいと言われてしまいそうなほど繊細で柔らかな心を内側に秘めている。そんな彼の成長を描く本作だからこそ、彼の芸術が今後どのように進化していくのか、彼の行き着く先はどのような場所なのか、気になって仕方がない。そして、物語の根幹にはしっかりとした「アツい部分」があり、美術という題材とうまくマッチしていると感じた。
「ブルーピリオド」は、今一番勢いのあると言っても過言ではない、文化系熱血漫画と言えるだろう。

転生したらスライムだった件 / 転スラ / That Time I Got Reincarnated as a Slime
10

転生したらスライムだった件

この作品は主人公が通り魔に刺されて死んでしまう所から始まります。死ぬ直前女の人が語って来るのですが主人公にはまだそれが何なのか分かりませんでした。そして主人公は死にある洞窟で目を覚ますのです。その姿が水色の体をしたスライムだったのです。
最初の時は目も見えなくて感覚だけあったのでそこら中の洞窟に生えてる草や鉱石などを食べまくっていました。そんな時下層に落ちて一匹の龍と出会いそして友達になりお互いに名前を与えられたのです。
そして名前を貰ったスライムは洞窟を後にし森に出て歩いていたら、ゴブリン達と出会い傷ついたゴブリン達を癒ました。そしてゴブリンの長老に今の現状を伝えられると一緒に狼達と戦う事になるのです。主人公のスライムは知恵を出して狼達の襲撃に備えます。ゴブリン達にすれば狼は恐ろしい天敵でしたが主人公の知恵と能力のもと狼の長を倒し、主人公のスライムは狼の長を食べ擬態し、狼の長の姿になって狼達を追払おうとしますが、狼達は主人公にひれ伏し主人公を主として崇める様に。そしてゴブリン達の村は狼達を迎え平和になりました。
そこからまた問題が浮上して主人公は知恵を出してその問題を解決しようと動きます。そうして仲間が増えたりバトルが激化したりと面白い展開目白押しです。良かったら見て下さい

キングダム / KINGDOM
10

漫画をいい感じに忠実再現!

映画のキングダムを見に行っで来ました。
とても面白かったです。

漫画のキングダムが好きな人には絶対に見てほしいです。
普通の漫画の実写化ではその原作を好きな人には実際、不満を持たれることが多いかと思います。
ただこの映画は知っている人も知らない人もだれでも楽しめる映画だと思いました。

私的にはほぼ完璧に忠実再現できていると思いました。
信もえいせいも王騎将軍も素晴らしかったです。

ただ、長澤まさみ演じる、ようたんわはやー違うかなーとは思いました。
大女のイメージだし、可愛すぎるだろと思ったのですが
意外に良かったです。

戦いのシーンになるとちゃんとめちゃくちゃ強くて、美しい。
忠実再現ではない気はしましたが、とてもしびれました。

あとは橋本環奈演じるカリョウテンですね。
ぴったりっちゃぴったりだと思いました。
ただ、女の子すぎるのが少し嫌でしたね。
おいおい女の子であることが判明するのに、ぱっとみでかわいい女の子すぎました。

話自体もとてもよかったです。
エイセイの弟の反逆から城を取り戻すところまでですが。
しっかりとハッピーエンドだし、それぞれのキャラのいいところがしっかりと出せています。

この映画は、だれが見ても楽しめると思うので
ぜひみんなに見てもらいたいです。

この男は人生最大の過ちです
8

僕を奴隷にしてください!

『この男は人生最大の過ちです』は、久瀬しき作の少女漫画です。製薬会社の事務として働くOL『佐藤唯』は、愛犬を病気で亡くし、バーでやけ酒をしていたところ、隣に座っていた男性に嫌みを言われてしまいます。腹が立った唯は、席を離れたその男性にわざと足を引っかけて転ばせるのです。のちに、この男性の正体が、自分が勤めている会社の天才社長『天城恭一』だということが分かります。唯はクビを覚悟しましたが、天城恭一は、衝撃の一言を唯に伝えるのです。「僕を奴隷にしてください」、と。たまたま友達に紹介してもらって読んだこの作品。最初は一般的なストーリー設定だと思っていましたが、違いました。また、登場するキャラクターが個性的で、ひとりひとりにフォーカスしたストーリーが、毎話面白いです。