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0xkmyk9854のレビュー・評価・感想

スカーフェイス
8

夢と闇のはざまが描かれた名作

『スカーフェイス』は、1983年に公開されたアメリカ映画で、主演はアル・パチーノです。この映画は、キューバからアメリカにやってきた男、トニー・モンタナの物語を描いた作品。トニーはアメリカで成功を夢見ていますが、彼の方法はとても危険で違法です。
物語は、トニーがマイアミに到着してから始まります。彼はすぐにアメリカの裏社会に関わるようになり、麻薬取引を開始。トニーは賢く、勇敢ですが、彼のやり方は非常に暴力的です。彼はどんどん力をつけていき、やがて麻薬王としての地位を確立します。
しかし、トニーの成功は長くは続きません。彼の暴力的な方法は多くの敵を生み出し、最終的には彼自身にも危険が及びます。映画はトニーの人生がどのように破滅へと向かっていくかを見せています。

『スカーフェイス』は、アメリカンドリームの暗い面を描いた作品です。トニー・モンタナは成功を夢見ますが、その方法が彼を破滅へと導くという、強烈なメッセージを持っています。
アル・パチーノの演技が非常に印象的で、彼のキャラクターの強さと脆さを見事に表現しています。
この映画は、暴力や犯罪が多いため、見る人を選びますが、アメリカでの成功と失敗、道徳的な選択について考えさせられる作品です。特に、若い人々が成功を目指す際にどのような道を選ぶべきか、という重要なテーマを考えるきっかけを与えてくれます。

月がきれい / as the moon, so beautiful.
10

青春

ご紹介させていただくのは、2017年の4月から6月までに全12話で放送されたオリジナルTVアニメです。この作品は、主人公「小太郎」が中学3年で初めて同じクラスになった「茜」とひょんなことからお互いを意識しだし、恋人関係まで発展していく物語です。その中で、クラスメイトや友達などの周囲との関わりによって、小太郎や茜の精神的な成長が垣間見え、また、色々な変化や不安に苦しみながらも、瞬く間に駆け抜ける季節の中で、切なくも感動する青春ラブストーリーを描いています。そして何といっても外せないのが、背景や建物などの美しさです。作中には学校や旅館などの建築物がたくさんでてきます。その一つ一つが細かく綺麗に描かれており、背景も鮮やかで、2017年に作られた作品とは到底思えないほどです。それと相まって、作中のキャラクターの表情も綺麗に描かれております。恋をしたことがある方は、学生時代の甘酸っぱくも苦いような恋愛の記憶がよみがえる作品になっております。そうでない今初めて恋をなさってらっしゃる方も、このような恋愛をしてみたいと心から思わせてくれるはずです。今一度皆さんでこのアニメを手に取り、恋愛というものの素晴らしさを一緒に感じ取りましょう。

ふしぎ遊戯 / ふし遊 / Fushigi Yugi
9

『ふしぎ遊戯玄武開伝』で描かれる戦いと希望

『ふしぎ遊戯玄武開伝』は、渡瀬悠宇による漫画作品です。玄武、白虎、朱雀、青龍の四神伝説と天の赤道に28の恒星を配した二十八宿思想をベースに、四神を呼び出す少女の戦いが描かれます。朱雀と青龍を巡る『ふしぎ遊戯』の続編にして、前日譚です。
大正時代の女学生・奥田多喜子が、反発していた父の訳した書物『四神天地書』に吸い込まれ、本の中に広がる異世界で玄武の巫女となります。神獣を司る七つの星を証としてその身に宿す七星士と共に玄武を召喚するのが巫女の役目ですが、その道なりは過酷なものでした。
前作の『ふしぎ遊戯』では、巫女や七星士は救世主として扱われましたが、多喜子は本の世界における初の巫女です。「国に危機が訪れる時、異界から巫女が現れる」との伝承があり、巫女も七星士も不吉の象徴され迫害されてしまいます。
北甲国の皇帝。テギルは圧政を敷いて人心に見放され、テギルの兄のテムダンは「父王を殺す」との予言故に七星士でもある息子の女宿(うるき)の命を狙い、北甲国を狙う倶東国の軍勢も巫女や七星士を厄介に感じて討伐隊を結成するのでした。
多喜子たちは、救世主どころか、天災や人災の元とされてしまいます。それでも、多喜子は次第に巫女として北甲国を救いたい気持ちが芽生え、七星士たちも共に旅をする内に彼女と共に玄武を呼び出したいと願い、女宿は多喜子と愛し合うようになります。しかし、巫女は神獣を呼び出し、願いを叶えたらけ贄として食われる運命でした。一度現実世界に戻った多喜子は、母から感染した結核により余命いくばくもない命となります。
この作品では登場人物の多くが心に傷を負い、各々の信念の下に行動します。そして、各々の運命を乗り越えていくのでした。七星士は、多喜子が玄武を呼ばずに済むよう自分たちだけで倶東国軍を退けようとしますが、北甲国に氷河期の予兆である天変地異が訪れます。
多喜子は自分の使命を果たしたいと皆を説得し、玄武を呼び出すことに成功しました。結核の症状、玄武に身体を食い荒らされる痛みと戦いながら北甲国に春をもたらし、倶東国との戦で傷ついた者を敵味方関係なく癒します。
願いは三つ叶えられますが、二つ目の願いが叶ったところで多喜子は死亡、女宿や皆に国の行く末を託し、満足して息を引き取りました。
命がけで、他者の為に玄武を呼んだ巫女を不吉と見なす者はもうおらず、皆が巫女に頭を垂れました。
葛藤、病、自身の宿命と、あらゆる戦いが『ふしぎ遊戯玄武開伝』では描かれています。多喜子の場合は巫女になった自分の責任を果たす為に病と闘い、巫女の宿命と戦い抜きました。『ふしぎ遊戯』で巫女、七星士が救世主とされているのは、多喜子の戦いによるところも大きいでしょう。
その他のキャラクターの戦い、それによってもたらされる希望も見どころと言えます。

ワールドトリガー / ワートリ / World Trigger
10

アニメ ワールドトリガー

ある日、日本の三門市に異世界へと通じる門(ゲート)が発生。ゲートからは巨大な化物、近界民(ネイバー)が無数に現れこちらの世界を侵略した。人々が恐怖に震え逃げ出そうとしたそのとき、界堺防衛機関(ボーダー)と名乗る一団が現れ、ネイバーを撃退しこう言った。「こいつらのことは任せて欲しい」「我々はこの日のためにずっと備えてきた」。
こうして三門市にはボーダー本部が設立され、未だにゲートが開き、ネイバーが現れるが三門市の住民たちは普通に暮らしている。
それから4年半後、メガネがチャームポイントの主人公 三雲修(みくも おさむ)がボーダーに入隊し、彼が通っている中学校にもう一人の主人公、空閑遊真(くが ゆうま)が転校生としてやってくる。この2人の出会いから徐々に物語が始まっていく。学校が終わって帰ろうとした時、同級生の不良達が遊真を三門市内の警戒区域(ゲートの発生する確率が高い場所)に呼び出す。
遊真を守ろうと修が不良達に向かうが返り討ちにされ、不良達が遊真を囲んで叫ぶ。「お前ら、このチビぶっ殺せ!!」。その時、不良達の頭上にゲートが発生し、中からはネイバーが現れ不良達を襲う。
遊真は「俺たちは逃げようぜ」と言うが修は「あいつら(不良達)を放ってはおけない」と言って戦闘体に変身、トリガー(武器)を構えネイバーに向かっていく姿に遊真は驚く。修はボーダー隊員だったのだ。
しかし修の力ではネイバーには勝てない。戦闘体になると生身のときよりも通常の倍以上の力と身体能力を得るが本人が戦いなれておらず、単純に弱かった。
(修はC級隊員であり、C級隊員は戦闘をすることが禁止とされており、一般の人達の避難誘導をするのが基本である。)
基本的に訓練生であるC級隊員は護身用のために訓練用のトリガーを持たされている。しかし実戦用ではないためトリガーの力も弱い。
修がピンチになったその時、遊真が黒い衣装の戦闘体に変身、ネイバーの体勢を一蹴りで崩し、とてつもない一撃を食らわせてネイバーを粉砕。
遊真のおかげで修は救われた。「お前もボーダー隊員だったのか」と場所を移しながら尋ねる修に対し「ちがうちがう、俺はボーダーじゃないよ」と遊真。
「お前は一体…」と尋ねた修に「俺は向こうの世界から来たんだ。あんたらが言うところのネイバーだ。」と遊真は打ち明けるのだった…

果たして遊真は本当にネイバーなのか?こちらの世界にきた目的とは?そして修はこの状況を理解することができるのか?

レンタネコ
1

レンタネコ屋てなに?

なんだか、変な作品でした。まず、レンタネコ屋というものがなんなのかがわかりません。一応、貸せるかどうかは審査次第とかいってますが、審査って部屋を見にくるだけとかだし、契約書も、契約書とは言えないこどものおままごと道具みたいのだし、猫をなんだと思ってるんだという感じです。レンタネコ屋の女性はすっとぼけた感じでそれがかわいいという狙いなのかもしれませんが、見ていてイライラします。全然癒されません。なんか、重松清さんの作品で猫を貸すみたいなのがあったような覚えがありますが、それっぽい話を作りたかったのかもしれませんが、それとは全然違うと思いました。作り込みが足りないです。監督は猫とか好きじゃないと思います。なんとなく面白そうな仕事だと思って、そういう設定にしたという感じです。話も猫を通じて、人々が心の傷を癒すみたいな体をとってるけど、そんなことないし、レンタカー屋の店員の話なんて、全く猫が関係ありません。話が4つありますが、なんだか退屈です。起承転結がちゃんとあるのは4つ目の話くらいです。レンタネコ屋なのに、猫はそんなに出てこないし、愛らしい姿もそんなに見せません。猫好きの人は見ないほうがいいです。