鎌倉ものがたり / DESTINY 鎌倉ものがたり

鎌倉ものがたり / DESTINY 鎌倉ものがたり

『DESTINY 鎌倉ものがたり』とは、2017年に公開された映画で、西岸良平の人気コミック『鎌倉ものがたり』を実写映画化したファンタジー作品である。監督は、日本アカデミー賞最優秀賞を受賞した山崎貴。主演に堺雅人と高畑充希を迎え、ほかにも大物俳優が勢揃いしている。ストーリーは魔物や幽霊が一緒に生活するという鎌倉が舞台。夫婦の周りでは奇妙な出来事が起こり、自分たちの謎が解き明かされていく作品だ。夫婦の絆を感じることができる温かい映画作品である。

鎌倉ものがたり / DESTINY 鎌倉ものがたりのレビュー・評価・感想

鎌倉ものがたり / DESTINY 鎌倉ものがたり
10

年上の作家に嫁いだ若妻亜希子の不思議な体験とその人生

現実的にはあり得ないフィクションとその運命なのだが、なぜか面白く最後まで飽きないで楽しめた。この作家、一色正和と亜希子は理想の夫婦だと思う。決して仲良い時ばかりでなく喧嘩もするし焼きもちも焼くのだが、根底に愛し合っている2人なので、色々なトラブルも乗り越えていけるのだ。互いに相手がかけがえのない存在、しかも前世でも繰り返し夫婦だったという輪廻があれば本当に唯一無二のパートナーなのだろう。毎日夫婦生活を重ねていい思い出をたくさん作っているから、自分が予期せぬ運命で若くして黄泉の国へ行くことになっても旦那さんとの楽しい思い出が次から次へと出てくる。案内役の死神がさぞかし幸せだったのだろうと感心する。なんという素敵な夫婦であり奥さんだろう。相手を支えるということ、相手が仕事に打ち込めて安らげる過程を作るということがどんなに大変でまた素晴らしい事かつくづく考えさせられる。正和は作家なので家で仕事をする。家が職場でありまた安らげる空間なのだ。毎日作ってくれる朝ご飯、昼ご飯、夕ご飯がどれだけ正和の心を癒してくれているか、亜希子が黄泉の国へ行ってから正和は思い知る羽目になるのだ。人の幸せってきっとこういう思いの積み重ねなのだと思う。運命の人って本当にいるかもしれないな、ふと思った。2人の間に子供ができればその絆はより一層深まっていくことだろう。この夫婦は飽きたり倦怠期などはなく素敵な二人の生活を送り続けるような気がした。

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8

いろいろな登場人物。

三丁目の夕日の西岸良平さんの作品で、人間界と魔界とが近くにある鎌倉を舞台にした探偵もの?となっています。鎌倉ってちょっと神秘的な街だし、魔物とかがいてもおかしくないのですごく舞台設定として合っていると思います。
毎回いろんな事件が起き、刑事がでてくるようなものも、そうでないものもありますが、その推理がなかなか面白いですし、登場人物も魅力的です。一色夫妻は年齢が離れているけど、仲良しで見ていて微笑ましいです。亜紀子さんは小さくて、よく学生に間違えられるという女からしたらあざといなとも捉えられそうな人ですが、すごく可愛らしくて、ドジで共感できるキャラとなっています。いろんな登場人物が出てきて、好きなキャラも出てくると思います。
私は警察にいる魔物と人間のハーフとかの刑事さんたちが好きです。彼らの変わった操作方法も好きですし、ちょっと切ないプライベートの話とかもいいなと思います。
1話完結なので、どこからでも読めるし、移動とかちょこちょこ読むのにも最適です。西岸さんといえば、三丁目の夕日ってイメージもありますが、推理モノが好きならこっちのほうがおすすめかもしれません。
映画化もされたし、とても良い作品だと思います。

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6

粗はあるけど、おもしろかった。

おもしろいなと思うところもたくさんありました。ただ、ちよっと二人がイチャイチャしすぎててなんか気になりました。それに、正和さんの性格が原作とはちょっと違う感じがします。イチャイチャの間は、漫画だと気にならなかったのですが、実写だと男が好きそうな、怖がりで旦那のことをめちゃくちゃ愛しててって感じが、ああ嘘っぽいって感じがしました。いや、それは捻くれすぎなのかもしれません。
正和さんの性格の件は、映画だと両親の秘密を気にしててということが強調されているので漫画より皮肉屋っぽく描かれているのかもしれません。漫画だともう少し大人というか、もっと客観視している人に描かれている気がします。いろいろ気になるところもありましたが、お話は面白かったです。魔物と人間のいる街って設定も面白いし、魔物のための夜市とかは私も行ってみたいなと思いました。
また、家族のために魔物として転生とか、奥さんを黄泉の国までおいかけるとか家族愛、夫婦愛の話でもありました。多少、くさいなと思うところはありつつ、やはりいいもんだなと思いました。私もこんな旦那さんが欲しいです。原作は短編集なのにうまくまとまっていたと思います。また、原作を知らなくても大丈夫な作りになってました。

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8

人間と魔物

三丁目の夕日の西岸良平さんの作品です。映画化もされました。映画は結構、一色夫婦の馴れ初めとかロマンチックな感じに描いているようですが、漫画ではミステリーものです。鎌倉に一色夫婦は住んでて、その鎌倉の近くに魔物達が住む魔界があって、普通の事件とか、魔物とか霊力が関わった事件がおきたり、不思議な出来事が起きたりして、その謎を解くという感じです。別に謎解きが主体というわけでもなく、登場人物の心の動きだったり、日常が主体の回もありますが、ミステリーがいい味を出している作品です。私が好きなキャラは主役の2人はもちろんですが、一色家に仕えているお手伝いのおばあさんです。一色夫が子供の頃からいて、今、何歳なのかというのがよく夫婦の会話にのぼる人です。実はすごい年で魔物なのかなと思える人なのですが、夫婦はまさか、そんな年なわけないと全然気がついてないところが面白いです。あと、レギュラー陣としては、警察署の面々が、霊能者だったり狸だったりして面白いなと思います。映画は甘々だったのかもしれませんが、実際は報われない終わりの回もあって、甘くなく、事件というのは人を無茶苦茶にするという現実がわかって、興味深いです。それに1話完結なので読みやすいです。

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8

優しい死神のいる鎌倉ものがたり

世界観がハマる人にはいいかもしれません。最初はどんな作品なのが想像が出来ずに何気なく観ていましたが、見終わった後にはよい余韻が残りました。
堺雅人さんと高畑充希さんのひょうきんなところがこの作品にマッチして良かったと思います。銀河鉄道999のように電車が飛んで行き黄泉の国に入り天頭鬼とのやりとり。現実にはない不思議な世界。次々と展開していくストーリーや特撮やCGは飽きずに見ることが出来ました。
一番印象に残ったのは安藤サクラさんの死神です。一般的な死神のイメージのように怖くはなくて優しい感じでした。安藤さんの愛情に溢れた名演技にとても好感を持ちました。一色夫婦や死んだ人たちの心の中に違和感なくすっと入っていき、脇役なのに存在感が抜群でした。オーバーアクションであっても前に出過ぎずとても自然で、もっともっと安藤さんと堺さんたちのやり取りを見たかったなと思いました。
全体を通してこの映画は、高齢者も若い大人も子供もそれぞれの立場で楽しめる映画だなと感心しました。子供が大喜びするシーンもあるし、また一方で大人が心情を入れられるところもあるし、何だろうと興味をそそるところもある。いろいろな場面がありました。何しろ見終わったあとの後味がよいのが良かったと思いました。

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8

夫婦で見たい温かい気持ちになれる映画

物語は新婚旅行の帰り、新婚夫婦らしい幸せそうな雰囲気のトークから始まり、小説家の夫と、年下の妻が鎌倉に生活の拠点を移し、暮らし始めるというところからのスタート。
鎌倉は古来からの魔物や霊が住み着きそんじょそこらにいるのは、常識というストーリー設定で、異次元、異空間が展開されてます。
驚くあきこに、それをからかうようになだめる夫、随所随所に出てくるセリフに、きゅんとされられます。
特に好きなのは、スタートの時に、「新婚旅行楽しかったですね」の妻の会話から、「僕は夢のように幸せだ」という普段あまり日本人が口にしないセリフを堺雅人が、さらっと優しそうに語るのがとても気持ちが温まります。
貧乏神を家に招き入れた妻が、「信じられない!」という夫に対し「先生となら貧乏だって平気ですよ」とニコニコというセリフも気持ちいいです。
魔物の仕業であきこの魂が抜けて、霊体はこの世に残ったままになってしまう場面で、先生のそばにいたいけど、そばにいると先生の命が短くなってしまうことを知り、自ら黄泉の国へ行くことを選んだあきこの決意の涙や、それを追いかける夫の必死な姿にも胸がぐっと熱くなります。
あきこを追いかけ、黄泉の国へ向かう時に見える黄泉の国の世界が異次元なのですが、その映像が綺麗すぎて、何度も見たくなります。
黄泉の国へ行き、初めて知った生まれ変わりの話がとても運命的で、さらにストーリーにのめり込みました。
全体的に心が温かく、愛しい気持ちにしてくれた映画でした。

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8

鎌倉に行ってみたくなった!!

鎌倉と聞いてみなさんはどんな印象を持つでしょうか?
私は漠然とした印象は持っておらず、鎌倉幕府があった場所だなと思っていたくらいでした。しかし今では一度行ってみたい!少し住んでみたいと思うようになりました。それは「DESTINY 鎌倉ものがたり」を見たからです。
この映画は西岸良平による人気漫画「鎌倉ものがたり」を、『ALWAYS』シリーズなどで実績のある山崎貴監督が実写映画化した映画です。人間だけでなく幽霊や魔物も住むという設定の鎌倉を舞台に、心霊捜査にも詳しいミステリー作家・一色正和(堺雅人)が新婚の愛妻・亜紀子(高畑充希)と一緒に怪事件を解決していくさまを描いた映画となっています。
主人公とヒロインの恋愛ももちろん見所なのですが(私は途中で泣いてしましました。)、私は舞台である鎌倉の風情ある雰囲気に魅了されてしまいました。『ALWAYS』シリーズでも舞台の素晴らしさが上手く表現されていましたから山崎貴監督の持ち味とも言えるでしょうか。
公式ツイッターでのツイートでは、エキストラを募集して江ノ電を一車両貸し切って極楽寺駅や和田塚駅で撮影されたとありました。緑の車体が、古都鎌倉らしくて、鎌倉ものがたりのイメージにピッタリです。公式HPを見ると電車が映っていますが、この江ノ電の電車が使われているみたいです。他にも横浜市港北区にある高田天満宮、渋川スカイランドパークという遊園地も登場しております。この遊園地は本編の流れが変わる鍵となる場所だと私は思っているので、これから見る方がいたら注目していただきたいと思っています。この映画は舞台の良さも十二分に引き出された上での、笑いあり、涙ありのラブストーリーとなっているので、気になった方は是非一度ご覧ください。

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8

ファンタジー×運命の恋

「DESTINY 鎌倉ものがたり」は、とにかく映像がすごいです!
黄泉の国という死後の世界に行くのですが、その国が本当に細かいところまで作りこまれていて素敵でした。黄泉の国の怪物?のようなものも出てくるのですが、それも迫力がすごくて圧倒されました。普通の世界にも、死神が出てきたり、河童が出てきたりと、映像を見ているだけでも面白かったです!
和製ハリーポッターと言われていましたが、本当にその通りでした!

また、主人公が年の離れた夫婦なのですがその夫婦が本当に素敵です!生まれ変わる度に何回も結ばれているという設定で見ていてキュンとしました。
堺雅人と高畑充希が演じていたのですが、本当に仲が良さそうでラブラブな夫婦っぷりなので癒されます!また、高畑充希のおかっぱがすごくかわいいのです!
2人とも昭和っぽいお顔なので鎌倉がすごく似合っていました!

脇役も豪華で堤真一、安藤サクラ、古田新太などとても豪華でした!
しかし、堤真一は死んで途中からカエルになってしまうし、安藤サクラは死神役だし、古田新太は怪物の役なので声だけの出演だしで、こんな豪華なのにもったいない!と思ってしまいました(笑)

死後の世界のことがメインとなってくる話なのですが、全然暗い感じではないので楽しく見られました!映像もきれいでほっこりする場面も多いので、癒されたい方におすすめです!