東京ゴッドファーザーズ(アニメ映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『東京ゴッドファーザーズ』とは、今敏監督によるオリジナルアニメーション作品で、2003年11月8日に公開された。 ホームレス生活をしていたギンちゃん、ハナちゃん、ミユキの3人はクリスマスの日のゴミ捨て場に捨てられていた赤ちゃん「清子」を見つける。3人は清子の親を探しに出るが、様々な騒動に巻き込まれることになる。
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『東京ゴッドファーザーズ』とは、今敏監督によるオリジナルアニメーション作品で、2003年11月8日に公開された。
ホームレス生活をしていたギンちゃん、ハナちゃん、ミユキの3人はクリスマスの日のゴミ捨て場に捨てられていた赤ちゃん「清子」を見つける。3人は清子の親を探しに出るが、様々な騒動に巻き込まれることになる。
『東京ゴッドファーザーズ』とは、今敏監督によるオリジナルアニメーション作品で、2003年11月8日に公開された。 ホームレス生活をしていたギンちゃん、ハナちゃん、ミユキの3人はクリスマスの日のゴミ捨て場に捨てられていた赤ちゃん「清子」を見つける。3人は清子の親を探しに出るが、様々な騒動に巻き込まれることになる。
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パプリカとは今敏監督によるアニメ映画である。原作は筒井康隆作の小説「パプリカ」。2006年11月25日に劇場公開された。 千葉敦子は夢を共有できる装置DCミニの中で別人格「パプリカ」となって活躍するサイコセラピスト。ある日、研究所からDCミニが奪われてしまい悪用される事件が起こる。なんとか解決策を模索する敦子と研究所の仲間たちだが、事件の影響により夢が現実世界にも影響を及ぼし始める。
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PERFECT BLUEとは今敏監督によるアニメーション映画。日本では1998年2月28日に劇場公開された。 主人公・未麻はアイドルグループ『チャム』の一員として人気を博していたが、女優業のために突如アイドルを引退する。アイドルのイメージを払拭するために、さまざまなことに挑戦していくがその裏で周囲の人間が次々と襲われ始める。
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『妄想代理人』とはマッドハウス製作の今敏監督によるテレビアニメ作品で2004年2月2日からWOWOWにて全13話放送された。癒し系マスコットキャラクター・マロミを生み出した事で一躍脚光を浴びたクリエイターの鷺月子は、次のヒットキャラクターを期待する周囲にプレッシャーをかけられていた。ある日月子が通り魔・少年バットに襲われ、その後も次々と被害者が出る。少年バット事件を担当する刑事の猪狩慶一と馬庭光弘は、捜査を進める中で被害者が他人に言えない秘密や心の闇を抱えているという共通項に気付く。
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千年女優とは今敏監督によるオリジナルアニメーション映画で、2002年9月14日に劇場公開された。 主人公である藤原千代子は小さい頃から女優業を続けていた大ベテラン。お世話になっていた映画会社「銀映」の撮影所が老朽化によって壊されることになり、それに際して映像制作会社の立花源也と井田恭二からインタビューを受けることになる。
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ここでは鬱アニメ、トラウマアニメの中からネットの評判・レビューを参考におすすめの作品を紹介する。『SPEED GRAPHER』、『BLASSREITER』、『パーフェクトブルー』、『がっこうぐらし!』など、おすすめのアニメを多数掲載している。
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数ある映画作品の中には、夢なのか現実なのか区別がつかなくなるような世界観を持つものがたくさんあります。たとえば、『パーフェクトブルー』や『ビッグ・フィッシュ』などでしょうか。他にもいろいろあるので、この記事でまとめました。こういう映画には相性があり、ハマる人はハマるのですが、ダメな人はトラウマになってしまうこともあるようです。紹介した映画を実際に観るかどうかは、あなた次第ですよ。
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ここでは鬱要素、トラウマ要素の強いアニメの中からおすすめの作品を紹介する。『惡の華』、『妄想代理人』、『灰羽連盟』、『GUNSLINGER GIRL』、『パルムの樹』などの名作鬱アニメを掲載している。
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人気作ほど名が知られてはいないものの、名作と呼ぶにふさわしいアニメ作品をまとめてみました。『四畳半神話大系』や『妄想代理人』など、作画が良く独特な世界観に惹き込まれる作品を多く紹介しています。気になった作品は、レンタルや配信サービスなどでぜひ視聴してみてください。
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子供だけでなく、大人も楽しめる名作アニメ映画を7作品紹介する。サイバーパンクの元祖と言われる名作「AKIRA」、原作漫画も人気な「GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊」、狂った世界観が話題を呼んだ「パプリカ」など、思わずレンタルしたくなる作品ばかりとなっている。
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ホームレスのギン、ハナ、美由紀の3人は、クリスマスの夜クリスマスプレゼントを探しにゴミ捨て場を漁っていると捨てられた赤ん坊を見つけます。警察に届けようというギンと美由紀の2人の言葉を無視し、ハナはひとまず赤ん坊をダンボールハウスに持ち帰ります。ハナはおかまのホームレスで生まれた時から一人で、人一倍家族という存在に憧れており赤ん坊を置き去りにすることなどできなかったのです。ギンと美由紀もそれぞれ事情を抱えており、ギンは妻も子供もいながらギャンブルと酒に明け暮れ家を飛び出したのですが、今もなお2人のことを愛しており、一人娘のためになけなしのお金を貯めています。一方美由紀は、猫を捨てられた腹いせに警察官である父親を刺して、そのまま家出した女子高生です。ハナは赤ん坊を清子と名付け、本当の母親を見つけに行くと行って旅に出ます。ギンと美由紀も一緒に同行しますが、3人は旅の道中で出会う個性的な人たちや不思議な出来事に振り回されっぱなしです。しかし、それぞれの家族や愛する人たちとの結びつきや愛を再確認する旅ともなります。登場キャラクターはとっても濃く、コメディ要素が強いのですが家族の愛や奇跡を感じられる心温まる物語です。
アニメ映画監督今敏氏の手により、2003年に公開されたアニメーション映画です。
ホームレスの三人が赤ちゃんを拾うところから始まる本作は、今敏監督の代表作「パプリカ」に比べ、画面が非常に暗く地味です。パプリカが蜷川実花顔負けのファンタジックな夢の画面を数多く見せたのに対し、こちらは基本的に東京の下町が舞台で、しかもホームレスの三人の公園のねぐらなどでストーリーが進みます。また、パプリカの主人公は才能あふれる研究者であり、なおかつ美女だったのに対し、こちらはあまりお風呂に入れてないホームレスのおっちゃんとオネエと家出娘の三人なので基本的に華やかさはないといっても過言ではありません。しかしだからこそ、より身近さを感じることができ、登場人物もどこかで会ったことのあるような親しみを覚えます。また、彼らの周囲の人々もきわめて人間的であり、何らかの問題を抱えながら必死に生きています。三人が勝手なことばかりを言い争い、仲直りをし、それでも基本的に良心に従い少しずつ捨て子の親の情報へと近づいていく様は、自分や周囲の誰かに必ず重なります。映画開始30分後にはもう彼ら3人にたまらないくらいの愛着がわくはずです。
しかし何といってもこの映画の一番の推しはクライマックスのその一瞬です。静かで地味な光景がずっと続いてきたのはこのためだったのかもしれないと思わせるくらい、素朴でありふれて、しかし荘厳で美しい、救いと希望にあふれた本当に美しい一瞬を体験することができます。
あるクリスマスの夜、捨てられている赤ん坊を3人のホームレスが拾うことから物語は始まります。おじさんのギンちゃん、オカマのハナちゃん、家出少女のミユキの不思議な3人組は、拾った赤ちゃんを「きよこ」と名付けます。
夜が明けてきよこを捨てた親を探して東京中を放浪する中で様々な事件が起こります。
事件を通して、3人がホームレスになった理由とか、家族との再会が描かれていて、ものすごいバランスで人々がつながりあっているんです。
ホームレスをしている間はお互いに自分の過去とかを話してこなかったのに、とても信頼しているように見えて、人は新しい絆も作っていけるんだなと思います。
ギンちゃんなんて、仲間にすらホームレスになった理由を自分に都合の良い嘘でキレイな話にしていた。それがわかっても、どうしても憎めない。幸せになってほしいと、心から思う。もちろん、ギンちゃんだけじゃなくて、ハナちゃんやミユキにも幸せになって欲しい。
きよこが捨てられた経緯とか本当の親の元に帰れるまでが、奇跡的な出来事で紡がれています。きよこが本当に不思議な力を持っているんじゃないかと思えるほど自然に。
ホームレスと赤ちゃんが家族の元へ戻っていく再生を描かれているけど、ただの暖かい話じゃない。人間の情けない自己満足とかエゴとかも描かれている面白い作品です。
最後はハッピーエンドなんだけどね。