海獣の子供

海獣の子供

『海獣の子供』とは、海を巡る神話を題材にしたファンタジー物語であり、五十嵐大介による初の長編漫画作品、また漫画原作の同名アニメーション映画である。漫画は、小学館が発行する漫画雑誌『月刊IKKI』にて2006年2月号から2011年11月号まで連載された。映画は渡辺歩が監督し、主人公・安海琉花の声優を芦田愛菜が務め、2019年に公開された。主人公の中学生・琉花が、ジュゴンに育てられた子供・海と空と関わるうちに、自然界の海を巡る現実とは思えないような体験に巻き込まれていくひと夏の物語となっている。

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『リトル・フォレスト』とは、主人公の成長を描くヒューマンドラマであり、五十嵐大介による漫画、漫画を基にした森淳一監督、橋本愛主演の映画である。漫画『リトル・フォレスト』は、作者の実体験を基に制作され、2002年12月から講談社発行の『月刊アフタヌーン』で連載された。映画『リトル・フォレスト』は、2014年8月に公開された『夏』『秋』、2015年2月に公開された『冬』『春』の4部作である。東北地方の小さな村に住む主人公のいち子が、自然に向き合いながら自分を見つめ直すストーリーとなっている。

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海獣の子供のレビュー・評価・感想

海獣の子供
6

大切なことは言葉にならない。映画『海獣の子供』の“語られない”面白さ”

米津玄師が担当した主題歌『海の幽霊』で話題になった、2019年夏公開の映画『海獣の子供』。五十嵐大介の漫画を原作に、渡辺歩が監督を手掛けたアニメ映画です。
物語は、主人公の琉花が、ジュゴンに育てられたという少年、海に出会うところから始まります。
人と話すことが苦手な琉花は、夏休みの初日から部活のチームメイトと揉めたのが原因で、部活に行けなくなってしまいます。しかし少年との出会いをきっかけに、琉花は不思議な出来事を次々と目の当たりにし、海と宇宙の秘密、星の誕生の物語を知っていくことになるのです。
この作品の一つ目の良さは、何と言ってもビジュアルです。
アニメーション制作を担当したのは、『鉄コン筋クリート』や『ハーモニー』を手掛けたSTUDIO4℃。海や雨など水の描写が特に美麗で、自然のダイナミズムを感じさせる圧倒的なアニメーションでした。それだけでなく、凪いだ海や静かな星空など、時折差し挟まれる絵画のようなワンシーンも非常に魅力的です。
そして二つ目の良さは、“多くを語らない”ということ。
「無口でコミュニケーションが苦手な登場人物が、人との出会いや交流を通して社会性を育んでいく」という物語は多いですが、この作品は違います。人は言葉で気持ちを伝え合ったり物事を説明しようとする生物ですが、宇宙ははるかに広く、未だ言葉では説明しきれない神秘に満ち溢れています。言葉ではなく、魂のもっと深いところで、他者だけでなく宇宙や世界とつながる。ここに本作のテーマがあるといえます。
そしてその壮大なテーマを表現可能にしているのは、先述した圧倒的なビジュアルのレベルの高さ。言葉では詳細に説明されず、感覚的な表現で描写された世界観が、ファンタジー好きや考察好きの人にもオススメな映画作品です。

海獣の子供
5

映像は綺麗だけど

五十嵐大介さんの同名漫画を原作としたアニメ映画です。
私は原作を未読なので、お話はちょっとよくわからなかったです。
映像はとても綺麗で、これはアニメなのだろうかと思うほどでした。
原作の絵もすごい綺麗だそうです。綺麗な海って本当に綺麗です。
オーシャンズとかで感じた感動が味わえました。
これはやはり画を楽しむ映画で、物語は二の次なのかなと思いました。
1度観ただけでは全容が把握できないのです。最初の方は導入部分ですから、よくわかります。
人間関係のことで部活に行けなくなるってのも思春期にありがちですし、ふとしたことで友達になるってのもあるかなと思います。
ただ、後半のほうはよくわからなくなってきて、これは原作を読んだ人向けの映画だったのかと思いました。
でも、もしかしたら原作を読んでいてもよくわからない話なのかもしれません。
フィーリングで感じろ的な、ほら動物の形になってく、シャレオツだろ的な、そういうことなのかもしれないです。
なので、好みの分かれる作品なのではないでしょうか。
それでも、やっぱり映像は綺麗だし、海獣ってなんか神秘的だし、見てみてよかったと思います。
原作を読んでからもう一回見てみたいなあと思いました。

海獣の子供
3

壮大すぎる。。

景色の絵は色合いきれいで見やすいです。人間がやたら目もとが大きすぎて違和感ありました。
海の生物はリアルすぎて、良く書かれてるけど怖い。
二人の男の子が出てきて物語が始まるけど その子達との生活を伝えたいのか、海のクジラの話がしたいのか、女の子の夏休みの話を聞かせたいのか途中からさっぱりわかりませんでした。
星の誕生と人の誕生をかけ合わせたみたいだけど、壮大過ぎてなんでいきなりそうなった?!ってな感じで置いてかれた感が半端ない。
実験だかなんだか男の子達を利用しようとしてた大人達はどうなった?
おばあさんは何者?
海洋学者達はなにしてたの?
お父さん、お母さんは結果一緒になれたの?
いろんなところが中途半端でほんと疑問が残る不思議な映画でした。
歌が米津玄師の『海の幽霊』だからかこの映画を知ってる人が多かったです。
19時台でほぼ満席でした。
客層は20代がほとんど、40、50代の方もチラホラ。こちらは映画好きなんだろうなと見られる。
アニメだけど子供は見たら絶対飽きる。ってか怖くて泣く。
もっと明るいイメージしていたので私的にはとても残念な印象です。命をテーマにじゃなく、男の子と女の子の友情だけでまとめてもらったら面白かったんじゃないかとおもう。

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