ママはテンパリスト

ママはテンパリスト

『ママはテンパリスト』とは、東村アキコによる日本の育児エッセイ漫画。作者の愛息・ごっちゃんの成長していく姿がおもしろおかしく描かれていて、読むと笑える作品。育児の苦労や大変さだけでなくその中にある幸せも感じられる。キャッチコピーは「すいません 育児ナメてました」。 育児漫画として根強い人気があり、出産祝いとしても選ばれている。『月刊コーラス』(集英社)にて2007年8月号から2011年7月号まで連載。2011年に完結し、単行本は全4巻(A5判)。

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海月姫(くらげひめ)とは、漫画家・東村アキコにより描かれた少女漫画である。講談社発行の雑誌Kissにおいて連載されている。オタクでニートの女たち、通称”尼~ず”はレトロなアパートの天水館で自らの趣味に没頭して暮らしていた。その一員である主人公の月海はクラゲのクララをきっかけに女装男子の蔵之介と知り合い、天水館売却を阻止すべくクラゲモチーフのドレスデザイナーとして奮闘することになる。

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『かくかくしかじか』とは、『Cocohana』にて2012年~2015年に連載された東村アキコによる自伝漫画である。幼い頃から漫画家を夢見るお調子者で夢想的な少女・アキコは、美大受験に備えて通い始めた絵画教室で一風変わった講師・日高と出会う。絵画一筋の情熱を貫き独特の人生観を持つ彼に様々な影響を受けながら、アキコが高校生活、大学受験、OL時代を経て漫画家としての人生に至るまでが描かれている。

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『東京タラレバ娘』とは『Kiss』にて2014年より掲載された東村アキコによる恋愛漫画。2017年には吉高由里子主演でテレビドラマ化されている。高校の同級生である倫子、香、小雪の3人は33歳独身。小雪の父が営む居酒屋「呑んべえ」に女子会と称して集まっては、「あのときこうしてい『タラ』」「こう言ってい『レバ』」などとタラレバ話を酒のつまみにしている。アラサー女子のリアルな仕事・恋愛模様が描かれ、同世代の女性読者を中心に共感を呼んでいる。2019年からは新シリーズのシーズン2が連載。

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『ひまわりっ~健一レジェンド~』とは東村アキコにより『モーニング』にて2006年から2020年まで連載された漫画作品である。2020年には実写ドラマ化された。宮崎を舞台に、会社員として働く林アキコが漫画家になる夢を叶えるために奮闘する様を描いている。アキコの父親、健一の破天荒な言動に、彼女を含め周囲は振り回されていくことになる。夢のために奮闘するアキコと破天荒な父親とのやり取りに加え、アキコの恋心の行方やと恋のライバルとのバトルなどが詰め込まれたギャグ漫画である。

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人気漫画家・東村アキコの作品『ヒモザイル』が炎上し、僅か2話で休載してしまったことが話題になっている。この作品は東村本人がモテない男性を集め、家事などができるヒモとして育成し、キャリアウーマンとマッチングさせるというプロジェクトを元にした実録漫画である。その内容が「ヒモと主夫を一緒にするのはどうなのか」「余計なお世話」などの批判を集め炎上する事態となった。

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ママはテンパリストのレビュー・評価・感想

ママはテンパリスト
7

子育てに悩んでいるママの息抜きにちょうどいい!!

『ママはテンパリスト』は、漫画家東村アキコによる、育児エッセイ漫画である。育児漫画が「5万部を超えればヒット」と言われる中で、100万部を売り上げた、言わずと知れたヒット作だ。
子育て漫画というよりは、東村アキコのギャグ漫画の真骨頂とも言っていい作品である。子供のいない人でも楽しめる、エンターテイメント性に溢れた作品になっているのだが、子育て漫画としては疑問や嫌悪を感じる人もいるかもしれない。

ひと言でいえばハチャメチャなのだ。マニュアル通りの母親、育児では決してない。理想の母親像なんてどこにも描かれていないし、正論で塗り固められた育児もしていない。それどころか、大人げない対応やひどい発言だらけで、作者の息子「ごっちゃん」の成長を読者が心配してしまうくらいかもしれない。
でも、そこが安心するのだ。「こんなにズボラで、個性的で、ひどいこと考えて言っちゃうママもいるんだ。私も、もうちょっと肩の力を抜いても大丈夫かもしれない」と、今子育てに悩んでいるママは思えるようになるかもしれない。息抜きにぜひ読んでみてほしいおすすめの漫画である。

ごっちゃんの可愛くて、面白くて、イケメンなエピソードも、笑えて癒されるのでおすすめだ。ただし、参考になったり勉強になったりするかというと、そうでもない。過激な子育てが繰り広げられているので、真似をするのはおすすめしない。

ママはテンパリスト
8

ただ、ただ面白い育児漫画

東村アキコ先生の育児エッセイ漫画です。彼女の愛息「ごっちゃん」のパワフルさがすごくて、何だこの子は面白すぎると思って読んでました。まあ、少し誇張があるのかなと思ってた部分もありますが、自分に息子ができると、ごっちゃんほどではないにしても、やんちゃで暴れるし、戦いとか好きだし、ああ嘘じゃなかったんだと思えました。他の育児漫画と違って、カッコつけたところもなく、また、こうした方がいいという説教臭いところもないので楽しく読めます。それに、作者はこんなこと書いたら怒られるかもしれないけどとかいう自分の心情も、描いてくれているので、すごく共感が持てます。そう、子育てしていると、いろいろありますよねと作者に同意したくなります。後から考えればひどいことをしちゃったり、一緒に泣いたり、いろいろです。でも、作者は本当にごっちゃんのことを愛していると思います。だからこそ、連載だって期限決めてしていたし、漫画に昇華することで、ごっちゃんのいたずらやわがままにも対応できたのだと思いました。私も子供がいつまでもだだをこねるとかいたずらしたときは、ああ、面白い話のネタができたと思って、寛大になりたいなあと思いました。

ママはテンパリスト
9

ごっちゃん、ワイルド!

東村アキコ先生のお子さん子育てエッセイ漫画です。お子さんごっちゃんはすごいハッチャケてて、面白いし、アキコ先生のただ日常を描く、こうすればいいよとか教訓めいたことを描かないところが好きです。
私が好きなエピソードは、寝ないごっちゃんを寝かせるために東京には鬼がいるという嘘を、本当のことのように、話す先生及び周りの人々です。子どもって思った以上に人の顔色とか見てよく分かっているし、騙すならこちらも命がけというのがすごいな、お母さんだなと思います。
ごっちゃんは人一倍ワイルドな子どもだなと思っていましたが、私にも男の子が生まれると、暴れるし、声はでかいし、突進してくるしで、ごっちゃんは特別な子ではなかったことが分かりました。
子どもが生まれて、育児漫画がますます面白くなりましたが、これは格別です。やはり日常だけだし、すごく教育熱心なシーンもないし(実際は躾も教育もなされいると思います)、見ていて、ああ私って悪い親と思うこともなく、ああ、そうだよね、こういうときあるよねと共感できます。
作者の東村アキコさんは、自分が人の目を気にするダメな人間だということをおおっ広げにされているので、そこが私たちと一緒だなと思えるし、同じ立場の人として見ることができます。

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