ポケットモンスター スカーレット・バイオレット / ポケモンSV

ポケットモンスター スカーレット・バイオレット / ポケモンSV

『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』とは、株式会社ゲームフリーク制作のNintendo Switch専用ゲーム。『ポケットモンスター』シリーズ9作目。2022年11月18日に発売された。
シリーズ初のオープンワールドRPGとなっており、自由にフィールドを探索することができるため、ストーリーの進め方も決められた順序はなく、自由に攻略することができる。舞台となっているパルデア地方最大の都市・テーブルシティには世界でも有数の歴史がある学校が存在している。スカーレット版では「オレンジアカデミー」、バイオレット版では「グレープアカデミー」とバージョンによって学校名が変わるほか、制服や校章も異なる。主人公であるプレイヤーはこの学校に転入し、「宝探し」というパルデア地方中を冒険する特別な課外授業を受ける。課外授業の傍ら、3人のキャラクターと共に進行するシナリオが用意されている。過去作同様ジムを攻略し、ポケモンリーグに挑戦する「チャンピオンルート」、学校の不良グループに立ち向かう「スターダスト★ストリート」、ポケモンを元気にする秘伝スパイスを探す「レジェンドルート」。冒険を通して、課題である「宝」とは何なのかを探求していく物語。
2023年には前後編の有料ダウンロードコンテンツ『ゼロの秘宝』が配信され、新しい舞台で冒険が追加されるほか新規のキャラクター・ポケモンが登場する。

ポケットモンスター スカーレット・バイオレット / ポケモンSVのレビュー・評価・感想

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ポケットモンスター スカーレット・バイオレット / ポケモンSV
8

従来のポケモン作品と比べると良作

『ポケットモンスターシリーズ』初のオープンワールドのゲームとなっている。シナリオも、各地のジムでポケモンバトルをしてバッジをゲットするというだけではない。ジムにチャレンジできるルート、他のメインキャラと共に各地を巡ってスパイスを集めるルート、学園に存在する不良の集団を解体するルートが存在する。どのルートをどの順番で行くのかを好きに選べる自由度の高さを謳ってはいるが、実際にはどのルートも戦闘が必ず入り、しかもその戦闘は相手のレベルが既に決められているため、どのルートのどのポイントに向かうのか、順番がほぼ固定されている。
キャラメイクもジェンダー配慮の一環からか、プレイヤーの操作するキャラクターに女性らしさが無く、中性的な見た目に男性用の衣装しか用意されていないため、非常に不満かつつまらない仕様になっている。
オープンワールドでのゲームとして、これらの仕様は非常に致命的であると思われる。しかしながら、従来の『ポケモンシリーズ』と比べてみると、ポケモンライドが出来たり、友人とオンライン通信で同じワールド内でポケモン交換やバトル、キャンプでサンドイッチを作れたりするなど、複数人で遊べる要素も増えたため、良作であると考える。

ポケットモンスター スカーレット・バイオレット / ポケモンSV
7

ストーリーは良くとても楽しかったが、マルチプレイ前提の要素が多いゼロの秘宝前編「碧の仮面」

ストーリーはやや短めではありますが、後編が存在することを考えると「妥当かな?」といったところでした。
ネタバレは避けますが、一言で言うなら「オーガポンはいいぞ!」ですね。
「なるほどそういう感じか!おっと…??」というような展開で面白かったです。
私はDLC解禁と同時にソフトを購入しすぐDLCを開始したのですが、ちょうどいい難易度だったので新規購入される方には特におすすめです。

ただ追加要素である鬼退治フェスは努力値関連のアイテムがもらえる他に上級をクリアすると色違いのポケモンがもらえますが、ソロでは中級クリアすら厳しいので単純に楽しむ目的で遊ぶと少し悲しくなってくるところは良くなかったかなと思っています。

ゲームそのものとは少し離れますが、前作同様過去ポケモンや技の追加が行われて対戦も楽しくなりそうです。
「これが欲しかった!」という強化が結構多く、テラスタルさえあれば…というポケモンも多く実装されたのでランクマッチに本気で挑もうという方でなくとも面白い戦い方を試すために通信対戦をしてみるのも良いかもしれません。
あとはSwitch作品に出ていない何故かハブられているポケモンが10匹ほどがいるので、後編で彼らに救いがあることを祈るばかり…。

ポケットモンスター スカーレット・バイオレット / ポケモンSV
9

色違い厳選勢によるポケモンSV評価

ポケモンの楽しみ方は様々だが、色違いをひたすら集める猛者達も一定数いる。私もその中の1人だが、今作の評価は神である。
従来の作品より色違いはかなり出やすくなったが(体感30分に1匹)、その分の希少性が無くなったのが痛い。オンライン対戦をしていても色違いのポケモンが当たり前になってきている。
では、色違い厳選勢がどんな楽しみ方をしているのかといえば、過去作での厳選である。
ポケモンというゲームは、過去作のポケモンも最新作に連れてくることが出来る神ゲーである。ちなみに、過去作の方が色違いは出にくい(例えば3DSで発売されたポケモンXYで捕まえたポケモン達も連れてくることが可能である)。
しかし、過去作のポケモンをそのまま連れてくるだけでは面白くない。そこで出番なのがリボン付けである!!
ポケモンというゲームは、ゲーム内でイベントをクリアするたびにポケモンにリボンが付けられる。そのリボンの中には過去作でしか付けることの出来ないものも存在している。
もうお分かりだろうか…そう!過去作の色違いポケモンにリボンを付けて、最新作に連れてくる事が最高に希少性が高く、他のポケモントレーナーにマウントを取れるのである。
マウントを取ることは最高に楽しいので、みんなも過去作で色違いを厳選して最新作に連れてこよう!!

ポケットモンスター スカーレット・バイオレット / ポケモンSV
10

映画並みのストーリーが最高の作品です!

今作は学校の課外授業で主人公たちが宝探しをする物語となっております。
大きく分けて3つのストーリーが展開され、チャンピオンロード、スターダストストリート、レジェンドルートというルートで構成されています。

まずはチャンピオンロードについて説明します。
これまでの作品と同じようにジムリーダーに挑戦してジムバッジを集め、チャンピオンに挑戦するストーリーです!しかし、今までのジムチャレンジとは異なります。
楽しいジムチャレンジのミニゲームはもちろん、魅力的なジムリーダーがたくさんいます。僕は男性ならコルサ、女性ならナンジャモが好きです。
すぐにチャンピオンになるのではなく、ジムチャレンジの後に面接を突破して「チャンピオンランク」になるところも異なるポイントとなっています。
チャンピオンを倒した後は最強のライバルがあなたを待ち受けていますよ!

次にスターダストストリートについてです。
学校の不良生徒軍団「スター団」との戦いを描いたストーリーとなります!
正体不明のカシオペアに依頼され始まる今回のストーリーは謎が多く、このルート内で相棒となるネルケと共にスター団結成の秘密に迫っていきます。
ラストはまさかの展開に驚くこと間違いなし!ネルケの本当の姿にカシオペアの正体、スター団結成の本当の理由に心を揺さぶられることでしょう!

最後にレジェンドルートについてです。
相棒のペパーと共に、パルデア地方伝説のスパイスを求め冒険をするストーリーです!
スパイスは強力なヌシポケモンに守られており、獲得は一筋縄ではいきません。
そんな危険なスパイスをなぜペパーが求めるのか、その先に何が待ち受けているのか、といった疑問を解いていくのもこのルートの醍醐味です。
感動のストーリーはあなたのゲーム史に強く刻まれるはずです!

3つのストーリーを攻略した後は今作最大の謎「パルデアの大穴」の秘密に挑みます!
大穴の中であなたを待ち受けるものは何なのか。それはプレーしてからのお楽しみです。

ポケットモンスター スカーレット・バイオレット / ポケモンSV
7

正直バグが多め

発売日に購入し、ずっとプレイしていますが、いかんせんバグが多いです。オンラインで友だちと遊べることが新要素で挙げられていますが、カクつきがひどく場合によってはソフトが強制終了されてしまいます。ランクマッチも1体目のポケモン登場時に何故か埋まった状態でポケモンが繰り出されるバグがあり、世界大会本戦(?)でも大規模なバグ(公式曰く)が発生したようで、再度予選が行われるそうです。今まで遊んだポケモンの中でも、オープンワールドで自由度が高く、楽しくはありますが長く遊べるはずの要素が機能していなくてプレイ頻度はかなり落ちました。今回の準伝説ポケモンである厄災4体も、各地の杭を抜かないとゲットできないのですが、ノーヒント。アルセウスの灯火はヒントがあっただけ優しかったかな、と思います。どうしてもネタバレや攻略サイトを見て見つけ出すのが嫌で、空いた時間に少しずつ探してはいますが、全ポケモンあと1本ずつが見つかりません。知人に聞いた感じ「あれは自力で見つけられない」という意見もあり、難易度設定も間違えているような気がします。当方社会人ですが、子どもが長く楽しめるゲームかは怪しく、社会人の隙間時間でやるのも難しいゲームになってしまったかもしれません。悲しいです。

ポケットモンスター スカーレット・バイオレット / ポケモンSV
8

この時代に合った新しいポケモン

本作はシリーズ本編初のオープンワールド形式を取っており、挑戦的な作品だと感じました。

ストーリーを進めて行動範囲が広がると、従来の順に巡るスタイルから一新、自由にマップを移動して好きな順に攻略出来る様になっています。敵の強さによってある程度順番は限られますが、逆に高難易度から進むという新しい楽しみ方への発見にもなりました。

全体的な世界観として、図鑑説明によるポケモンがポケモンを襲う暗喩、フィールドに点在する野生ポケモンの動きや配置など、ポケモン世界の生態系を感じる演出により、ポケモンが生物として描かれていてリアリティがあると感じました。
そしてそれぞれ職業を持つジムリーダーや個性豊かなアカデミー教室達など、あらゆる人種や職業、価値観をモチーフにした人間の登場人物も魅力的で、多様性を意識した昨今のニーズにも対応しています。

終盤のストーリーとても手に汗握るもので、過去最高傑作とも言える素晴らしいものでした。
出会う事が少ない新規ポケモンのみで構成されたラスボスのパーティは、予想を立てそれを裏切られ手に汗握る興奮と難易度であり、最後の伝説のポケモン同士でぶつかり合う2戦目は、特殊な演出からの明るく希望を感じるBGMにとても心が躍りました。その後のエピソードはムービーで進み、映画の様なシナリオと演出その後のエンディングで流れるエド・シーランの「Celestial」は号泣必須です。

懸念点として短い期間の開発が原因か、バグが多く目立ったのは残念です。現在も続いているアップデートによる改善に満足しております。

ポケットモンスター スカーレット・バイオレット / ポケモンSV
7

新しいポケモン

ポケットモンスターはXY以降プレイしていませんでしたが、久々に面白そうだってので触ってみようか、程度の軽い気持ちでプレイ。最初はやることが多くて続かないかもと思いましたが、ストーリがすごくよくできていて気が付けば夢中でプレイしてました!
ポケモンが本当に野生にいるようなエンカウント方式が新鮮で面白いんですが、小さいポケモンや色が地面とかぶってるポケモンは回避しずらく、何度も同じとこでぶつかってしまうのがイライラポイントでした。
探索は自由度の高いオープンワールド風ですが、基本的に進め方は1本道なのでレベルの低ポいケモンでは難しいのかなと感じました。
今回の新要素のテラスタルに関しては、対戦の幅や読みあいがかなり広がるので楽しかったです。
オンラインで皆で探索できるのも大変に面白いんですが、一緒に入っているフレンドの場所が全然わからず、本当に迷子になるので、そこは次回作もしくは修正してほしい点です。
今作進めるルートが複数あるのですがどれをとってもストーリーが抜群に良い!先が気になる展開はもちろん、最後はちょっと悲しいもものもありますが、それでもバトルの展開が熱くて何回もこのバトルやりたいという気持ちになりました。最後の演出とBGMは最高です。
少しでも気になるかたはぜひ、この作品で宝探してみてください。

ポケットモンスター スカーレット・バイオレット / ポケモンSV
9

オープンワールドの自由さと過去最高のストーリー

2022年11月に発売された、『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』。どちらもストーリー展開に大きな差はありませんが、出てくるポケモンに少し差があります。今作から追加された「サークル」機能を使えば限定のポケモンに出会うことができるので、友人や家族とそれぞれ違うタイトルを買うのも良いかもしれません。
今作の最大の特徴はオープンワールドであることです。オープンワールド自体は前作の『ポケモン アルセウス』から追加されていますが、「現代」を舞台にしたポケモンシリーズでは初です。「行きたいところに、行きたいタイミングで行ける」ことが魅力のオープンワールドですが、今作のポケモンも例に漏れず、自由に世界を探索することができます。そのため、ジムリーダーやその他のストーリ上の対戦相手に決まった順番は存在せず、好きなタイミングで挑戦できるのです。
また、今作はストーリーの質も非常に高いです。ストーリの濃さ、キャラクターの背景等、没入感ある作りとなっています。話が進むほどキャラクターへの愛着も深まります。人によっては全員にとってのハッピーエンドとは感じられない終わり方をするものの、感動するエンディングに思わず涙する人もいるかもしれません。もちろんエンドストーリーもしっかりと用意されており、そこに付随するストーリーの満足度も高いものとなっています。
過去作同様ポケモン育成、オンライン対戦、図鑑埋め等の目標を持ってプレイするのはもちろん、ただ広大なマップを探索するだけでも楽しい作品です。興味がある人はぜひプレイしてみてください。

ポケットモンスター スカーレット・バイオレット / ポケモンSV
10

シリーズ1の自由度

前作まではストーリーの進行にそってゲームが進んでいきましたが、今作からガラッと新しくなりました。
ポケモンジムやストーリー進行の順番はある程度の適正帯の中から自分で決めることができ、自分だけのオリジナルの旅をすることができます。
ポケモンチャンピオンを目指すという目標の一つはそのままに、新しいSwitchの技術力を存分に活かした作品となっています。
Switchでのポケモンの作品はソード、シールドもありますが、その二つよりグラフィックが格段に進化し、野生に住むポケモンたちのそのままの生態や、毛並みや表情まで、細かくなっていてより愛着が沸きやすいです。
ポケモンシリーズは対戦を極めたり、ストーリーを考察したり、ポケモンを可愛がったり集めたりと、同じ内容でもさまざまな楽しみかたがあるので、バイオレットでもそれらが守られているのはとてもいいなと思いました。
前作まで預かりシステム(ボックス)がポケモンセンターでしか使えなかったりなど、不便なところもありましたが、おまかせ回復やボックスがどこでも使えるようになったり、チュートリアルやポケモンの紹介や導入、タイプ相性の紹介など、初心者にも始めやすい作品になっていると思います。

ポケットモンスター スカーレット・バイオレット / ポケモンSV
10

ポケットモンスターの概念を覆す傑作

「ポケットモンスタースカーレット・ヴァイオレット」は正当シリーズの第9作品目となるポケットモンスターシリーズの作品です。任天堂switchの売り上げ記録を更新したシリーズ最高傑作になります。
ストーリーは学校の授業による宝探しをするところから始まります。たくさんの登場人物とストーリーを進め、新しく出会うたくさんのポケットモンスター(通称ポケモン)たちを仲間にしながら、自分にとっての宝物とはなにかを模索する内容となっています。
登場人物たちの宝物一つ一つに奥深い物語が描かれており、感動すること間違いなしです。
本作は歴代作品と異なり、オープンワールドになっていて、マップ中を自由に動き回り飛び回ることができます。
ポケットモンスター史上最高傑作と語られるのは、ストーリーだけではありません。
育成する方法、色違いの出現方法、図鑑の見方、テラスタルのシステムすべてにおいて、今までポケモンに触れてきた方々がやりやすいように作られており、初めてなのに懐かしさもある作品に仕上がっています。
例えば、本作に出てくるマリナードシティという町の外壁には、初代ポケモンのドット絵が起用されています。
どうです?それだけでも懐かしくないですか?
このように従来のポケモンファンはもちろん、久々に遊ぶ方も楽しむことができるように仕上がっている素晴らしい作品です。