Pink Floyd(ピンク・フロイド)の徹底解説まとめ

ピンク・フロイドとは1965年にロンドンで結成されたイギリスのロックバンドである。その前衛的な音楽性とサイケデリックなサウンドは世界的な賞賛を得ている。哲学的な歌詞、実験的なサウンド、綿密な曲構成やユニークなライブパフォーマンスによって、彼らはポップ・ミュージックの歴史の中で最も成功した影響力の強いグループであると見なされている。作品の総売り上げは全世界で2億3000万枚以上を記録している。

1971年リリースの「Meddle」のオープニングトラックである。曲中のニック・メイスンによるセリフを除いて、歌詞のないインストゥルメンタルの曲になっている。不気味なベースから始まり、「いつかお前をコナゴナにしてやる」という叫び声が聞こえる。日本では全日本プロレスの凶悪レスラーの入場曲として愛用されており、日本のチャートに13週にわたってランクインするなど認知度が高い。

Echoes

1971年のアルバム「Meddle」に収録されている「Atom Heart Mother」に続く20分を超える大作である。
「Meddle」のラストトラックであり、アナログ盤ではB面をこの曲が全て占めていた。
20分を超える曲ながらライブでも度々披露されており、ファンからの人気も大変高い楽曲である。

The Great Gig in the Sky

1973年のアルバム「The Dark Side of the Moon」に収録されている楽曲でリチャード・ライトが作曲を担当した。
ジャズテイストの曲で、当時25歳だったイギリスの女性シンガーのクレア・トリーを起用している。
強烈でソウルフルな歌声が圧倒的な楽曲でアルバムの前半を締めくくるにふさわしい印象的な楽曲である。

Money

1973年リリースのアルバム「The Dark Side of the Moon」に収録されている楽曲である。
作曲はロジャー・ウォータース、ヴォーカルはデヴィッド・ギルモアが担当している。
シングルとしてもリリースされており、シングルとしては今作がアメリカでの最初のヒットだと言われている。
コインが落ちる音や、レジスターを引き出す音などお金に関係するSEが流れている。

Brain Damage

1973年リリースの8枚目のアルバム「The Dark Side of the Moon」に収録されている楽曲である。
元メンバーシド・バレットの精神不安をベースにした曲で、心の内面に潜む狂気を描いている。
この曲の歌詞にアルバムタイトルである「The Dark Side of the Moon」が含まれている。

Wish You Were Here

1975年リリースのアルバム「Wish You Were Here」に収録された同名曲である。
この曲は元メンバーのシド・バレットと彼の精神破綻について書かれたアコースティックギターを主体とした曲である。
デヴィッド・ギルモアとロジャー・ウォータースの共作になっており、ヴォーカルはデヴィッドが担当している。
2011年にはローリングストーン誌が選ぶ最も偉大な曲で324位にランクインしている。

Another Brick In The Wall (part II)

1979年リリースのロックオペラアルバム「The Wall」に収録されている楽曲である。アルバムからの先行シングルとしてもリリースされており、世界各国のチャートで1位を記録している。Part1〜3まであり、すべての楽曲をロジャーが担当している。
バンドとしてはヒットシングルはいらないという考えであったが、プロデューサーがアルバムのプロモートのため、シングルをリリースすることを提案した。当初は反対されたが、コーラスを子供達にさせるというアイデアが気に入られ、シングルリリースされた。子供達が「We don't need no education(教育なんて必要ない)」という一節をコーラスしている。

Comfortably Numb

1979年の2枚組アルバム「The Wall」に収録され、1980年にシングルとしてもリリースされている。
デヴィッド・ギルモアによる曲中のギターソロは大変有名であり、彼のベストプレイにもたびたび挙げられることがある。
作詞はロジャー・ウォータース、作曲はデヴィッド・ギルモアが担当している。
歌詞にはアルバムの主人公であるピンクとドクターのパートにわかれており、ピンクの歌詞をデヴィッド、ドクターの歌詞をロジャーが担当している。

Not Now John

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