虹色デイズ(水野美波)のネタバレ解説・考察まとめ
原作は水野美波。集英社の別冊マーガレットに2012年2月号~2017年4月号まで連載。
喜怒哀楽がすぐ出てしまう主人公・夏樹は時々乙女チックな妄想をする妄想男子。女好きで若干シスコンの智也。さわやかなサディスティックの恵一。頭脳明晰だが照れ屋のオタクメガネの剛。
この4人を軸に高校生の淡い恋愛や友情、進路に伴う成長、少しバカっぽい日常をコメディタッチで描いた作品。
『虹色デイズ』の概要
原作は「アタシんちの男子」などでも有名な水野美波。集英社の別冊マーガレットに連載されていたが2017年4月号で最終回を迎える。
少女漫画にしては珍しい男子高校生を主人公とした青春ラブコメ。
高校時代を1年から3年まで、ほぼ時系列で連載されていた。
始まりは1年のクリスマス。初めての彼女に振られるところから始まり、最終回では卒業を迎えている。
学校のイベントごとに展開されるストーリーは、その都度、登場人物の心情を見事に描いている。
2016年1月~6月までTOKYO MXや読売テレビなどでアニメ化されていた。
監督はアミノテツロ氏。全24話とアニメのクールにしては長いが、1話あたりの時間が15分と短いのでさらっと視聴できる。
『虹色デイズ』のあらすじ・ストーリー
北海道の私立青諒高校に通う夏樹は母・姉2人の女系家族の末っ子。母・姉共に水商売の家計で女のダークな部分を見ているせいで純情なヤマトナデシコのような女性に憧れを抱く。
しかし、純情ゆえに純真そうに振る舞う悪女に騙され、初恋は終わった。次に出会ったのは少し天然系のおとなしい杏奈であったが、最終的に付き合うまでに紆余曲折があり、告白できるまで2年近く片思いを続ける。
そんな夏樹にアドバイスしてくれるのが智也・恵一・剛の3人である。
智也は女好きで当初は5股をするほどだったが、杏奈の親友である筒井まりに一目ぼれし、アプローチしていく。しかし、まりは男嫌いで智也のことは激しく嫌っていた。しかもまりは杏奈のことが友達以上に好きで杏奈が夏樹に引かれていくたびに孤独を感じてしまう。そんな中、ひたむきにまりと向き合ってくれた智也に次第に心を許していく。
恵一は超が付くほどのサディスティックで、兄である片倉先生ともにイライラするとムチを取り出してくる。そんな恵一だが、パッと見は優しそうにみえスポーツ万能なので、さわやかな性格だと誤解されやすく、体育祭の後などは女生徒から告白されることが多い。智也の妹の希美から好意を寄せられているが智也からの抑制もあり適度な距離を保っていたが、真剣に向き合ってくる希美に少しずつ惹かれていく。
剛は頭がいい優等生なのだが照れ屋のオタクである。別の学校に通う同じくオタクのゆきりんという彼女がいる。オタクと言っても剛もゆきりんもさっぱりした性格なので違和感なく周りに溶け込んでいる。ゆきりんに関してはかわいくてとても他人想いの優しい性格である。そんなゆきりんに剛はべたぼれである。
ストーリーは4人が高校1年の冬から始まる。
夏樹は初めての彼女にクリスマスにフラれ、落ち込んでいるところにバイトでティッシュを配っていた杏奈と出会い、彼女に渡すはずだったマフラーを杏奈にプレゼントする。
同時に彼女のいた智也と恵一もクリスマスにフラれ、3人でクリスマスパーティーをやり直す。そんな中、剛だけはクリスマスに彼女ができる。
マフラーを渡した杏奈が同じ学校に通う生徒だと新学期に入り気が付く。乙女チックな妄想が爆発した夏樹は、運命の出会いではないかと錯覚におちいり、次第に杏奈のことが気になっていく。
そんな時、数学準備室で寝ている杏奈を発見。夏樹は数学教師で恵一の兄の片倉先生と杏奈が付き合っているのではと妄想を膨らませ、勝手にフラれた気分になってしまう。
実際は、杏奈の鼻炎の薬が原因で保健室に行きすぎて気まずいので数学準備室で仮眠をとらせてもらっていただけだと知り、ホッとする夏樹。
2月になりバレンタインに浮かれ気味の男子達。夏樹は杏奈からチョコがもらえるかソワソワしていた。そこでゆきりんから手作りの逆チョコを催促された剛が、夏樹にも逆チョコを提案し、智也の家で作ることになる。智也は途中で飽きてしまうが、夏樹はミリ単位でキッチリ図って作るなどの几帳面さを見せた。剛に関してはチョコをガン〇ムを精密に作っていた。
作ったチョコを渡そうと夏樹が杏奈の教室に行くと留守だった。その時杏奈の友達のまりと会う。まりはわざとぶつかって夏樹のチョコを奪い、焼却炉に捨てようとする。その場を智也に見つかり、まりが杏奈のことを友達以上に好きで、夏樹が近づいてくるのが面白くないと怒りながら泣いていた。そんなまりを見た智也はそれまで犬猿の仲だったはずなのになぜかかわいく見えて、突然キスをする。
そんなこととは知らない3人は教室でワイワイしている。夏樹は杏奈からチョコをくれたことに有頂天になり、智也の話どころではなかった。
年度末に近づき、学年末考査の結果が出て剛以外の3人は補習が決定した。同時に留年フラグも立ち上がり3日後の追試で合格点をとらなければならない。そこで剛宅で勉強会をすることになり、マンツーマンで教えるためにゆきりんと杏奈に声をかけ勉強会が始まる。
気が付くと夜10時を回っており、ゆきりんと杏奈を送っていくことになり、夏樹は杏奈を駅まで送る途中、コンビニに寄り二人で話をする。そんな些細なことが夏樹にとっては嬉しくてしょうがない。
3人に自慢するが、恋愛レベルは小学生並みなので相手にしてもらえない。
無事、留年危機から脱し2年生になった4人組。
みんなが恋愛を楽しんでいることにより、一人取り残された感じの恵一。
泰蔵から放課後、バスケ部の練習試合に誘われたことで機嫌が直ったかのように見えた。
バスケ部の練習前にあまり知らない女の子に告白された恵一は、自分のサディスティックな一面を理解してもらえるかと話をすると女の子に引かれてしまう。恋愛は楽しそうに見えるけど、とりあえず誰でもいいから付き合うというのはできない。
その事を泰蔵に相談すると、泰蔵は夏樹・智也・剛の3人に恵一が元気がないことを連絡する。
翌日、3人が恵一を心配しいろいろ手配していたが、恵一にとってはそれが嬉しかった。結局、さみしかっただけで、ちゃんと心配してくれる友達がいるということに安心したのだった。
文化祭の時期がきて、ひょんなことから剛が実行委員に選出されてしまった。準備段階から当日までバタバタの剛を横目に、夏樹は杏奈を文化祭を一緒に回ろうと誘うことに成功。一緒に回る約束ができて、かなりハイテンションな夏樹だったが、当日急遽、女装コンテストに出場することになってしまい、杏奈との約束が反故になってしまう。
杏奈は楽しみにしていた分、夏樹に冷たい態度をとってしまうが恵一から夏樹もかなりショックを受けていたと聞き、また、女装コンテスト参加は内緒にされていたという理由を聞いて納得する。
無事仲直りが出来た2人は来年リベンジで一緒に回ろうと約束する。
夏休みに入り、補習三昧の3バカの夏樹、智也、恵一は思い立ち海に行きたいと言い出す。剛も誘って4人で海に行くが、そこへゆきりんが杏奈とまりを連れて偶然を装い合流。
思いがけず杏奈に会えた夏樹は溺れかける。砂浜で周りが気を利かせて夏樹と杏奈を2人っきりにするが、なぜか砂の城を作ったり、話をするだけだった。
夏樹と杏奈が2人っきりの時に一度、恵一が戻ってきたが、お邪魔だともう一度飲み物を買いに行く。そこに足を怪我した女の子がいたので、持っていた水で傷口を流してあげた。この女の子は智也の妹、希美であった。
歩きにくそうな希美を友達のところまでおんぶして連れて行った恵一に、希美は一目ぼれ。
智也もまりと2人っきりになるが、まりはものすごく嫌そう。めげることなく智也がアプローチをするが、まりにはいまいち届いていない。
少し智也にも心を開くかと思いきや、まだまだまりが折れることはなさそうだ。
剛もゆきりんと海の家で休憩中。夏樹や恵一を観察していた。
夏休みも明け、夏樹は杏奈に会えるとウキウキしていた。
しかし、そこで思わぬライバルが登場する。バスケ部のエースでロシア人とのハーフイケメンの渉である。
渉も夏樹が杏奈に気があることを察知し、宣戦布告し、杏奈と同じクラスである特権をアピールし始める。
夏樹はそれを見て焦り、屋上で智也と恵一を相手に告白の練習をするが、二人ともふざけて話にならない。
ある日曜日、女の子と約束していたがドタキャンされた智也は街で呆けていた。そこでまりを発見。
まりは杏奈と買い物でルンルンだったが、そこに急遽、智也も合流することになり、夏樹も呼ばれた。
グループデートのような感じになり不満気味のまりだが、杏奈は夏樹と2人でまりたちから離れることになる。
実はその日はまりの誕生日で、杏奈はみんなにまりの誕生日を祝ってほしいと思ったのだ。
恵一や剛、ゆきりんにも連絡してプレゼントやケーキも用意し、まりをお祝いした。
恵一が保健室の里美先生に恋をする。
しかし、兄である片倉先生から猛反対を受け、大ゲンカをするが、意を決して里美先生に告白することにした。
いざ、告白してみると、あっさりOKをもらえたが、実は里美先生もかなりのサディスティック。
見たことのない里美先生のサディスティックな一面に恵一は一瞬ひるんでしまった。
片倉先生は知っていたようだが、里美先生は実は元プロの女王様だったようだ。
希美は恵一が兄・智也の友達だと知り、会わせてほしいと懇願する。しかし、恵一の性癖を知っている智也は断固拒否。そのせいで希美を泣かせてしまう。希美の涙に折れてしまった智也は、仕方なく恵一と会わせるため、放課後、河川敷で待ち合わせをする。
剛もゆきりんから呼び出され河川敷に行き、委員会で遅れていた夏樹も合流。
そこで、ゆきりんから温泉旅館に一泊して遊園地に遊びに行こうとプチ旅行を提案される。
希美も含め、計8人で遊園地へ。1つだけあるハート型の観覧車には恋愛のジンクスがあることを智也から聞いた夏樹は、杏奈と乗りたいと意気込む。
まずは、絶叫系を制覇していると剛とまりが体調を崩す。剛はゆきりんにひざまくらしてもらい、まりはあまりの気分の悪さでトイレに駆け込む。まりに付き添っていた杏奈がトイレの外で待っていると、見知らぬ2人組の男に声をかけられる。
杏奈に医務室で薬をもらってこようとその場を離れさせ、無理やり観覧車に乗せようとする。それを見ていた夏樹は杏奈をかっさらい偶然にも杏奈と2人で観覧車に乗ることに成功。また、その乗った観覧車がジンクスのあるハート型だった。
そこでお互いの恋愛感について語った夏樹は、話をしただけだったがとても幸せそうだった。
まりも落ち着き、一行は旅館へ移動する。みんなでワイワイしていたが、夏樹のことを楽しそうに話す杏奈にまりは焼きもちを焼き、旅館内で迷子になってしまう。迷子になったまりを真っ先に見つけたのは智也だった。まりは杏奈のことで思いつめていることを智也に打ち明ける。智也もまりを優しく包み込みしばらく待つことを決意する。
恵一は希美とつかず離れずの距離を保っていたが、ひょんなことから実は希美にはマゾっ気があるのでは?と勘繰りを入れだす。智也の手前、特に何かをするということはないが、一途な希美はそんな恵一の気も知らずガンガン押しまくることを宣言する。
学校行事で球技大会があり、まりはバスケの補欠に選ばれた。補欠なので出場することはないと思っていたが、選手がケガをし、急遽、出場することに。
試合中、まりにボールが当たり脳震盪を起こしてしまう。智也は保健室に運び看病していたが、まりが寝言で「まーくん」と呼んだのを聞いた。男嫌いのまりの口から男の名前が出てきて智也はあせるが、「まーくん」が兄であることがわかると一安心する。
まりの兄が迎えに来て、まりは帰宅するが智也は自宅まで見舞いにいく。案の定締め出しを食らった智也は、そこで買い出しに行っていた兄の昌臣とばったり会い、玄関前で妹について論議する。
お互いまりを思っていることがわかり、お互いに好印象だった智也と昌臣。まりは玄関の内側からその話を聞いており、智也に少し心を許し始める。
冬休みに入り、杏奈と一緒にクリスマスを過ごす約束をした夏樹は剛と共にプレゼントを買いに行く。
準備も万端整い、当日のプランもばっちり計画し、いい感じにスタートしたデートだったが、杏奈が夏樹へのプレゼントをバイト先に忘れてきたことに気づき、取りに戻る。その間、寒空の下、一人待ちぼうけだった夏樹は風邪をこじらせてしまう。杏奈が戻ってきたときはすでに意識がもうろうとしており、告白したつもりでいきなりキスをする。
だが、その直後に倒れてしまい、夏樹はキスをしたことを覚えていない。
ちょうど通りかかった恵一と智也が夏樹を自宅へ連れ戻るが、夏樹の風邪は年明けまで引っ張ることになる。
年が明けて、まりと一緒に初詣に行った杏奈。偶然、同じ神社に初もうでに来ていた智也、恵一、剛、希美と遭遇する。杏奈はずっと連絡が取れずにいた夏樹の容態について聞き、ある程度体調が回復してきたことを知る。
その時、夏樹からメールが届き、初詣の後に夏樹と2人で会うことになった。
杏奈はクリスマスのキスのことを聞きたかったが、夏樹は全く覚えていない様子。そんな夏樹にモヤモヤする杏奈。
家に帰り少し冷静に考えてみる。この時、初めて自分が夏樹のことを好きだと自覚するようになる。
修学旅行の季節になり、渉は修学旅行中に杏奈に告白すると夏樹へ宣戦布告する。
なかなか二人っきりの雰囲気を作れない渉は、友人の筧くんに協力してもらい杏奈からまりを離すことに成功する。
清水寺で杏奈に告白するが、渉は杏奈が夏樹を好きなことに気づいているので、フラれることはわかっていた。
杏奈は自分の返事で渉が傷ついてしまうことが心配だったが、渉の思いに答えることはできないと泣きながら「ごめんなさい」と謝る。
元気のない杏奈を心配するまりだが、まりも杏奈が夏樹に惹かれているのに気づいていた。
その為、夏樹より先に自分が告白することを決意する。
まりは、夏樹に告白するのをもう少し待ってほしいとお願いする。
翌日、修学旅行最終日であったが、杏奈は熱を出し寝込んでしまう。まりは心配で付き添いたいというが、強制的に観光に行かされる。そこで、夏樹と恵一がいるグループに遭遇し、夏樹に杏奈の容態について話す。
夏樹は杏奈のお見舞いに行くが、体調が回復した杏奈はグループに合流しようと旅館を出るところだった。
一緒に戻ることにしたが、元気のない杏奈が夏樹は心配でたまらない。しかも、まりから告白を待ってくれと言われたばかりで告白もできず会話が続かない。
一方まりは智也と2人っきりで話を始める。杏奈のことや、兄が結婚したこと、いつも自分の好きな人は遠くへ離れて行ってしまうと嘆くまり。事情を十分に理解した智也から再度告白をうける。
修学旅行も終わり体育祭のシーズンが来た。運動神経の良い恵一が一番活躍できる時期である。希美は恵一にタオルを渡そうと密かに準備していたが、恵一が他の女の子からタオルをもらっていることに気づく。改めて恵一がモテることを認識した希美は気合を入れなおす。そんな一途な希美が可愛く見えていた恵一だが、話が終わったと思った希美は通りかかったバレー部の先輩に声をかけ、あっさり恵一との会話を打ち切ったことに少し違和感を覚えた。
渉からの告白以来、夏樹と距離を取り始める杏奈を見て、まりは自分の気持ちを伝えることを決意する。
いざ、伝えると結果的にはこのまま友達でいるというところにたどり着く。まりは杏奈が夏樹のことを気にしているのを知っているので、自分の気持ちにけじめをつけたかったのである。
結局、フラれる形になったまりは、待っててくれている智也のもとへ。
杏奈も、智也がずっとまりを大切に思っていてくれていたのは知っていたので、智也とまりが付き合い始めたことを祝福する。
結果的に友達という答えにたどり着きはしたが、杏奈は自分がまりを友達以上に思えなかったことでまりが傷ついていることもわかっていたため教室で一人泣いていた。そこへ夏樹がやってきて泣き止むのを待ち、話をする。
夏樹の笑顔を見た杏奈は一気に今までのモヤモヤが吹き飛ぶ。
再び文化祭の季節になり、杏奈は実行委員に選出される。来年のリベンジで今年こそは一杏奈と緒に回ろうと思っていた夏樹も再び女装コンテストの出場が決定した。
準備段階で、ふとしたことがきっかけで杏奈がキスをしたことがあるというのが夏樹にバレた。夏樹はキスの記憶が無いので、まさかその相手が自分だとは気付いていない。
文化祭当日、告白しようと決めていた夏樹だったが、杏奈のキスの相手が気になってしょうがない。その時、背中を押してくれたのはライバルだった渉。夏樹は2人っきりになれる場所を探し、屋上へたどり着く。告白が成功し、いざキスをしようとしているところを周りの野次馬が二人の様子をうかがっていた。
野次馬の存在に気付いた夏樹と杏奈だが、恵一の呼び出し放送をきっかけにみんないなくなる。やっと二人きりになれた夏樹と杏奈はめでたく結ばれ、キスをすることができた。
夏休みに入り、キャンプに行くことなった面々。今回は保護者としてまりの兄・昌臣と恵一の兄・片倉先生も同伴である。受験生である夏樹、智也、恵一はだいぶ危ない成績の為、片倉先生から課題を渡されてしまう。
夜になり、剛はひとり眠れず星空を見ていた。そこへ恵一が登場し、珍しい組み合わせだが、将来の話を始める。
夏休みも終わり、進路希望調査で恵一は片倉先生から口うるさく言われるが、キャンプの時の眠れなかった剛とそれに気づいた恵一は自分たちの将来について想像がつかないと話をする。剛は着実に将来のことを考えている。だが、自分はいまだに想像がつかないと自分だけが置いてけぼりを食らっている気になる。
そんな中、ちょうど部活が休みだった希美が恵一に声をかけ、一緒に河原へ遊びに行く。この時、希美は恵一が何か思い悩んでいることに気が付く。
一方、剛は進路希望調査を白紙で提出。
剛は東京の大学を受験しようか悩んでいた。そして、いろいろな後押しの結果、剛は東京の大学を受験することを決意する。
ゆきりんにそのことを報告するが、笑顔で剛の決断を受け入れると決めていたゆきりん。しかし、離れ離れになるのはやはり淋しく、泣き出してしまう。剛は泣き止むまで待ち、待っててほしいとプロポーズのような言葉をゆきりんに贈る。
翌日、剛は夏樹、智也、恵一に東京の大学を受けることを報告する。それを聞いた恵一は、さらにおいてけぼり感が増して、里美先生のところへ相談に行く。そんな恵一の異変に気付いたのは希美だった。元気づける方法がわからず、片倉先生に相談しに行く。そこで、恵一が実は子供っぽくて環境が変わることを極度に嫌がる性格だと教えられる。
希美は恵一に直接ぶつかるが、恵一は冷たい態度をとってしまう。そのせいで希美は恵一に言いすぎてしまい、自己嫌悪に陥る。泣きながら帰宅した希美をみて智也は心配する。
翌日、智也は恵一を追及。夏樹や剛も異変を察知し、中学時代から恵一を知る泰蔵のもとへ相談に行く。
泰蔵は恵一のところへ行き3人が相談に来たことと千葉ちゃんと付き合い始めたことを報告する。
放課後、夏樹、智也、剛は恵一と話をする。そして、自分が環境の変化についていけないなどと弱音を吐出しす。
3人は何も変わらないと恵一によりそう。その優しさに恵一は泣き出してしまう。
モヤモヤが解消された恵一は希美に謝りに行き、仲直りをする。復活した恵一を見て希美は嬉しくなり抱きついてしまう。
ついに、卒業の時が来る。
杏奈は卒業アルバムにみんなから一言貰おうと夏樹の教室へ来る。二人で話し込んでいたら、教室にはみんないなくなっていた。
『虹色デイズ』の登場人物・キャラクター
羽柴 夏樹(はしば なつき)
出典: rainbow-days.tv
CV:松岡 禎丞(まつおか よしつぐ)
あだ名:なっちゃん
喜怒哀楽がすぐに顔に出てしまう少し乙女チックな男子高校生。高校1年のクリスマスに彼女に振られ、その時ティッシュ配りをしていた同じ学校の小早川杏奈に一目ぼれする。
8月7日生/しし座/A型/171cm
好きな食べ物:麺類(特にうどん)/苦手な食べ物:銀杏/好きなスポーツ:テニス
片倉 恵一(かたくら けいいち)
出典: rainbow-days.tv
CV:島﨑 信長(しまざき のぶなが)
あだ名:恵ちゃん
スポーツ万能で明るいので人気がある。サディスティックな一面もあるので年上が好き。
環境の変化を極端に嫌う子供っぽいところがある。
5月10日生/おうし座/O型/175cm
好きな食べ物:ハンバーグ/苦手な食べ物:タチ(白子)/好きなスポーツ:なんでも好き(特にバスケ)
松永 智也(まつなが ともや)
出典: rainbow-days.tv
CV:江口 拓也(えぐち たくや)
あだ名:まっつん
チャラ男で一時は5人の女性と同時に付き合っていたが、まりにベタ惚れしている。
妹が可愛いと溺愛している。
1月28日生/みずがめ座/B型/177cm
好きな食べ物:エビフライ/苦手な食べ物:辛い物/好きなスポーツ:野球
直江 剛(なおえ つよし)
出典: rainbow-days.tv
CV:内山 昂輝(うちやま こうき)
あだ名:つよぽん
人見知りでオタクだが、成績は優秀。同じくオタクの彼女がいる。
片目はいつも隠れているが、ゆきりんの前ではたまに見せるらしい。
10月14日生/てんびん座/AB型/169cm
好きな食べ物:和食全般/苦手な食べ物:納豆/好きなスポーツ:…あえて言うならビリヤード
小早川 杏奈(こばやかわ あんな)
出典: rainbow-days.tv
CV:津田 美波(つだ みなみ)
まりと親友でよく一緒にいる。カラオケでアルバイトをしており、かなりの天然系でナンパされても気づいていないことがある。学校では美化委員。
成績は学年でも上位の方で、将来は法律系の資格を取りたいと考えている。
同じクラスの渉から告白を受けるが、夏樹を好きになったことを自覚した後だったので断る。しかし、相手が傷つくことが悲しいと思い悩むなど、他人の気持ちを優先的に考えてしまう子。
筒井 まり(つつい まり)
出典: rainbow-days.tv
CV:内山 夕実(うちやま ゆみ)
杏奈のクラスメイト。杏奈のことが大好きだが、それは友達としてではなかった。
幼少時代は兄のまーくんと過ごすことが多かったため、ブラコン気味。
美意識が高く、将来は内側から美しくなるため食物科のある学校への進学を目指す。
男も女も極端に嫌うが、一度心を許すとトコトン相手を信用する素直な子。
智也から熱烈なアプローチを受けているが暴力的に対抗していた。杏奈に自分の気持ちを告げた後は智也と付き合うことになる。
浅井 幸子(あさい ゆきこ)
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目次 - Contents
- 『虹色デイズ』の概要
- 『虹色デイズ』のあらすじ・ストーリー
- 『虹色デイズ』の登場人物・キャラクター
- 羽柴 夏樹(はしば なつき)
- 片倉 恵一(かたくら けいいち)
- 松永 智也(まつなが ともや)
- 直江 剛(なおえ つよし)
- 小早川 杏奈(こばやかわ あんな)
- 筒井 まり(つつい まり)
- 浅井 幸子(あさい ゆきこ)
- 松永 希美(まつなが のぞみ)
- 真田 泰蔵(さなだ たいぞう)
- 根津 慎之介(ねづ しんのすけ)
- 望月 渉(もちづき わたる)
- 筧くん(かけいくん)
- 千葉ちゃん(ちばちゃん)
- 石田さん(いしださん)
- 片倉 優二(かたくら ゆうじ)
- 里美先生(さとみせんせい)
- 筒井 昌臣(つつい まさおみ)
- 見どころ
- それぞれの恋愛
- 夏樹と杏奈
- 智也とまり
- 恵一と希美
- 剛とゆきりん
- 泰蔵と千葉ちゃん
- 推しメンコンテスト
- 第1回推しメンコンテスト
- 第2回推しメンコンテスト
- 関連商品
- 単行本
- BD・DVD
- アニメ主題歌
- 1期OP(オープニング)ソナーポケット:『ONE-SIDED LOVE』
- 2期OP(オープニング)ソナーポケット:『ベストフレンド』
- エンディング主題歌