棺姫のチャイカ(ラノベ・漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

『棺姫のチャイカ(ひつぎのチャイカ)』とは、榊一郎によるライトノベル作品を原作としたアニメ作品。この作品は禁断皇帝ガズ皇帝の娘チャイカが父の遺体を回収するために旅をする物語である。約300年もの間長きに渡って続いた戦争が終結したフェルビスト大陸を舞台にしている。
アニメーション制作はエウレカセブンや、鋼の錬金術師などを作ったボンズである。

八英雄

かつてガズ皇帝を討ち取ったとされる8人の男女の総称。
ガズ皇帝討伐時にばらばらになった彼の遺体をそれぞれが持ち帰った。
フレドリカと契約したドミニカもその英雄の一人である。
その後は、自分の信じていた者に裏切られるなど悲惨な人生を送った者も多い。

チャイカ

亡きガズ皇帝の娘を自称している少女たちのことを指している。
白チャイカや赤チャイカ、青チャイカもその類である。
実はオリジナルのチャイカはガズ皇帝討伐戦時に命を落としていた。
フェルビスト大陸にいるチャイカは皇帝の娘でもなんでもなく、そのオリジナルの記憶を元の人格の上に上書きさせた少女に過ぎなかった。
つまり、ガズ皇帝が近いうちに復活するために仕組んだ一種の「転生システム」である。

乱派師(サバター)

忍者のように偵察や暗殺、破壊工作を主な仕事とした兵士。
軍隊のように国家に属せず、国家に雇われる形で戦争に参加している。
分かりやすく言えば、傭兵のようなものである。
戦乱の時代では貴重な人材として活躍する。
しかし、平和な時代では役に立たなくなってしまう。

魔法師(ウィザード)

ガンドと呼ばれる魔法が使える道具を常に所有し、魔法に関連する仕事につく者たちの総称。
魔法を使うときは魔法思念料と呼ばれる魔法が使える生物の遺体に宿る原料を使う。
ガンドは移動しながらの戦いには向かないが、射程距離が長く城を落とせるほどの威力を発揮できる。
ガズ皇帝もそのウィザードの一人で、山を削るほどの威力を発揮したと言われている。

航天要塞(エリアルフォート)

フェルビスト大陸に10基しか存在しない超巨大要塞。
ガズ皇帝討伐時には4基が投入された。
ガヴァーニ公爵の息子リカルドが所有しているソアラもその一つである。

棄獣(フェイラ)

知能がかなり高く、魔法が使える獣で、「ドラグーン」もその一種に含まれる。
フレドリカがその類である。
特にドラグーンは人間とコミュニケーションがとれ、変身魔法も使える。

『棺姫のチャイカ』の名シーン・名場面

チャイカの片言

出典: anime-sasuga.com

1期1話より。
チャイカはガズ皇帝の遺体を集めるためにデルソラント付近の山の奥で彷徨っていた。
チャイカを偶然見かけたトールによって山で迷っている事実を告げられる。
方向音痴であるからか、チャイカは「衝撃の事実」と驚いて発した。
チャイカのセリフは本で読んだような固い片言が多く、声優である安済知佳の熱演で可愛らしく感じられる。
視聴者も思わず衝撃を受けてしまう名シーンである。

フレドリカの脱皮シーン

1期12話より。
リカルドが所有している遺体を手に入れるためにソアラに乗り込んだトールたちだったが、その途中でフレドリカが敵に襲われて瀕死の重傷を負ってしまった。
しかし、フレドリカはやられた時の策として、体を二重構造にしていた。
そしてアカリたちの前でまるで昆虫のさなぎのように脱皮して、自分の皮を脱ぐ復活劇を視聴者の前で見せてくれた。
フレドリカの復活劇はシリアスな展開が多いチャイカの数少ないギャグシーンの一つである。

ガズ皇帝復活のシーン

2期9話より。
ハルトゲンの城で遺体すべてが集まり、復活を果たしたガズ皇帝は世界を再び戦乱に戻そうと行動を開始した。
彼は彼自身の遺産であるニーヴァというガンドを使い、遠距離にある航天要塞を一撃で落とした。
このガズ皇帝の圧倒的な強さにトールたちも言葉を失った。
このシーンはガズ皇帝のラスボス感が感じられる名場面である。

レビュー

ストーリーは、単純で探し物を見つけてに入れる冒険ファンタジーものだが戦闘シーンもなかなか迫力あり、挿入曲もセンスがよく、ワクワクしながら当時は毎週楽しみにしてました。分割2クールもの。物語中盤~後半にかけて謎が解けて色々衝撃的な展開が待っています。

出典: www.anikore.jp

8tyamaken-0404_0220
8tyamaken-0404_0220
@8tyamaken-0404_0220

目次 - Contents