Nothing's Carved In Stone(NCIS)の徹底解説まとめ

2008年より始動した、男性4人組ロックバンド。ギターにELLEGARDENの生形真一、ベースにストレイテナーの日向秀和が参加している。
活動開始からすぐに、夏の大型フェス等に精力的に参加し続け、毎年1枚のアルバムリリースとそのアルバムツアーを敢行する彼らは、バンドの短いキャリアを全く感じさせない程の活躍を見せ、邦楽ロックシーンの一線に立っている。

Nothing's Carved In Stoneの活動経歴

生形が所属しているバンド「ELLEGARDEN」の活動休止を機に、セッションしたいと思っていた日向に声をかけたのが結成のきっかけである。
日向の紹介により、共に活動している大喜多が加入。ボーカリスト不在のまま幾度かセッションをした。
生形がMySpaceで見つけた村松のライブを大喜多と共に見に行った所、そのライブパフォーマンスに惚れ、本格的な加入交渉が始まり加入に至った。

バンド名はモーゼの「十戒」に出てくる、十の規律が刻まれている石の何も刻まれていない石のことを指しており、自分たちの音楽で石に文字を刻みこんでいくという想いや、決まりや規律、タブーはないという意味が込められている。

2009年2月に初めてのライブを行う。音源の発表がない状態でのライブだったが、チケットは完売。5月に1stアルバム『PARALLEL LIVES』を発売し、全国ツアーをスタートする。同年夏には「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」や、「SUMMER SONIC」などへの出演も果たすなど、活動開始直後にも関わらず目覚ましい活躍を見せる。
2010年には2ndアルバム『Sands of Time』を発売、全国ツアーを行う。また、翌年の2011年には自主企画イベント『Hand In Hand』をスタート。更に3rdアルバム『echo』を発売し、全国ツアーを行っている。
2012年、EPICレコードジャパンより4thアルバム『Silver Sun』を発売しメジャーデビュー。2013年に発売したシングル『Out of Control』では初のオリコンチャートTOP10入り、同年発売の5thアルバム『REVOLT』の全国ツアーでは、Zepp Tokyoをはじめ各地でソールドアウトした。2014年には、6thアルバムの『Strangers In Heaven』がアルバム初のオリコンチャートTOP10入りを果たす。
2015年、それまでに発売した6枚のアルバムを1公演で2枚分ずつ、全ての曲を披露するというライブイベントを行う。マンスリーライブとなっており、タイトルはそれぞれ"1×4 = 衝動"・"2×5 = 感触"・"3×6 = 構築"とした。同年8月にはそれらの公演の音源を使用し、ファン投票で上位に選ばれた曲を収録したバンド初のライブアルバム『円環-ENCORE-』をダイヤモンドレーベルから発売。活動の場を再びインディーズに戻すと、9月には7thアルバム『MAZE』を発売する。
2016年になると、2マンライブツアー「Hand In Hand Tour 2016」を開催。また、『MAZE』のアナログ盤(LP)も発売する。同年5月、日比谷野外大音楽堂でワンマンライブ「Nothing's Carved In Stone Live at 野音」を開催し、大成功を収める。9月には同ライブのDVD/Blu-rayと、またもアナログ盤(LP)を発売した。12月には8thアルバム『Existence』を発売し、1stから毎年1枚ずつアルバムをリリースし続けている。

活動を開始してから毎年「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」や「SUMMER SONIC」、「COUNTDOWN JAPAN」など、野外フェスなどをはじめとした多くの音楽イベントに出演し、ライブを中心に活動している。2017年には、ロックバンド・10-FEETが開催する夏の音楽フェス「京都大作戦」に出演予定であったり、再び日比谷野外大音楽堂でのライブが開催されるなど、勢いは加速し続けている。

Nothing's Carved In Stoneのメンバー

村松 拓

ギター&ボーカル担当。1982年7月生まれ。千葉県出身。愛称はたっきゅん。
ABSTRACT MASHというロックバンドのギター&ボーカルも務める。
主な使用ギターは、ギブソンのレスポール"David Gilmour Signature"や、フェンダーのジャズマスターなど。

生形 真一

ギター&コーラス担当。1976年9月生まれ。千葉県出身。愛称はウブ。
バンドリーダーでもあり、ELLEGARDENのギタリストも努める。バンドの創設者。
主な使用ギターはギブソンのセミアコースティックタイプ"ES-355"、"ES-335"など。

日向 秀和

ベース担当。1976年12月生まれ。東京都出身。愛称はひなっち。
ストレイテナー、killing boy、FULLARMORなどのベーシストも努める。過去にはART-SCHOOLやZAZEN BOYSにも在籍していた。また、大喜多と共にソーシャルゲーム「ボーイフレンド(仮)」の架空のバンド「vanitas」のプロデュースも手がけているなど、幅広く活動している。
主な使用ベースはLAKLANDのシグネチャーモデルや、フェンダーのジャズベースなど。

大喜多 崇規

ドラム担当。生年月日は公開していない。北海道出身。愛称はおにぃ。
日向と共にFULLARMORのメンバーであり、killing boyのレギュラーサポートメンバー。「vanitas」のプロデュースも行っている。
主な使用ドラムはSAKAEのセレッシャルシリーズ。同社のエンドーサーでもある。

オリジナルアルバム

PARALLEL LIVES

収録曲
1.Isolation
2.Silent Shades
3.Same Circle
4.November 15th
5.Hand In Hand
6.Moving In Slow-Motion
7.Diachronic
8.Thermograffiti
9.New Day
10.Words That Bind us
11.Sleepless Youth
12.Tribal Session
13.End

2009年5月発売の1stアルバム。
ライブの定番曲『Isolation』や『November 15th』をはじめとした、ファンに高い人気を誇る曲をいくつも収録している。
アルバムのテーマは、勢いや生っぽさ。ソフトでいくらでも加工できてしまう今だからこそ、一発撮りなどといった生音の質感に拘ったと生形は語っている。

Sands of Time

収録曲
1.Chaotic Imagination
2.Cold Reason
3.Sands of Time
4.Around the Clock
5.Memento
6.Sunday Morning Escape
7.Rendaman
8.Slow Down
9.The Swim
10.Pendulum
11.Palm

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