DAYS(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

『DAYS』とは2013年から安田剛士が『週刊少年マガジン』にて連載を開始した高校生サッカー漫画および、それを基にしたアニメ作品である。いじめられっ子の柄本つくしと金髪長髪でカリスマ性を漂わせる少年、風間陣。「つくしはさ、サッカー好き?」この一言をきっかけとして西東京の名門「聖蹟高校サッカー部」に入部することとなる。たった1年、されど1年。その言葉に隠された本質を伝えていくために、今らしい高校生が抱える不安・葛藤・熱意・期待を全て詰め込まれている。

丸岡と甲斐によってサッカー部が創部された東京都にある私立の男子校。創部2年目にも関わらず、浦から「3本の矢のいない聖蹟では相手にならない」と言われるほどの実力がある。また、この年に桜木高校が練習試合で勝ちきれなかったのは京王河原高校だけである。

青函高校

夏休みに行われた合宿に参加していた青森県の強豪高校。4-5ー1が基本フォーメーション。

梁山高校

奈良県代表。昨年の選手権、今年のIHともに優勝の全国1位校。十傑が3人在籍している。

音羽学院

静岡県に存在し、昨年の選手権そして今年のインターハイともに準優勝校である。鉄壁のゴールキーパー砂山朝一がキャプテンを務めており、安定感抜群の守備と鋭いカウンターが武器だ。

一星学園

長崎県代表で、十傑の相庭未蘭率いる攻撃重視のチーム。5年前の監督交代をきっかけとして全国常連チームへと成長し、型が無く流動的なチームである。聖蹟高校とは全国高校サッカー選手権大会2回戦で激突する。

『DAYS』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

生方千加子「人が本気で挑戦して努力して、成せないことなんてこの世には何一つない!」

第33話にて生方が柄本を呼び出し、ファミレスにて最近の柄本への異変を問いただす場面。夏のインターハイ予選決勝、桜木高校に負けた責任を背負いすぎてしまい、取り柄の「走る」ことすらできなかった柄本。そんな彼に向けて放った言葉が「人が本気で挑戦して努力して、成せないことなんてこの世には何一つない!」である。
同学年ではあるものの高校生の女の子がハッキリと物を言う姿には読者の私たちにも問われているのではないかと想起させる。言われた柄本も悔しさを自覚し、冬の選手権に向けた再スタートを切れるきっかけとなった。

君下敦「キックの精度だけは努力の量に比例するに決まってる」

聖蹟の10番を背負い、司令塔としてチームに貢献する君下であったが、周囲の才能が光る選手と比較してしまうとこれといって秀でたものは無かったのも彼のパーソナリティーであった。その何よりも自分に厳しい性格と努力家の姿勢は聖蹟をさまざまな場面で救っている。作中の面白い場面として「君下は○○だ!すごい!」といった他者からの褒め言葉が多いけれども、君下自身の言葉は全くない。彼ほど努力家であり、貪欲な選手は高校生ながら少ない。それほどまでに君下の全てを語る一言が、「キックの精度だけは努力の量に比例するに決まってる」であった。

『DAYS』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

本編では描かれなかった物語が読める番外編『DAYS -fragment』

「気がついたらまた描いてました…」と作者の安田剛士が語るほど、『DAYS』への熱が込められた短期集中連載が全9回描かれた。第1回は京王河原高校サッカー部メンバーの選手権都予選準決勝敗退後の物語が描かれている。

『DAYS』の主題歌・挿入歌

OP(オープニング):HOWL BE QUIET「Wake We Up」(第1クール)

作詞・作曲は竹縄航太、編曲はHOWL BE QUIETと横山裕章、歌はHOWL BE QUIET。

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