スキップ・ビート!(スキビ)のネタバレ解説・考察まとめ

漫画家、仲村佳樹により描かれた日本の少女漫画作品。白泉社発行の花とゆめにて2002年から連載されている。日本ではテレビアニメ化、台湾ではドラマ化とメディアミックスも果たしている。幼馴染への復讐のために芸能界入りした少女、キョーコが演技の面白さに目覚め、今まで他人を中心に動いてたのとは対照に自分のために俳優になることを目指すラブコメディである。ショート漫画も掲載されたファンブックも発行されている。

蓮の父親。日本では保津周平という名前で活躍していた大物俳優であり、アメリカに活動拠点を移すにあたって本名に戻した。クー自身はアメリカと日本のハーフである。父親が凄すぎて周りから嫉妬と迫害にあっていた蓮をみかねてローリィに預けたが、本当は重度の親ばか。来日した際に蓮をおびき出すためにキョーコに辛く当たっていたが、キョーコの才能を見出して演技を教えることになった。
実は大食いで50人前くらいはぺろりと平らげる胃袋を持っており、巷では”保津周平胃袋ブラックホール伝説”として有名な様子。
妻はスーパーモデル兼ハリウッド女優のジュリエナ。クーの話から、ジュリエナも相当な息子大好きと推察される。クー自身は料理が得意で家庭料理くらいならば簡単に作るが、ジュリエナの方は壊滅的に料理が苦手である。クーによれば、ジュリエナの料理を食べるときにクオン(蓮)は目に涙を浮かべて食べていたという。

『スキップ・ビート!』の用語

LOVE ME部

LME社長のローリィにより創設された、愛の欠落者を救済するためのセクション。本来デビュー前という体なのでテレビへの露出はしない方向だったのだが、キョーコと奏江は勝手にCMのオーディションに応募してデビューしてしまった。現在はキョーコはタレント、奏江は俳優として活動しながらLOVE ME部の仕事をこなしている。
LOVE ME部のスタンプとスタンプ帳があり、活動するとクライアントの満足度に応じて点数スタンプがもらえる。

呪いのLOVE MEつなぎ

LOVE ME部のシンボルともいえる、ビビッドピンクが目に痛いつなぎ服。一番最初こそキョーコたちが着用することを嫌がっていたつなぎだが、否がおうでも目立つためオーディションやテレビ番組では大活躍する効果がある。
最終的に、キョーコは人を威嚇するためにこのつなぎを着用していた。
周りの人々からすると、脳を汚染するピンク色である模様。

LME芸能プロダクション

キョーコ、奏江、蓮などが所属する大手芸能事務所。キョーコは小さい事務所だと松太郎の所属するアカトキエージェンシーに太刀打ちできないと考え、LMEに応募した。

アカトキエージェンシー

松太郎が所属する大手芸能事務所。LMEとは業界の一位二位を争っている。音楽部門に力を入れている。

だるまや

キョーコが下宿兼バイトしている小料理屋。ご夫婦で経営しているのだが二人ともキョーコをすごく大事にしてくれており、本当の両親よりも両親っぽい。ご主人は一見不愛想だがキョーコをいたく気に入っており、誕生日プレゼントにはかわいい靴を選んでくれたりする。奥さんはほがらかな人柄でおかみさんとして人気で、キョーコが出る番組を全部見てくれている。
キョーコがたまに夜中に奇声を上げることがあるので、そのときばかりは何事かと恐怖を感じている様子である。
常連さんもキョーコのことを気に入っていて、店を休んでいると気にかけてくれる。

コーン

キョーコが子供時代に京都の森の中で出会った少年。キョーコは妖精と信じているが、その正体は父親と一緒に来日していた蓮であった。名前も「コーン」と呼ばれていたが、実は「久遠(くおん)」を英語発音で発声すると「コーン」と聞こえていただけである。
この少年からもらった綺麗な石を、キョーコは”コーン”と名付けて大切にしている。

『スキップ・ビート!』の名言・名セリフ

スキップビートには、キョーコをはじめ個性的な登場人物たちの性格や信念が見え隠れする名言が多い。

破滅と絶望の序曲です!!

LMEタレント部門の椹さんに”愛”という言葉から連想することを問われ、キョーコが即答した言葉。松太郎に裏切られたことで、キョーコは自分の異性に対する気持ちに何重にも鍵をかけてしまった。愛や恋などのキーワードを聞くと、隠しきれない怒りが噴出してしまう。キョーコの心の傷がどれだけ深いかがうかがえる台詞である。この言葉を覆すために、愛を思い出させるというLOVE ME部が設立された。

アイツは私の獲物(モノ)よ!!!

キョーコがビー・グールのボーカル、レイノと対決した際の言葉。松太郎を蹴落とそうとするレイノに対し、自分が芸能界において一番先に松太郎に挫折を味合わせるのだという気持ちをぶちまけている。キョーコの松太郎への復讐心がどれだけ強いかが良く分かる台詞である。復讐心であろうと強い執着であることには変わりがないので、この台詞を聞いた松太郎はキョーコの心の中の自分の比重がまだかなり大きいことに嬉しさを感じている。

ああこれは愉快痛快!!

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