ソーシャル・ネットワーク(The Social Network)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ソーシャル・ネットワーク』は2010年に公開された、デヴィッド・フィンチャー監督によるアメリカの伝記ドラマ映画である。本作品はベン・メズリックの著書『facebook 世界最大のSNSでビル・ゲイツに迫る男』を映画化したもので、マーク・ザッカーバーグが世界最大のSNSサイト「Facebook」を設立する過程を描く。
多くの評論家から肯定的に評価され、第83回アカデミー賞の編集賞・作曲賞をはじめ、数々の賞を受賞した作品。

吹替:東條加那子
エドゥアルド・サベリンと付き合う女性。ビル・ゲイツの講演を聞きに来たマークとエドゥアルドを食事に誘う。

マリリン・デプリー(演:ラシダ・ジョーンズ)

吹替:甲斐田裕子
マーク・ザッカーバーグの弁護団の1人。新米弁護士で、専門は陪審員の選考。

ダスティン・モスコビッツ(演:ジョゼフ・マゼロ)

吹替:鈴木正和
マーク・ザッカーバーグたちとともに「Facebook」を立ち上げた人物。プログラミングを担当している。

ディヴィヤ・ナレンドラ(演:マックス・ミンゲラ)

吹替:加瀬康之
ウィンクルボス兄弟とともに、ハーバード大学内限定のSNSのアイデアを思い付いた人物。マーク・ザッカーバーグにプログラミングを依頼する。

ローレンス・サマーズ(演:ダグラス・アーバンスキ)

吹替:島香裕
ハーバード大学の学長。ウィンクルボス兄弟がマークに知的財産を盗用されたと訴えたときは「学生間の問題には大学は関与しない」と干渉しない姿勢をとった。

『ソーシャル・ネットワーク』の用語

Facebook

Facebook, Inc.が運営するインターネット上のソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)のこと。
2004年アメリカ合衆国の学生向けにサービスをスタート。2006年9月26日以降は一般にも開放される。日本語版Facebookは2008年に公開された。

ConnectU

ディヴャ・ナレンドラ、キャメロン・ウィンクルヴォス、タイラー・ウィンクルヴォスが運営するウェブサイト。サイトのコードを完成させるためにザッカーバーグを雇ったが、後に「彼にサイトのアイディアやデザイン、ビジネスプランやソースコードを盗まれたのだ」と主張する。これは「ConnectU論争」と呼ばれ、本作に題材として取り上げられたことで世界中の耳目を集め、結果「Facebook」への関心をさらに高めることにもなった。2011年4月11日、連邦控訴審はウィンクルヴォス兄弟の「自分たちの株式の価値は低すぎる」との主張を退けた第一審の判決を支持し、評価額1株あたり8ドル88セント相当のFacebook株式を受け取るべきとの判断を示した。

『ソーシャル・ネットワーク』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

マーク「ボストン大学だから縁が無いと思ってさ」

大学時代に付き合っていたエリカに対して告げたセリフ。ハーバード大学のマークは良いクラブに入ってボストン大学に在学しているエリカに向かって「ボストン大学だから縁が無いと思ってさ」と言い、ボストン大学では会えないようなエリートを紹介するという。マークには悪気があって言った言葉ではないのだが、「ボストン大学では勉強しても意味がない」と言われたことが決定的となり、エリカは別れを切り出した。頭がいいマークだが、人の心の機微が分からない、あるいは理解しようともしないということが、このセリフによく表れている。

マーク「セキュリティの欠陥が見つかった点については、理事会から評価されるべきものと確信しています」

ハーバード大学のコンピュータをハッキングして女子学生の写真を集めたマークは、理事会に呼ばれることになった。しかし彼は悪いことをしたとは思っておらず、むしろ「セキュリティの欠陥が見つかった点については、理事会から評価されるべきものと確信しています」といい、巨大な大学のサーバーを4時間でパンクさせたこと、セキュリティの欠陥を明かしたことを誇るような態度さえとった。マークは半年間の保護観察処分を受けることになる。
並外れた技術を持つこと、自分の中で優先度の低いことに関しては無関心であることなど、マークがどのような人物なのかがよくわかるエピソードとなっている。

『ソーシャル・ネットワーク』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

マークやエドゥアルドのキャスティング

2009年8月より、合衆国各州でオーディションが始まった。マークの役にはシャイア・ラブーフやマイケル・セラといった俳優が候補に挙がっていたが、最終的にジェシー・アイゼンバーグに決まった。またのアンドリュー・ガーフィールドもマーク役でオーディションを受けていたが、フィンチャーからの薦めでサベリン役にキャスティングされた。アンドリュー本人は「マークについて深く知っていたことが役作りの役に立った」と述べている。

Facebook側の反応

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