ソーシャル・ネットワーク / The Social Network

ソーシャル・ネットワーク / The Social Network

『ソーシャル・ネットワーク』は2010年に公開された、デヴィッド・フィンチャー監督によるアメリカの伝記ドラマ映画である。本作品はベン・メズリックの著書『facebook 世界最大のSNSでビル・ゲイツに迫る男』を映画化したもので、マーク・ザッカーバーグが世界最大のSNSサイト「Facebook」を設立する過程を描く。
多くの評論家から肯定的に評価され、第83回アカデミー賞の編集賞・作曲賞をはじめ、数々の賞を受賞した作品。

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ソーシャル・ネットワーク / The Social Networkのレビュー・評価・感想

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ソーシャル・ネットワーク / The Social Network
8

物語の展開の速さが惹きつけてやまない作品です。

マーク・ザッカーバーグ氏によって彼がハーバード在学中に作られ、世界中で使われることとなったSNS、facebookの誕生を脚色を強めて映画化したものです。
監督は奇才デイビット・フィンチャー。私は是非この映画を、現在学生である方々にオススメしたいです。私自身学生なのですが、この映画を見たときに、改めて世界のスピードの速さに驚きました。インターネットが誕生したことで、無名の存在が億万長者になることは珍しくはありません。マーク自身、大学時代は目立たず、女子学生の顔を比較するサイトを作成したことで大学から処分を受けたこともあります(この部分は映画でも描かられています)。そんな彼が一つのアイデアを元に世界中の人間関係をインターネット上に再構築しようとして出来たのがfacebookでした。この映画の面白いところはその展開の速さと登場キャラクターたちです。マーク・ザッカーバーグ自身否定していますが、この作品でデイビット・フィンチャーはマークをアスペルガー症候群だという前提で描いています。そのため彼の行動には一般の人には受け入れられず、他人とも全く馴染めない様子が見られます。この映画はそんな世界のはぐれものでも、一気に億万長者の道へ駆け上がることができるようになった時代を象徴している作品だと思いました。