ノラガミ(野良神)のネタバレ解説・考察まとめ

『ノラガミ』とは、あだちとかが月刊少年マガジンに2011年より連載している漫画。それを原作にアニメや舞台化もされている。主人公の夜トをはじめとした、日本の神をとりまく環境を軸に描かれる現代和風ファンタジー。祀られていない無名の神、夜トは自ら社を建てる為に、僅かな賽銭で仕事を請け負っていた。そんな彼と周囲の人や神を巡る戦いを描く。

『ノラガミ』の用語

超常の存在で人々の願いから生まれる。神器や妖の攻撃でしか消滅せず、たとえ消滅したとしても信仰を集めている神は復活(代替わり)することにより復活する。逆に信仰を集められない無名の神は消滅の危険にさらされる。

神器(しんき)

神の許で武具となった死霊。通常は人間と同じ姿だが、主である神の呼びかけで変化する。武具や防具のみではなく獣や鏡など、どのような物に変化するかは霊個体や主となる神によって異なる。神器自身は生前の記憶を持ってないが、望まぬ死を遂げた者が神器になることができる。ただ、魔に憑かれ自殺した者等は魂が穢れてしまっているため神器にはなれない。神器と定められると、主たる神から名を与えられ身体のどこかに名を示す漢字が刻まれる。また、自らの意思で主従する神を変えることが可能。神器が罪を犯したり、神を裏切ったりと魔が差し、精神が乱れると神に苦痛と共にヤスみが生じる「神を刺す」状態となり、神器の体には目玉が出る。酷くなると神器は妖になり、破門せず神と繋がったままだと神も墜ちてしまう。

祝の器(はふりのうつわ)

主である神に二心なく忠誠を誓い進化を果たした神器のこと。主を名を懸けて守った証で、武具になった際の形状が変わる。

眷属

神器を含め、神に使える存在全般を指し、人間とは限らない。

道標(みちしるべ)/ 道司(みちつかさ)

人間にとって善にも悪にもなる己の役割に純粋な神を、人にとって善たる存在へと導き示す眷属のこと。

ヤスみ、ヤスむ

「病」の忌み語。不浄を受ける(穢れてしまう)こと。ヤスんだ箇所は変色し周りの者にも伝染し、手水舎の清水などで清めないと身体を蝕み続ける。神器が神を刺すことによって生まれたヤスみは「禊」をしないと完治しない。

禊(みそぎ)

主である神を神器が刺した場合に行う儀式で、3名の神器によって獄という結界に刺した神器を閉じ込めて行われる儀式。閉じ込められた神器は想像を絶する激痛に耐えながら、犯した罪を贖罪することになる。

妖(あやかし)

弱った人間に憑く、呪や念が絡んだ彼岸の存在。神器以外では傷つけることが出来ない。神を刺した神器や妖に障られた死霊が放置されたままだと妖になる。

風穴(ふうけつ)

黄泉と通じる穴で、妖が出てくる場所。基本的には不規則に発生する。

高天原(たかまがはら)

日本の神々が住まう世界で彼岸の地。社を通じて此岸と行き来が出来る。此岸で社を持ち祀られると、神と認定されて神籍と住居用土地が与えられる。

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