ノラガミ(野良神)のネタバレ解説・考察まとめ

『ノラガミ』とは、あだちとかが月刊少年マガジンに2011年より連載している漫画。それを原作にアニメや舞台化もされている。主人公の夜トをはじめとした、日本の神をとりまく環境を軸に描かれる現代和風ファンタジー。祀られていない無名の神、夜トは自ら社を建てる為に、僅かな賽銭で仕事を請け負っていた。そんな彼と周囲の人や神を巡る戦いを描く。

毘沙門天(びしゃもんてん)

七福神の一柱で歩く武器庫と言われるほど、多くの神器で全身を武装している最強の武神。神器たちからは「姉様」「お嬢」「毘沙門様」など様々な呼び名で呼ばれている。神器の名前に「巴」の字をいれており、かつては「麻」の一族を率いていた。夜トに対して厳しく当たるなど苛烈な面が目立つが、死霊を見捨てられず、神器に召し上げてしまう優しい心の持ち主でもある。その為、多くの神器を抱えており身体に支障をきたし、頻繁に沐浴を行っているが沐浴だけでは足りず今では薬漬けになってしまっている。

兆麻(かずま)

武神毘沙門の神器であり、彼女の道標。 眼鏡をかけた青年で、名は「兆」。毘沙門の神器の中では最古参で、神器としての形状は桜の花のピアス。兆麻自身の戦闘能力は低いが、全ての神器を取りまとめ、個々の能力を最大限発揮(命中精度の修正、攻撃範囲の補佐など)させるなど、毘沙門の神器の中でも重要な役割を担っている。その正確なナビゲートは「毘沙門を最強の武神たらしめる要因」と形容されるほどで、夜トも一目置いている。現在は「祝の器(はふりのうつわ)」として覚醒しているが、神器になりたてのころはただの小さな釘のような形状で、境界も引けなかった。

出典: dic.pixiv.net

囷巴(くらは)

毘沙門の神器。名は「囷」。髭面の中年男性。ライオンの姿の騎獣となり、嗅覚によって敵を追跡する。毘沙門のことを「お嬢」と呼ぶ。初登場時の夜トとの戦いで右目を負傷し、眼帯を付けている。同じ神器の子供たちに懐かれている。

出典: ja.wikipedia.org

天神(てんじん) / 菅原道真(すがわらのみちざね)

全国に多くの系列神社を持つ、天満グループの長。束帯を纏い、巫女装束の神器を持つ。持ち歌では「東風吹かば〜」の歌を特に気に入っている。神器の名前には「喩」の一文字を入れる。今でこそ温厚で好々爺然としているが、神に成り立ての頃は現世への未練が深い荒ぶる神であり、自身を死へ追いやった仇敵・藤原時平への怒りを思い出しただけで世が乱れたため、怨霊としても恐れられていた。謀殺された過去から人を信用しておらず、人ではない梅雨を道標にしている。受験シーズンは多忙となるため、夜トに雑用に近い仕事を依頼することもある。

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梅雨(つゆ)

天神につき従う女性。道標。古風な口調が特徴的。神器ではなく、太宰府に左遷された生前の道真を追って飛んで行った梅の木の精。そのため木々と会話する能力を持っている。

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真喩(まゆ)

天神の神器で、名は「真」。和服を着ているおかっぱの女性。かつて「伴音(伴)」の名で夜トに仕えていたが、社も給料もなく、副業で働いても給料を主に使われてしまうなど「生理的に無理」という理由から3か月で夜トの神器をやめている。伴器だった時は小さなナイフに変わったが、現在の神器としての姿は煙管。

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恵比寿(えびす)

七福神でも大黒天と共に双璧をなす1柱で、長身痩躯の男性。正装は狩衣だが、商業の神であるため、普段はサラリーマン風の服を着ている。代替わりが多い事から、考え方が進んでいるとされる。極度の運動音痴だが、釣りは得意であり、歴代の恵比寿の記憶から海が好き。 ヒルコ神なので体がものすごく柔らかい。当代の恵比寿は実力があれば野良でも扱うことを厭わないなど、神々の常識を外れた行動をとっており、祝の器に覚醒した雪音の譲渡を夜トに依頼したこともある。実際、自らの屋敷にいる神器の半数以上が野良である。神器からは「若」と呼ばれている。また、この世で起こる災いの一部でも制御するべく、人の世のために面の妖を使役しているが、術師としては不完全であるために妖からしばしば刺されており、強運の福の神であるにも関わらず代替わりが多いのも、飼っている妖に食われてたびたび命を落としているためである。

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野良(のら) / 緋(ひいろ) / 螭(みずち) / 疫(えやみ) / 筒弥(つつみ)

全身に無数の名が刻まれた白衣に天冠の神器の少女。かつて夜トの神器として、毘沙門の神器を惨殺した。野良であるため忌み嫌われ、名前を呼ぶことも疎まれている。夜トが与えてくれた名を気に入っており、これまで夜トを刺したことは一度も無い。彼の神器であることを望んでいる。しかし、一方であらゆる状況においても平然と薄ら笑いを浮かべる等、非常に冷酷な性格の持ち主である。夜トの真の名を知る一人。

出典: ja.wikipedia.org

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