ひよ恋(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ
『ひよ恋』は雪丸もえによる学園恋愛漫画であり、少女漫画雑誌『りぼん』で連載されていた。主人公の西山ひよりは人見知りで、中学生までは友達が幼馴染しかおらず、高校に上がっても登校初日は緊張していた。しかし隣の席の広瀬結心はひよりと反対の性格で、みんなの人気者である。ひよりは結心に勇気づけられることが多くなり、いつしか好きになっていた。臆病なひよりが変わろうとする成長も見られ、読者からは「応援したくなる」という声が寄せられた。最終巻では累計300万部を突破するほどの人気ぶりだ。
中野律花(なかのりつか)
CV:藤田咲
ひよりの幼馴染で、ひよりにとって一番の大親友である。愛称は「りっちゃん」で、ツインテールが特徴。幼い頃から面倒見がよく、ひよりが学校に行くことに嫌がっていた時は手を引っ張って無理矢理連れて行っていた。高校からもその面倒見の良さは変わらなかった。しかし、ひよりが結心が付き合いだしてからは、りっちゃんがひよりと過ごす時間はわずかに減ってしまった。ひよりに頼られることが減って寂しさを感じ、ひよりを取られたように感じて結心にも嫉妬をするようになる。もし、ひよりに「過ごす時間が少なくなって寂しい」と話すと、「広瀬君と付き合うのやめる!」と言い出すことを心配した。そのため、自分から徐々に距離を置くようになった。
相沢夏輝(あいざわなつき)
CV:三科由布子
ひよりのクラスメート、男子のようなガサツな性格をしている。男子を好きになるよりも、小さくて、可愛い女子に惹かれる。そのため、ひよりのことが大好きで、ひよりと結心の恋も応援している。夏輝自身もバイト先によく来る大学生から告白されたが、男子に「好き」と言われたことがなかったため、緊張して逃げ出してしまう。少しずつ話すことから始め、いずれは付き合いだす。
田中弘司(たなかひろし)
CV:高橋伸也
ひよりと3年間同じクラスである。1年生の時、学級長を務めており、常に本を読んでいる。優等生的な性格であるが、スポーツもよくできる。常にメガネをかけており、その素顔は誰にも見せないような謎も持っている。恋愛に無頓着なわけではなく、バレンタインデーにもらったチョコレートはありがたくもらっていた。
富永妃(とみながきさき)
結心の幼馴染で、名門女子校に首席で合格した。頭もよく、容姿も良いことから、女子校であるにも関わらず妃のことは、妃の住む地域の男子生徒によく知られていた。しかし、妃は幼いころからずっと結心のことが好きである。結心は「大切な幼馴染」とて妃を見ている。結心に思い切って告白すると、距離を置かれたこともあり、少し傷ついていた。しかし、両親の都合でイギリスに移住することが決まった際に、結心に最後の返事を聞きに行く。「幼馴染としては大事」と言われて、結心への好き、という思いは吹っ切れた。イギリスに移住した後もたまに帰ってきて、友達として遊ぶこともあった。
折坂秋穂(おりさかあきほ)
結心、妃と中学校が一緒だった。3年生に上がると、ひよりと同じクラスになる。昔の自分と似ているひよりだが、今は彼氏も、友達にも恵まれており、今の秋穂より学校生活を充実させていることに憎さを感じている時期があった。人見知りだが、少しずつクラスメートとも話せるようになっていく。中学生の時から妃のことが好きである。
仁戸部コウ(にとべこう)
2・3年生でひよりと同じクラスになった。勉強はできるが運動が苦手である。人と話すことが苦手で、大勢で1つのことに熱中して協力するような雰囲気も苦手である。付き合いの悪さはクラスメートからあまり良く思われていなかったが、文化祭をきっかけに人と話すことが増える。文化祭でひよりと同じ実行委員を務めることになり、ひよりと話す機会も増えた。結心も親しみを込めて「コウ君」と呼ぶようになった。どこか自分と似たようなとことがあり、ひよりからもよく話しかけられるうちに好きになっていた。ひよりとよく話すことも増えたことから、りっちゃんもひよりといることをよく見かける。りっちゃんと話す機会も増え、りっちゃんにいつしか好かれていた。「好き」と言われた時は、はっきりと返事をしなかったが、その後を見ると段々と付き合い始めている。
松島礼奈(まつしまれいな)
ひよりが2年生に進級した際、結心の隣の席になった女子生徒。年齢はひよりの一つ上だが、1年生が終わるとアメリカに1年留学したため、2年生から学校に通い始めている。結心に一目ぼれして、登校初日から積極的に話しかけていた。社交的な性格であり、結心だけでなくクラスメートともすぐに仲良くなることができた。ひよりも結心を好きであることを知ると、自分からはあまり話しかけられないひよりに意地悪をしたくなることもあった。しかし、受け身な性格を昔の自分と重ね合わせ、応援したくなっていた。礼奈自身、アメリカに本命の彼氏がいたため、結心に振られるとすぐに吹っ切れた。ひよりの恋は応援し続けていた。
平井淳平(ひらいじゅんぺい)
CV:興津和幸
結心と仲の良い友人のうちの一人。いつもパーカーを着ている。勉強はあまりできず、周囲からは「バカ」と認識されている。美人の女子がいるとすぐに追いかける癖がある。
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ひよ恋の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ
『ひよ恋』とは、雪丸もえによる日本の少女漫画である。人見知りが激しく低身長のひよりが、自分とは正反対の性格の明るく笑顔で、高身長の結心に恋をする学園恋愛漫画である。ひよりは幼馴染のりっちゃんに頼って学校生活を送っていたが、高校からは自分のネガティブな性格を変えようと努力する。ひよりが自分に自信を無くすような後ろ向きなセリフが結心と関わるにつれて、ポジティブなセリフに変わっていくところにひよりの成長が見られる。また、ひよりが結心に積極的に関わりを持とうと行動する場面も魅力である。
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目次 - Contents
- 『ひよ恋』の概要
- 『ひよ恋』のあらすじ・ストーリー
- ひよりの初恋
- ひよりのライバル
- 結心から妃への告白の返事
- 妃との別れ
- 結心に告白
- お互いの夢へ
- 『ひよ恋』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- 西山ひより(にしやまひより)
- 広瀬結心(ひろせゆうしん)
- ひよりと結心の友達
- 中野律花(なかのりつか)
- 相沢夏輝(あいざわなつき)
- 田中弘司(たなかひろし)
- 富永妃(とみながきさき)
- 折坂秋穂(おりさかあきほ)
- 仁戸部コウ(にとべこう)
- 松島礼奈(まつしまれいな)
- 平井淳平(ひらいじゅんぺい)
- 美沙(みさ)
- ひよりと結心の学校関係者
- 三谷美代子(みたにみよこ)
- 森先生(もりせんせい)
- その他の登場人物
- 大城奏多(おおしろかなた)
- ひよりの母
- 結心の母
- 石井(いしい)
- ぷいぷい
- 『ひよ恋』の用語
- セリ女
- ライバル
- 『ひよ恋』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 広瀬結心「コレ結心論」
- 西山ひより「広瀬君に似合う人になりたかったの」
- 広瀬結心「2人で一緒に夢叶えよう!」
- 『ひよ恋』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 田中君の素顔は実はイケメン
- りっちゃんは恋愛に不器用だった
- 妃と田中君が婚約する
- 『ひよ恋』の主題歌・挿入歌
- OP(オープニング):野水いおり「MICRO DISTANCE」