ひよ恋の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ
『ひよ恋』とは、雪丸もえによる日本の少女漫画である。人見知りが激しく低身長のひよりが、自分とは正反対の性格の明るく笑顔で、高身長の結心に恋をする学園恋愛漫画である。ひよりは幼馴染のりっちゃんに頼って学校生活を送っていたが、高校からは自分のネガティブな性格を変えようと努力する。ひよりが自分に自信を無くすような後ろ向きなセリフが結心と関わるにつれて、ポジティブなセリフに変わっていくところにひよりの成長が見られる。また、ひよりが結心に積極的に関わりを持とうと行動する場面も魅力である。
『ひよ恋』の概要
『ひよ恋』とは、雪丸もえによる日本の少女漫画である。人見知りが激しく低身長の西山ひより(にしやま ひより)が、自分とは正反対の性格の明るく笑顔で、高身長の広瀬結心(ひろせ ゆうしん)に恋をする学園恋愛漫画である。
ひよりは高校1年生の入学式で学校に向かう途中で大きな事故に遭い、その日から一度も学校に行けなかった。12月からやっと学校に通い始めることができたが、登校初日はすでに仲の良いクラスに馴染めるか不安でいっぱいだった。そんな時、ひよりの低身長で大人しい性格を動物のひよこと似ていると思った結心が「ひよりん」とニックネームをつけて呼び始めた。目立つことが大の苦手だったひよりは、クラスで人気者である結心にかまわれることが最初は苦手だった。しかし、ひよりは自分がクラスに溶け込めるためにしてくれている、と実感し結心の優しさを身に染みて感じる。いつも気にかけてくれる結心のことを好きになっていた。人生で初めて恋をしたひよりを幼馴染の中野律花(なかの りつか:通称りっちゃん)は自分から告白できるように応援する。しかし、いつも頼ってくれるひよりが自分から離れていくことに寂しさも感じていた。
ひよりは恋も大事にしたいが、大親友を捨てたくはない。時に恋と友情のどちらを優先するべきか葛藤しながらも、自分の気持ちを正直に相手に伝えていく。自分の意見に蓋をしていたひよりが、自分からはっきりと気持ちを伝えられるようになっていく様子に心を打たれる。ネガティブな性格を変えようと努力し、ひよりが努力している姿に惹かれていく人間も周りに現れる。大事なものを自身の力で掴みに行こうとするひよりの前進を思わせるセリフと、それを優しく受け止める周りの温かいセリフで溢れた物語だ。
西山ひよりの名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ
クラス全員に公開したひよこのあったかパンツ
登校して2日目、ひよりは隣の席の結心と日直になっていた。黒板のを消すのが日直の仕事だったが、それを結心に教えるのが恥ずかしく、言えなかったひよりは1人でやろうとする。自分の情けなさに泣いてしまい、その顔を見られたくなくて急いで終わらせようとして前に出ると、結心からスカートがめくれていることを指摘される。下に履いていた毛糸のひよこの柄が入ったあったかパンツをクラス全員に見られてしまい、大恥をかいてしまった恥ずかしいシーンである。
「何も残らないよりずっといい」
ある日、結心は校内で迷っている子猫を見つける。すぐに誰かの家に引き取ることは難しく、先生に見つからない場所で、ひよりと結心で世話をしていた。
雨が降った日にひよりは子猫のことが心配になり様子を見に行く。子猫は雨に濡れて、鳴き声を上げていた。一晩中そこに居させるのはかわいそうだと思ったひよりは連れて帰ろうとする。ひよりは傘を忘れており、持っていたひざ掛けで子猫を抱えて連れて帰ろうとした。校門まで行くと、結心を見かける。隣には他校の制服を着た富永妃(とみなが きさき)が立っていた。ひよりを気遣って妃は「大丈夫?」と声をかけながら傘をひよりの方に傾けた。しかし、妃のことは前から「結心と付き合っているらしい」という噂を耳にしたことがあったため、2人の間に入ったら邪魔なのではないかと思う。その場に居づらくなったひよりは傘を持っていないにも関わらず、結心に子猫を預けて、雨に当たりながら家に帰った。
翌日、風邪をひいたひよりは学校を休んでいた。りっちゃんと夏輝がお見舞いに来てくれて、時間をずらしてあとから結心も来てくれた。結心が心配して来てくれたことがひよりは嬉しかった。その時、これからもかっこ悪い姿を見せることがあるかもしれないが、結心ともっと関わって思い出を作ろうと思う。この時、ひよりは「カッコ悪くても、恥ずかしくても、もういいや。何も残らないより、ずっといい」と考え、中学生の時より自分から立ち直れる力がついていた。
「私、広瀬君が好きです」
2年生の夏、ひよりは結心を花火大会に誘った。ひよりは浴衣を着てりっちゃんからもらった髪飾りを付けていくが、途中で失くしてしまう。それを結心に話すと見つかるまで色んな場所を探し回り、ひよりのことを全力で助けようとする。今までの結心の自分に対する優しい態度と、その時の髪飾りを一生懸命探す姿を見て、ひよりは好きという思いが溢れて「私、広瀬君が好きです」と突然告白する。結心が「俺...」と返事をしそうなところで友人の淳平が現れ、最後まで返事は聞けなかった。しかし、ひよりが勇気を振り絞って告白できたシーンである。
廊下で公開告白
花火大会で勢いで告白したひよりは、翌日結心から話しかけられるのが怖かった。もしフラれたら受け入れられないと思ったからだ。
翌日、結心に話しかけられると緊張して青ざめた様子でいると、体調が悪いと勘違いされる。とにかく結心から離れたいと思い、その場を逃げ出すと結心に追いかけられる。全力で逃げると腕を引っ張られて廊下のど真ん中で、後ろに倒れこんでしまう。その様子を野次馬に見られて恥ずかしさが最大まで来たひよりは、ロッカーに籠ってしまう。
結心から「俺の聞き間違いじゃなければ、昨日の返事したい。『広瀬君は大事な友達』ってことに」と言われる。結心はわざとからかって「広瀬君は大事な友達」と言い、ひよりをロッカーから出てこさせた。ひよりは出てくるなり、「違う!私が言ったのは!広瀬君が好き」と大勢の前で公開告白した。
結心からのモーニングコールにドキドキ
ひよりは結心と付き合い始めて、「毎日メールしてもいい?」と聞いた。結心はそれに快く「いいよ」と答える。ひよりは早速その夜、メールをしてみたがなかなか返信が返ってこず、結局その日は返信なしだった。そのまま朝になり、ひよりは携帯が鳴り始めたのに気づいて目が覚める。りっちゃんかと思って気の抜けた声で出ると、結心からの電話だった。突然のことで緊張してしてまともな会話ができなかったが、結心からの初めてのモーニングコールでいい朝を迎えれたのだった。
結心からの初頬キス
ひよりは結心と付き合い始めて恋人同士になった後、まだ結心のことを詳しく知らず、誕生日さえも分かっていなかった。ある日、教室に行くと結心の誕生日を祝っているクラスメイトを見て、彼氏の誕生日を知らない自分にがっかりした。その日は細かい小銭しかなかったため、遊びには行けなかったがひよりの家でおうちデートをすることになる。ひよりのアルバムを見たり、ひよりが学校で拾った子猫のぷいぷいに会ったりなど、まったりとした時間を過ごした。
ひよりは家の門の前まで結心を送ると、結心からそっと抱きしめられ、頬にキスをされる。ただの頬のキスだけで顔を赤くしてしまい、ひよりの初々しさが感じられてほっこりする場面である。
クラスメイトの前で食べさせてもらうところを見られることへの羞恥心
ひよりは結心と付き合い始めてから一緒にお弁当を食べ始めた。ひよりは、初めて一緒にお弁当を食べた日は結心が近すぎて緊張してしまっていた。思うように手も動かず、トマトを転がしてしまうとそれを結心がキャッチした。それを結心は食べさせようとしたがクラスメイトから見られていることをひよりは意識し、顔を真っ赤にして恥ずかしい様子を見せた。
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ひよ恋(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ
『ひよ恋』は雪丸もえによる学園恋愛漫画であり、少女漫画雑誌『りぼん』で連載されていた。主人公の西山ひよりは人見知りで、中学生までは友達が幼馴染しかおらず、高校に上がっても登校初日は緊張していた。しかし隣の席の広瀬結心はひよりと反対の性格で、みんなの人気者である。ひよりは結心に勇気づけられることが多くなり、いつしか好きになっていた。臆病なひよりが変わろうとする成長も見られ、読者からは「応援したくなる」という声が寄せられた。最終巻では累計300万部を突破するほどの人気ぶりだ。
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目次 - Contents
- 『ひよ恋』の概要
- 西山ひよりの名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ
- クラス全員に公開したひよこのあったかパンツ
- 「何も残らないよりずっといい」
- 「私、広瀬君が好きです」
- 廊下で公開告白
- 結心からのモーニングコールにドキドキ
- 結心からの初頬キス
- クラスメイトの前で食べさせてもらうところを見られることへの羞恥心
- 雨を避けてくれる結心と接近して赤面
- 「秋穂ちゃんは大切な友達だよ」
- 広瀬結心の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ
- 「ハイ、共犯」
- 「知らないなら知ればいいだけ」
- 「とりあえず笑っときゃいいことあるぞ、これ、結心論」
- 「なーにしてんの?」
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- 「俺も同じこと思ったよ。妃に好きだって言われたとき。だからその次はちゃんと答えたい、って思ったんだ。自然とそう思える相手ができたから」
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