下ネタという概念が存在しない退屈な世界(下セカ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『下ネタという概念が存在しない退屈な世界』とはガガガ文庫から刊行された赤城大空によるライトノベル。2015年にアニメ化された。
本作の世界では性的な表現が全面的に禁止されており、公序良俗健善法で性的な表現ができないようになっている。装着が義務付けられた小型端末PMによって、性的な言動をしてしまうとすぐさま感知され健善課による厳しい処分が下されてしまうのだ。そんな恐ろしい世の中で、下ネタを知らしめるべく華城綾女(かじょうあやめ)率いるSOXのメンバーが立ち上がる。

奥間善十郎(おくまぜんじゅうろう)

CV:斧アツシ
狸吉の父親であり、下ネタテロリスト。現在は善導課に捕まり投獄中の身である。

鬼頭慶介(おにがしらけいすけ)

鼓修理の父親であり、鬼頭グループの代表でもある。
下ネタ組織に支援を送る重要な存在である。

ソフィア・錦ノ宮(ソフィアにしきのみや)

CV:大原さやか
アンナの母親であり、PTAの元締めである。
その他にもH禁止法を画策している張本人である。

遠藤正志(えんどうまさし)

CV:川田紳司
綾女の父親であり、元政治家。濡れ衣を被せられ現在投獄中であり、綾女にPMを3分間だけ無効化するガラケーを授ける。

『下ネタという概念が存在しない退屈な世界』の用語

公序良俗健全育成法(こうじょりょうぞくけんぜんいくせいほう)

日本から性的な物を排除しようとするシステムであり、主に性的な発言や行動をする事を取り締まる為のものである。いわゆる児童ポルノだけでなく、成人の性的な描写すらも完全に排除される。

PM(ピースメーカー)

作中世界で25年前に導入された、超小型端末。インターネット・音声通信・動画や写真の記録、本の閲覧等が可能。首輪と腕輪のセットで構成された代物で、全国民が装着を義務付けられている。装着者の会話・行動・手の動きをトレースし、卑猥な言葉と行動を監視している。下ネタを言ったり、卑猥な行動をとると直ちに反応し、善導課に連絡が飛ぶ。

H禁止法(エイチきんしほう)

公序良俗健全育成法をさらに推し進めるための法案。PMの装着だけでなく、動向を全部監視・記録しようというもの。施行されれば股間にも装置がつけられるはずだったが、新体制派から「危険すぎる」「この法案は白紙に戻すべき」と問題視されたことで廃案となった。

地下国会図書館(ちかこっかいとしょかん)

大量のAVとそれの使用者リストが眠る図書館。

ヘルサウンド

公序良俗健全育成法が施行されたことで出現した下ネタテロリストの中でも、特に凶悪な者を収監する監獄。

電撃PM

「公然猥褻病」の感染を未然に防ぐという名目で導入された電撃貞操帯。装着車の性的興奮に反応して電撃が流れる。

北の大地

「公然猥褻病」に感染した人々が隔離されている場所。

『下ネタという概念が存在しない退屈な世界』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

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