古坂大魔王(ピコ太郎/古坂和仁)の徹底解説まとめ
古坂大魔王(こさかだいまおう)は「底ぬけAIR-LINE」の一員としてデビューしたお笑いタレント。テクノユニット・ノーボトム(後にNBRに改名)のメンバーでもあり、お笑い以外でも音楽活動や俳優業などで活躍し、マルチな才能を発揮している。2016年には歌手「ピコ太郎」に扮してYouTubeに「ペンパイナッポーアッポーペン」(PPAP)の動画を投稿し、世界的な大ヒットとなった。2017年にタレントの安枝瞳との結婚を発表。翌年に第1子が誕生し「イクメン オブ ザ イヤー2018」の芸人部門を受賞した。
古坂大魔王の概要
古坂大魔王はお笑いトリオ・コンビ「底ぬけAIR-LINE」の一員として芸能界デビューを果たしたお笑いタレントである。本名は古坂和仁(こさか かずひと)。『ボキャブラ天国』などのバラエティ番組に出演していた。またお笑いと並行して音楽活動も行っており、2003年9月にはノーボトムというお笑いと音楽を融合させた音楽ユニットを結成した。ノーボトムは2008年頃にNBR(NEW BUSHIDOU RAVERS)に改名している。NBRとしては、クラブイベントプロデュースや、mihimaru GTのアルバム・ライブツアー参加、鈴木亜美などの楽曲リミックスなどを行っている。
2016年には歌手「ピコ太郎」に扮して「ペンパイナッポーアッポーペン」の動画をYouTubeに投稿。動画総再生回数が6億回を超え、大きな話題となった。ジャスティン・ビーバーが自身のTwitterで取り上げたこともあり、日本国内のみならず世界的に注目を浴びた。なお古坂大魔王は、「古坂はピコ太郎と別人である」としている。
2017年8月3日にはタレントの安枝瞳との結婚を発表した。翌年には第1子女児が誕生し、「イクメン オブ ザ イヤー2018」の芸人部門を受賞した。
古坂大魔王の来歴
底ぬけAIR-LINEとしてデビュー
青森県出身の古坂大魔王は高校卒業後、お笑い芸人を目指して上京し日本映画学校(日本映画大学)に入学する。そこで小島忍、村島亮と出会い、底ぬけAIR-LINEを結成した。結成当時の名称は「よにん組」だった。スピード感溢れるショートコントや、音楽(テクノ)を駆使したコントを得意としており、『ボキャブラ天国』などのバラエティ番組に出演していた。
底ぬけAIR-LINEの活動休止・ノーボトムの活動開始
2003年9月からはお笑い活動を休止し、新たに結成した音楽ユニット「ノーボトム」の活動に専念する。ノーボトムはお笑いと音楽を融合させた音楽ユニットで、古坂と小島の2人が結成。シングル『GO!GO!タイルマーン』やアルバム『ノーボトム!ワン』などをリリースした。また古坂はmihimaru GTの『パンキッシュ☆』のカップリング曲「Wasshoi !!」にも参加している。
ノーボトムの活動にあたって古坂は2015年に所属していたホリプロコムを退社、ユニット名もNBR(NEW BUSHIDOU RAVERS) に改名した。その後はクラブイベントプロデュース、mihimaru GTのアルバム・ライブツアー参加の他、鈴木亜美などの楽曲リミックスを手がけるなど活動の幅を広げていった。
お笑い芸人として活動
2008年頃からは、音楽活動に行き詰まりを感じたため、お笑い芸人としての活動を本格的に再開させる。2010年には単独ライブ「いいえ!昔っからメンドクサイ男です!」を成功させる。2011年には第2回単独ライブ「だから!昔っからメンドクサイ男です」を開催。このライブでピコ太郎が初登場する。
また2011年9月30日から青森市観光大使を務めている。
ピコ太郎の大ヒット
2016年に古坂がプロデュースするという体でピコ太郎の動画「ペンパイナッポーアッポーペン」が話題となる。「MixChannel」(ミクチャ)においてカバー動画が投稿されるなどして、日本国内で人気となった。そしてジャスティン・ビーバーが自身のTwitterで「お気に入り」とツイートしたり、BBCニュース・オンラインやCNNが記事に取り上げたりした結果、この動画が世界的に大ヒットした。YouTubeの週間再生回数ランキングでは累計1億3400万回に上り、世界1位を獲得。同ランキングにおいて日本人が世界1位を獲るのは初である。
同年の10月7日には「ペンパイナッポーアッポーペン」ほか4曲を世界134カ国で配信リリース。10月14日にはミュージックステーションの出演を果たす。そしてアメリカのビルボードソングチャート(Billboard Hot 100)2016年10月29日の週で初登場77位を記録したと発表される。このチャートインは、日本人として松田聖子に次ぐ26年振り、7人目の快挙であった。10月28日には「全米ビルボードトップ100に入った世界最短曲」としてギネス記録に認定された。
2017年にはピコ太郎の初武道館公演を行う。SILENT SIRENやLiSA、五木ひろし、東京スカパラダイス・オーケストラなどの歌手の他、前説に上田晋也、有田哲平(くりぃむしちゅー)といった面々をゲストに招き、大成功を収めた。
また同年にはSDGs推進大使を委嘱された他、「ウガンダ観光大使」に任命された。翌年の2月には日本忍者協議会がピコ太郎を「アジアPRアンバサダー」に起用。日本の伝統でもある「NINJA」を普及してほしいと要請された。4月には日本での凱旋ライブを行い、ももクロと制作した「Vegetable」を初披露した。
仕事・プライベートの充実
2017年8月3日、古坂はタレントの安枝瞳との結婚を発表した。翌年の6月には第1子女児が誕生し、10月にイクメン オブ ザ イヤー2018の芸人部門を受賞することとなった。
2019年5月16日には東北楽天ゴールデンイーグルス対北海道日本ハムファイターズの始球式を務める。その翌年には第2子女児が誕生したことを報告した。
古坂大魔王の芸風
底ぬけAIR-LINE
お笑いトリオ底ぬけAIR-LINEは1992年に結成された。メンバーは古坂の他にツッコミ担当の小島忍、ボケ担当の村島亮の3人のトリオ。のちにボケの村島が脱退し、2人組になりテクノユニットノーボトムを結成する。
ショートコントが主流で、音楽を取り入れた「あてぶり」コントもある。主に『ボキャブラ天国』『爆笑オンエアバトル』で活躍した。『ボキャブラ天国』では「きりもみ空中3回転」というキャッチフレーズで登場した。
NBR(NEW BUSHIDOU RAVERS)
2003年に音楽活動に専念するために芸人活動を休止、テクノユニット「ノーボトム」を結成する。ノーボトムは後に「NBR(NEW BUSHIDOU RAVERS)」に改名された。ユニットとしてはクラブ等で活動しており、古坂個人ではmihimaru GT・鈴木亜美・AAAなどのアーティストのライブツアー参加やリミックスなどでコラボやプロデュースもしている。
また音楽で海外デビューをするための出資を依頼するため、日本テレビ『マネーの虎』に出演したが、ノーマネーとなってしまった。
古坂は音楽制作ソフトやシンセの扱いにも長ける他、DJとしての顔もある。ミュージシャンとしての活動からも彼の人脈の凄さが分かるが、DJとしての古坂大魔王の人脈も凄いもので、TRFのDJ KOOとのDJプレイでさらにファンを魅了している。
ピコ太郎
謎の千葉県出身シンガーソングライター、ピコ太郎の「ペンパイナッポーアッポーペン」(PPAP)の1分程度の動画が世界を震撼させた。古坂大魔王に注目が集まるきっかけとなった。
古坂が古くから親しくしているAAAやSILENT SIRENらが動画を拡散し、ジャスティン・ビーバーがTwitterにてPPAPをお気に入り動画と発信したことにより、アメリカの雑誌『TIME』などが取り上げ、世界的に流行した。双子モデル、りかりこなどが「PPAPやってみた」動画を3600件以上投稿したのをきっかけに、一般ユーザーの動画の投稿も流行の手助けとなり、その中毒性が古坂大魔王の人物像への興味へと繋がった。
古坂大魔王のプロフィール・人物像
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目次 - Contents
- 古坂大魔王の概要
- 古坂大魔王の来歴
- 底ぬけAIR-LINEとしてデビュー
- 底ぬけAIR-LINEの活動休止・ノーボトムの活動開始
- お笑い芸人として活動
- ピコ太郎の大ヒット
- 仕事・プライベートの充実
- 古坂大魔王の芸風
- 底ぬけAIR-LINE
- NBR(NEW BUSHIDOU RAVERS)
- ピコ太郎
- 古坂大魔王のプロフィール・人物像
- 古坂大魔王の代表作
- 古坂大魔王名義
- 『上田ちゃんネル』
- 『イクゼ、バンド天国!!』
- 『mihimaru GTのラジマルGT』
- 『大!天才てれびくん』
- 『古坂大魔王 ツギコレ』
- ピコ太郎名義
- 「ペンパイナッポーアッポーペン」
- 「Hoppin' Flappin'!」
- 古坂大魔王の名言・発言
- 「頭のなかが1回ショートしました。とんでもないことが起きてしまいました、と」
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