萩尾望都「ポーの一族」 40年ぶりの続編「春の夢」が大評判で掲載誌が重版出来!
私がまだ若かった頃から、「萩尾望都」という名前はすでに他の漫画家さんとは別格な存在でした。萩尾先生にはたくさんの優れた作品がありますが、中でも特に有名な「ポーの一族」の「続編」がこのたび月刊「フラワーズ」に掲載されました。これが出版社の予想をはるかに上回る売り上げとなり、まもなく重版出来の運びとなったそうです。
萩尾望都 プロフィール
福岡県大牟田市生まれ。埼玉県在住。血液型はO型。
代表作は『ポーの一族』、『トーマの心臓』、『11人いる!』、『残酷な神が支配する』、『バルバラ異界』など。
作品のジャンルはSF・ファンタジー・ミステリー・ラブコメディー・バレエもの・心理サスペンスものなど幅広い分野にわたり、竹宮惠子・大島弓子らとともに「花の24年組」と呼ばれ、中でもその代表格、さらには「少女漫画の神様」とも評せられている。その作品は文学的あるいは文学を超えているとも言われ、文化人たちが多く批評の対象としている。
2012年春に少女漫画家では初となる紫綬褒章を受章した。
出典: ja.wikipedia.org
「ポーの一族」について
「ポーの一族」あらすじ・ストーリー
1744年、森の奥に捨てられた幼いエドガーとメリーベルは、老ハンナ・ポーに拾われて育てられるが、老ハンナとポー家の一族の人々は吸血鬼「バンパネラ」であった。11歳のときに一族の秘密を知ってしまったエドガーは、成人すれば一族に加わることを約束させられ、その代わりにメリーベルを巻き添えにしないよう彼女を遠くの町に養女に出させる。
1754年、エドガーが14歳のとき、正体を村人に見破られた老ハンナは胸に杭を打たれて消滅してしまう。彼女の連れ合いで一族の最も濃い血をもつ大老(キング)ポーは、いやがるエドガーを無理やり一族に加えてしまう。
3年後、13歳になったメリーベルはバンパネラのエドガーと再会し、自ら一族に加わることを望む。それから2人は一族のポーツネル男爵とその妻シーラを養父母として100年以上の時を過ごすが、1879年、4人の正体を知った医師によりメリーベルとシーラが消滅させられ、ポーツネル男爵もその後を追って消滅してしまう。
最愛の妹を失ったエドガーは絶望と悲しみに沈む中、新たにアラン・トワイライトを一族に加え、以後2人で100年近くの時を過ごすことになる。しかし1976年、2人にも永遠の別れの時が訪れる。
出典: ja.wikipedia.org
「ポーの一族」の続編、「春の夢」について
ポーの一族:続編掲載で問い合わせ殺到 掲載誌「フラワーズ」重版&電子書籍配信へ
萩尾望都さんの名作「ポーの一族」の続編「春の夢」が掲載された少女マンガ誌「月刊フラワーズ」(小学館)7月号が完売し、重版と電子書籍の配信が決まったことが明らかになった。重版分は11日から全国の書店に並び、電子書籍は9日から配信される予定。
「月刊フラワーズ」の平均発行部数は約3万3000部(日本雑誌協会調べ)。関係者によると、「ポーの一族」の人気を見越して、7月号は通常よりも部数を増やしたが、予想を上回る人気になったという。当初は電子書籍の配信で対応する予定だったが、より多くの読者が読めるよう、雑誌の重版も決めたという。
「ポーの一族」は、1972~76年に「別冊少女コミック」(現ベツコミ)に連載された作品。バンパネラ(吸血鬼)の一族・エドガーとメリーベルの兄妹が、アランという少年に出会う……というストーリー。「春の夢」では、第二次世界大戦が起こった1940年代、エドガーとアランの2人が一族の村を離れ、欧州で旅を続ける中でウェールズを訪れ、ドイツ人の少女と出会う……という内容が描かれている。
ほのかにBLの香りがするこういう雰囲気も懐かしいです。
やわらかそうな巻き毛。草の上に寝転び、物憂げな何か言いたげな眼差しでこちらを見つめる美少年。
年齢を問わず、「女の子」はこういう「綺麗なもの」に魅かれるものなんでしょうね。
そしてこの線画…ぬ、塗り絵がしたい!(笑)
まとめ
ここのところ、私事で何かと忙しく、全くイラストや漫画を描く時間が取れませんでした。
でも萩尾先生のこのニュースを聞いたら、なんだか自分の中の「描きたい」気持ちが刺激されたような気がします。
もちろん重版が発売されたら手に入れて読んでみようと今から楽しみにしています。
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