
『ブレーメンII』とは、白泉社の『PUTAO』にて1998年に連載を開始した川原泉によるSF漫画。遺伝子工学によって進化した「ブレーメン」と呼ばれる動物たちと宇宙を股に掛けた航海に出る大型輸送船「ブレーメンII」だったが、行く先々でトラブルに巻き込まれる。ほのぼの、まったりとした絵柄とは裏腹の、哲学的かつ計算されつくしたストーリー。深いのに重くなりすぎないSF漫画である。「人間並みの知性を持った動物とお仕事」というある種メルヘンチックな題材の裏にある深いストーリーが魅力。
ダンテ

マウンテンゴリラの副長。嘘をつく際は白目になる癖がある。出しゃばった真似はしないが、内心では重要任務の時に「留守番状態」であることを残念に思っていたよう。
シルビア

ウサギの航宙図士。女性(メス)。
オスカー

クロヒョウの航宙士。
李(リー)

ジャイアントパンダの船舶給仕長。食堂・調理室・食料貯蔵庫など、船の食料全般に関する責任者である。
アームストロング

カンガルーの船医。元は「ヘンデル」という名前だったが、助手の名前がオルドリン、コリンズだった。いずれも初めて月面着陸を果たしたアポロ11号の宇宙飛行士の名前である。そのため、ニール・アームストロングに因んで改名。「アスラン」という星に奇病がはびこっていると知るや、人間の医師たちが目を向けなかった「ある星」に原因があると見て不眠不休で調査、研究。ワクチンまで開発する。「医者が暇なのは結構なこと」と笑って言うなど、技術、精神共に優れた医者。
マエダ
カエルの甲板員。宇宙に旅立ってすぐ、「船内の様子を見たい」と言ったキラ船長に対し、船内案内を買ってでた。
アベル

ブレーメンIIの図書館司書の白ヤギ。本好きで聡明。一方通行のテレパシー能力でカインの考えていることが分かるという能力を持つ。
ヨシダ

警備長を務める犬。両耳と左目の周りが毛色が違う。部下に警備A班長ネコのトム、B班長キツネのエルウィン、C班長ゾウのデカプリオなどがいる。
ミーシャ
目次 - Contents
- 『ブレーメンII』(Bremen II)の概要
- 『ブレーメンII』(Bremen II)のあらすじ・ストーリー
- ブレーメンによる巡航の始まり
- 活動家による妨害
- トラブルを乗り越えていくブレーメンII
- 自由と権利を得たブレーメン
- 『ブレーメンII』(Bremen II)の登場人物・キャラクター
- ブレーメン以外の登場人物
- キラ・ナルセ
- ナッシュ・ユーイング・レギオン
- リトル・グレイ
- アンブレラ
- ブレーメンIIに乗り込むブレーメン
- ダンテ
- シルビア
- オスカー
- 李(リー)
- アームストロング
- マエダ
- アベル
- ヨシダ
- ミーシャ
- ピピン
- その他
- エルンスト・ヘルツォーク
- カイン
- シャキール
- ポー
- 『ブレーメンII』(Bremen II)の用語
- ブレーメンII
- 『ブレーメンII』(Bremen II)の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- ほのぼのに隠されたブレーメン達の境遇・偏見
- 偏見により浮き彫りになる人間の「負」の面
- 本編の間に挟まれる「いんたあみしよん」