8bitを舐めるなかれ! FCグラフィックの進化!
今や3Dの時代。過去隆盛を誇ったドット絵は、ほとんど見られなくなってしまいました。
しかし、そんな時こそ過去を振り返り、8bitという制限の中で生まれた美麗なグラフィックの歴史を追っていきます。
おなじみ! スーパーマリオブラザーズ
まずは世界一有名なゲーム、スーパーマリオブラザーズで比較してみましょう。
画像は誰もが知ってるマリオ、スーパーマリオブラザーズ。ブロックの模様や土管の光沢、睨みを効かせるクリボーなど、厳しい制限の中ですごくいい表現ができています。
これだけでもクオリティは高いのですが……
こちらはスーパーマリオブラザーズより。一目見てグラフィックはかなり進化していることがわかります。
あんまりよくわからないという人はマリオを比べてみるといいでしょう。1は悪く言えばドット感が強すぎるえでしたが、3では線が丸くなっています。土管も劇的に変化していますね。
ROM容量の上昇など、外的な要因も大きいところでは有りますが、それでもハードの変化がしていないのにこのグラフィックの上昇はさすがです。
では、別のシリーズでも比べてみましょう。
FCグラフィック最高峰!? ロックマン
まずはロックマンシリーズ第一作より。グラフィックで見ると、あくまでも水準程度といったところでしょう。
とは言えこれよりひどいゲームも多々あったため、水準自体がかなり上位に位置しているのですが。
これが、後期まで進化すると……
こちらはマリオよりもわかりやすいでしょう。PS版移植ですが、基本的にベタ移植なのでグラフィックに変化はなし。
ロックマンや敵キャラの表現が変わっていないので、背景の技術向上があからさまです。色味の使い方などは圧巻です。平坦だった1と比べて奥行きがあるように見えますね。かなりの進化が見て取れます。
それもそのはず、このロックマン6は、SFCのロックマンXと発売日が一ヶ月ほどしか差がありません。FCのソフト開発の集大成とも言えるグラフィックなのです。
では、最後に国民的RPGを比べてみましょう。
グラフィックは……? ドラゴンクエスト
というわけでドラゴンクエスト1から。愛嬌があるグラフィックとも言えますが、逆に言えばのっぺりしていて、最低限の情報量しかありません。
なにせ勇者に上下左右の違いがない。使う文字をギリギリまで削るくらいデータ容量を圧迫していたので仕方のない面もありますが……
そして、伝説へ……
ドラゴンクエスト4です。
……実はフィールド画面はあまり変わっていません。
ゲーム性はかなり進化したのですが、DQはグラフィック面ではあまり進化していなかったんですね。
それでも各キャラクターグラフィックや、細かなクオリティは上昇しているのですが。
ドラクエのグラフィックが劇的に変化するのはSFCの6、及び3リメイクになってからですね。グラフィックがゲームの全てではないことを教えてくれます。……ということで一つ、ご容赦を。
まとめ
FCと言えども時代ごとに差があるということがわかってくれましたでしょうか。
ドット絵は最近はあまり見るものじゃなくなってきましたが、やはりドット絵には独特の温かみというのがあります。
3Dで大迫力も悪くありませんが、たまにはドット絵で癒やされてみてもいいでしょう。
それでは今回はこの辺で。