クリミナル・ミッション(Criminal Activities)のネタバレ解説・考察まとめ

『クリミナル・ミッション』(Criminal Activities)とは、2015年のアメリカ映画。個性派俳優として名を馳せるジャッキー・アール・ヘイリーの初監督作品として話題となったクライム・サスペンスで、90分の上映時間のうち、80分が序章といわんばかりの「ラスト10分間の大どんでん返し」が仕組まれたストーリー展開が好評を博した。マフィアに借金をした結果、その返済の代わりに敵対組織のボスの甥の拉致監禁を持ちかけられた男たちの姿を描く。

マシュー

物語冒頭、バスに轢かれる事故で命を落とした4人の同級生。ザック、ウォーレンと共にノアをいじめており、一連の復讐の引き金として事故に見せかけて殺害された。

マフィアたち

エディ(演:ジョン・トラボルタ)

ノアが「遺産」と言い張っていた金を貸したマフィアのボス。借金を帳消しにすることを条件に、4人に対して敵対マフィアのボスの甥であるマルケスを誘拐してくるよう命じる。
実はノアの叔父で、彼の復讐劇のために手を貸していた。

ジェリー(演:ジャッキー・アール・ヘイリー)

画像右がジェリー。

エディの手下。本作の監督を務めた俳優、ジャッキー・アール・ヘイリーが演じた。

マルケス(演:エディ・ガテギ)

エディの組織に敵対するマフィアのボスの甥。表向きは「エディの姪誘拐の報復」として誘拐されるが、実は自身の組織を裏切ったことでお尋ね者となっており、懸賞金を目当てにしたエディとノアに命を狙われているだけだった。優れた洞察力で4人が誘拐に不慣れであることを見抜いて主導権を握るが、口封じのために射殺される。

『クリミナル・ミッション』(Criminal Activities)の用語

インサイダー取引

ノアが仕掛けた復讐計画に組み込まれていた、会社の未公開情報を利用して行う株式取引犯罪。
まんまと乗せられたザックとウォーレンはこれを利用して株式取引で一儲けすることを企てるが失敗し、多額の借金を抱えることになった。

『クリミナル・ミッション』(Criminal Activities)の名言・名セリフ/名シーン・名場面

誘拐されたマルケスが場を掌握していくシーン

縛られながらも場を掌握するマルケス(画像左)

本編中、ノアとエディの策略で誘拐された敵対組織のボスの甥であるマルケスだが、優れた洞察力で自身を誘拐した4人の男が素人であるとすぐに見抜いた。彼はマフィアの関係者を誘拐するということがいかに「ヤバイ」行いかということを4人に諭し、あの手この手で助かろうと画策する。結果としては殺害され、いわゆる「お尋ね者」であったことが発覚するのだが、一般常識から逸脱して生きるマフィアというものの怖さを垣間見ることができる名場面だったといえる。

終盤の「大どんでん返し」

マルケスを始末し、マフィアから懸賞金をもらったノアの回想で全てが明かされる場面には、ここまでの些細な違和感や伏線を全て回収する、怒涛の展開が待ち受けていた。
気弱ないじめられっ子だったノアが叔父のエディやブライスと手を組み、自身の復讐のために行動していたことが明かされる、この「ラスト10分」は、映画を鑑賞していた多くの人々を驚かせた。

『クリミナル・ミッション』(Criminal Activities)の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

本作でジャッキー・アール・ヘイリーが目指したのは『パルプ・フィクション』や『レザボア・ドッグス』のような映画

クウェンティン・タランティーノ監督作品『パルプ・フィクション』のジャケット写真

keeper
keeper
@keeper

目次 - Contents