ラバランチュラ 全員出動!(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ラバランチュラ 全員出動!』とは、2015年のアメリカ映画。アメリカのテレビ局であるSyfyオリジナルで制作されたテレビ映画で、アメリカでは劇場公開されなかったが、日本では2016年に「未体験ゾーンの映画たち 2016」において上映されている。派手なパニック描写と笑えるカメオが見どころの、いわゆる「B級モンスター作品」としてカルト的な人気を獲得している。サンタモニカ山の噴火で地上に現れた、溶岩を吐く巨大なクモ型のモンスター「ラバランチュラ」に対抗する人類の姿を描く。

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イーライ(演:ベン・スノーデン)

ワイアットの友人。ワイアットとジョーダン、トラヴィスと街に遊びに来ていたところをラバランチュラに襲われ、命を落とす。

『ラバランチュラ 全員出動!』の用語

ラバランチュラ

カリフォルニア地下で発生していた、太古の火山活動で閉じ込められた生物種で、地下マグマの圧力変化によって地上に現れた新種の巨大なクモ。体内温度が異常に高く、口から溶岩のような火炎を吐くほか、繁殖速度も異常で、街中で巣を作り始める。これ以外の細かい生態については明かされていないものの、作中ではエリック博士が「体内にはマグマに近い化学反応を起こす臓器があり、それを噴射することで外敵を焼き払う」と説明していた。このほか、噛みついて自らの卵を産み付け、誕生した小グモの餌にするという形でも人間を襲っている。
名前の「ラバランチュラ」は「火山(Lava)」と「タランチュラ(Tarantula)」を合体させた、完全なる造語。

『ラバランチュラ 全員出動!』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

フィン・シェパード「悪いがサメ退治がある」

パニックになった街で人々の救助にあたるコルトンとクリスは、通りかかった元気そうな男性に手伝ってもらおうと声を掛ける。しかし彼は、「悪いがサメ退治がある」と去って行ってしまった。この男こそ、人気映画『シャークネード』シリーズの主人公、フィン・シェパード。彼はサメには強いが、巨大なクモは専門外のようだ。カメオ出演したフィン・シェパードは観客の爆笑をさらい、またどこかに現れたサメを倒しに向かっていくのであった。

『ラバランチュラ 全員出動!』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

観客を楽しませた「B級映画らしい」カメオ出演やオマージュ

本作『ラバランチュラ!全員出動』には、多くのカメオ出演やオマージュなどの「お楽しみ要素」が含まれている。ストーリーは勿論、こうした細かなポイントも観客を楽しませる一要素として一役買っている。
『シャークネード』シリーズの主人公であるフィン・シェパードのカメオ出演のほか、本作には映画『ポリスアカデミー』シリーズの俳優たちが再集結。マイケル・ウィンズローが映画のスタッフとして登場し、主人公の妻の友人役でレスリー・イースターブルックがカメオ出演、さらに、同作に登場する名物スポットの「ブルー・オイスター・バー」が映り込むなど、これらの作品のファンにはたまらない演出が満載となっている。
過去の映画やシリーズへのオマージュがふんだんに盛り込まれた本作には、ユーモアとB級映画らしい魅力があふれている。

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