ガッチャマンクラウズ（Gatchaman Crowds）のネタバレ解説・考察まとめ

2025.02.13

『ガッチャマンクラウズ』とは、『科学忍者隊ガッチャマン』から派生した2013年のアニメ作品である。1972年に放送が開始された『科学忍者隊ガッチャマン』とはストーリー上の繋がりはない。2015年の東京立川市を舞台に、宇宙人から特別な能力を与えられた女子高生・一ノ瀬はじめがガッチャマンへと変身し、仲間と共に人類を影から守るというストーリー。第2期となる『ガッチャマンクラウズインサイト』は2015年に放送された。

『ガッチャマンクラウズ』の概要

『ガッチャマンクラウズ』とは、タツノコプロの代表作『科学忍者隊ガッチャマン』から派生した2013年のアニメ作品である。1972年に放送が開始された『科学忍者隊ガッチャマン』とはストーリー上の繋がりはない。テレビアニメはタツノコプロ制作により、第1期となる『ガッチャマンクラウズ』が2013年7月から9月まで、第2期となる『ガッチャマンクラウズインサイト』が2015年7月から9月まで放送された。
『ガッチャマン』シリーズの30分枠テレビアニメシリーズとしては、1979年から1980年にかけて放送された『科学忍者隊ガッチャマンF』以来33年ぶりの新作となった。日本テレビが『ガッチャマン』関連の作品を放送するのは、2011年から2013年にかけて放送された短編アニメ『おはよう忍者隊ガッチャマン』に次ぎ2作目となる。
本作は女子高生が主人公を務め、「GALAX」と呼ばれるSNSが発達した現代社会を舞台としている。本作では「ガッチャどころかマンすらない」という、ある意味「別作品と言われても通用してしまう」ガッチャマン達のスーツデザインが最大の特徴である。
2015年の東京立川市を舞台に、宇宙人から特別な能力を与えられた女子高生・一ノ瀬はじめ（いちのせはじめ）がガッチャマンへと変身し、仲間と共に人類を影から守るというストーリー。

『ガッチャマンクラウズ』のあらすじ・ストーリー

ガッチャマンになった女子高生・一ノ瀬はじめ（『ガッチャマンクラウズ』）

特殊部隊ガッチャマンは、異星人犯罪者を秘かに駆除する組織である。しかしその存在は市民からは実在を否定されていた。
2015年初夏の東京立川。日々の生活を「つまらない」と感じながら暮らしていた16歳の女子高生、一ノ瀬はじめ（いちのせはじめ）の目の前に、突然「評議会」と呼ばれる高事象的存在の一人であるJ・J・ロビンソンが現れる。J・J・ロビンソンから謎の手帳「NOTE」を受け取ったはじめは、フィクションであるはずの特殊部隊ガッチャマンとなる使命を受けた。
そしてある予感に学校を飛び出したはじめは、ガッチャマンとして戦う・橘清音（たちばなすがね）と出会い。そしてこれまでフィクションだと思っていたものが、現実であったことを知る。こうして、はじめはガッチャマンに変身出来る「Gメンバー」となった。

立川「CAGE」所属のGメンバーとして迎えられたはじめは、常識にとらわれない奔放な少女だった。彼女はこれまでJ・J・ロビンソンの予言の言いなりになっていたメンバーたちに嵐と新風を呼び込む。一方、SNS「GALAX」と「総裁X」を独学で開発した18歳の青年・爾乃美家累（にのみやるい）や、謎の宇宙人ベルク・カッツェも各自の思惑で行動し、物語は始まる。

2つの出会い（『ガッチャマンクラウズインサイト』）

立川事件から1年後。それまで特殊能力として爾乃美家のみが使用していた「クラウズ」は、世間では誰でも使える便利な能力となってい。しかしその一方で、「クラウズ」の力を危険視する声も高まっていた。
「クラウズ」の力を危険視する組織の中でも特に過激な団体「VAPE」は、「クラウズ」を容認している総理大臣・菅山と「Gメンバー」に対し、「赤いクラウズ」を使用したテロを仕掛けようとしていた。
そのころ、立川CAGEのGメンバーたちは、正体不明の宇宙船の調査をするために新潟・長岡市を訪れていた。Gメンバーは、テロの情報を伝えに来た三栖立つばさ（みすだちつばさ）と共に、宇宙船へと向かう。
宇宙船には、赤い肌と水色の髪以外は人間のように見える宇宙人・ゲルサドラがいた。彼は自分を「数々の星を導いてきた“ 平和の使者 ”である」とGメンバーたちに告げる。
この二つの出会いをきっかけに、Gメンバーを取り巻く物語はさらに加速していくのだった。

『ガッチャマンクラウズ』の登場人物・キャラクター