『Mr.ホームズ 名探偵最後の事件』とは、2015年製作のイギリスとアメリカのミステリ映画である。ミッチ・カリンの小説を原作とし、93歳となったシャーロック・ホームズの晩年を描く。
1947年、隠居生活を送るホームズは、認知症で記憶が薄れる中、自身を引退に追い込んだ30年前の事件の真実を記録しようと試みる。戦後の広島への旅や少年ロジャーとの交流を経て、かつて救えなかった女性への後悔と向き合う。知性の衰えや孤独を受け入れ、他者との絆に救いを見出す名探偵の姿を情感豊かに綴った人間ドラマである。
マダム・シルマー役の女優(演:フランシス・バーバー)
ホームズが映画館で鑑賞した「シャーロック・ホームズの映画」の中でマダム・シルマーを演じていた女優。
『Mr.ホームズ 名探偵最後の事件』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
93歳のホームズ役に100歳で亡くなった義母を重ねたイアン・マッケラン
主演のイアン・マッケランは、本作で93歳のシャーロック・ホームズを演じるにあたり、100歳で亡くなった自身の義理の母の姿を投影させていたという。
ある時、身体が弱まった義母が悲痛な声で「友人は皆亡くなったのに、なぜ自分だけがまだ生きているのか」と問いかけてきた際、マッケランは「あなたが我々にインスピレーションや希望を与えることが人生の目的である」と伝えたという。彼はその時の言葉と義母の面影を思い返しながら、老境に入ったホームズの孤独や変化を演じきった。
劇中劇でシャーロック・ホームズ役を演じたのは『ヤング・シャーロック/ピラミッドの謎』で若き日のホームズを演じたニコラス・ロウ
画像右端がニコラス・ロウ
本作には劇中劇としてシャーロック・ホームズの映画が登場するが、そこでホームズを演じているのは俳優のニコラス・ロウである。
ニコラス・ロウは、1985年の映画『ヤング・シャーロック/ピラミッドの謎』において、当時10代で若き日のシャーロック・ホームズを演じた役者である。かつて「若き名探偵」を演じた俳優が、数十年後に「老いた本物のホームズが鑑賞する映画の中のホームズ」として出演するという、シリーズファンに向けた非常に粋なキャスティングとなっている。
目次 - Contents
- 『Mr.ホームズ 名探偵最後の事件』の概要
- 『Mr.ホームズ 名探偵最後の事件』のあらすじ・ストーリー
- 記憶の霧と老探偵の隠居生活
- 少年との絆と呼び覚まされる断片
- 30年前の真相と知性の限界
- 孤独の受容と最後の祈り
- 『Mr.ホームズ 名探偵最後の事件』の登場人物・キャラクター
- 主人公
- シャーロック・ホームズ(演:イアン・マッケラン)
- サセックスの住人
- マンロー夫人(演:ローラ・リニー)
- ロジャー・マンロー(演:マイロ・パーカー)
- バリー医師(演:ロジャー・アラム)
- 30年前の事件の当事者
- アン・ケルモット(演:ハティ・モラハン)
- トーマス・ケルモット(演:パトリック・ケネディ)
- マダム・シルマー(演:フランシス・デ・ラ・トゥーア)
- 日本での交流者
- 梅崎タミキ(ウメザワ タミキ/演:真田広之)
- ホームズに馴染み深い人物
- ジョン・H・ワトスン(演:コリン・スターキー)
- マイクロフト・ホームズ(演:ジョン・セッションズ)
- ハドスン夫人(演:サラ・クローデン)
- 劇中劇
- シャーロック・ホームズ役の俳優 (演:ニコラス・ロウ)
- マダム・シルマー役の女優(演:フランシス・バーバー)
- 『Mr.ホームズ 名探偵最後の事件』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 93歳のホームズ役に100歳で亡くなった義母を重ねたイアン・マッケラン
- 劇中劇でシャーロック・ホームズ役を演じたのは『ヤング・シャーロック/ピラミッドの謎』で若き日のホームズを演じたニコラス・ロウ
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