Dimension W(ディメンションW)のネタバレ解説・考察まとめ

『Dimension W』とは、岩原裕二によるアクション漫画、およびそれを原作としたアニメ作品である。原作は『ヤングガンガン』にて2011年から連載を開始し、後に『月刊ビッグガンガン』に移籍して2019年まで連載された。
物語は、エネルギー革命の裏で多発する「不正コイル」犯罪を追う「回収屋」マブチ・キョーマと、アンドロイドの少女ミラが中心となる。コイルを忌み嫌うキョーマとミラが相棒となり、事件解決を通じて次元Wに隠された世界の真実と、巨大な陰謀へと迫っていく姿が描かれる。

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『Dimension W』(ディメンションW)の概要

『Dimension W』(ディメンション ダブリュー)とは、岩原裕二によるアクション漫画、およびそれを原作としたアニメ作品である。原作はスクウェア・エニックスの『ヤングガンガン』にて2011年19号から2015年23号まで連載された後、『月刊ビッグガンガン』に移籍して2016年Vol.01から2019年Vol.07まで連載された。単行本は全16巻。
アニメはStudio 3Hz×ORANGE制作により、2016年1月から3月にかけて放送された。

西暦2072年、人類は第四の次元軸「W」から無尽蔵のエネルギーを引き出す「コイル」の実用化により、エネルギー問題を解決した。しかし、その輝かしい世界の裏側では、制御を失った「不正コイル」による犯罪が多発し、それを回収して報酬を得る「回収屋」たちが暗躍していた。
未来都市セントラル47を舞台に、過去の因縁からコイルを忌み嫌う腕利きの回収屋マブチ・キョーマは、ある事件をきっかけに高性能アンドロイドの少女ミラと出会う。反目し合いながらも相棒となった二人は、不正コイルに隠された世界の真実と、次元Wの深淵に潜む巨大な陰謀へと足を踏み入れていく。

『Dimension W』(ディメンションW)のあらすじ・ストーリー

ガソリン車を駆る回収屋

西暦2072年、人類は第四の次元軸「W」から無尽蔵のエネルギーを引き出す「コイル」によって、かつてない繁栄を享受していた。しかし、その裏側では制御を失った「不正コイル」による犯罪が蔓延している。未来都市セントラル47で、コイルを忌み嫌いガソリン車を駆る「回収屋」マブチ・キョーマは、ある事件でアンドロイドの少女・百合崎 ミラ(ゆりざき ミラ)と出会う。
世界システムの生みの親、百合崎 士堂(ゆりざき しどう)博士の遺志を継ぐミラと、過去に縛られたキョーマ。凸凹な二人の相棒関係は、一見バラバラに見えた「不正コイル」の裏に潜む巨大な影を追い始める。

明らかになる過去の事件の真相

八十神湖の幽霊騒動や、アフリカの王子サルバが主催するイースター島サバイバルレースなどの事件・イベントを通して、次元Wの深淵と直結する特殊なコイル「ナンバーズ」の存在、そして究極のコイルを目指した「ジェネシス」プロジェクトの全貌が徐々に明らかになっていく。敵役ルーウェンの暗躍や、次元Wの本質に迫る「ディメンション・ケンブリッジ」という特殊空間の出現は、科学的・哲学的な問いを読者に投げかけ、世界の根幹を揺るがしていく。
そして、主人公であるキョーマは、愛する妻・四阿屋 雅(あずまや みやび)を失った過去の事件の真相へもたどり着くことになる。キョーマがかつて所属した精鋭部隊「グレンデル」の壊滅と、イースター島での惨劇。それらは全て繋がっていた。

次元の境界で掴み取ったハッピーエンド

キョーマとミラは、次元の歪みから生まれた未曾有の脅威「新エレジー」との決戦に挑む。それは物理的な破壊のみならず、人間の欲望と科学の行き着く先、そして「アンドロイドは心を持つのか」というミラのアイデンティティを問う過酷な戦いとなった。
そして、ディメンション・ケンブリッジでの最終決戦。キョーマは長年抱え続けてきた心の傷と向き合い、ついに妻の死の真相を受け入れた。ミラもまた、感情の成長を経て独自の「心」を確立し、キョーマと共に世界の命運を懸けて最大の敵を打ち倒した。
キョーマとミラは、「回収屋と助手」を越えた新たな関係性へと進化した。そして二人の新たな旅立ちを予感させ、物語は幕を閉じる。

『Dimension W』(ディメンションW)の登場人物・キャラクター

主要人物

マブチ・キョーマ

CV:小野大輔

本作の主人公。あご髭がW。無愛想だが義侠心にあふれる熱血漢。
不正コイルを回収することで賞金を得る、敏腕の「回収屋」。時には不正コイルを使用する犯罪者たちにも鉄串や格技で挑む。
本人はコイルとそれを用いた品を毛嫌いしており、コイル全盛の時代にそれらを一切使わずに生活しているという変わり者。
表の職業は、時代遅れの完全手動制御のガソリン車の修理業者である。愛車はトヨタ・2000GTの改造車。

百合崎 ミラ(ゆりざき ミラ)

CV:上田麗奈

本作のヒロイン。世界システムの開発者である百合崎博士と、その妻セイラによって作られたアンドロイド。
「私が死んだら、不正コイルを辿れ。そこにお前の生きていく道がある」という博士の遺言に従い、自分自身の出生の秘密を知るべく、キョーマの助手として行動を共にするようになる。
尻尾状のプラグがついており、これを通じて頭脳とコイルを直結することで、危険な不正コイルを安定処理をすることができる。
コイルが破壊されると「仮死状態」になる弱点を持つ。

百合崎 士堂(ゆりざき しどう)

CV:土師孝也

「世界システム」の開発者で、それを運営する巨大企業「ニューテスラエナジー」の元CEO。天才エンジニアの妻とともに、アンドロイドの「ミラ」を開発した。
2年前にニューテスラの実行部隊によって妻と娘を殺され、ミラとともにスラム街に潜伏していた。しかし人工心臓を動かしていた違法コイルが寿命を迎え不安定になり、周囲にエネルギー異常を起こしていたため、場所が知られてしまう。
テスラ側は博士の身の保護を申し出るが、それを拒否。「周囲のコイルすべてを自壊させる」という光の柱を発生させ、自らの肉体と研究成果を消滅させた。

アルベルト・シューマン

CV:石田彰

ニューテスラの精鋭調査部隊「Qi」の主任。グレンデル時代のキョーマの戦友で、異名は「山猫」。長距離狙撃や棒術の達人。
表向きは好青年だが、目的のためには冷酷な一面も見せる。

マリー

CV:斉藤貴美子

スラム街のバーの店主にして、回収屋の仲介を行う女フィクサー。キョーマの実質的な雇い主。

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