Zeebra(ジブラ)の徹底解説まとめ

Zeebra(ジブラ) は、日本のヒップホップMC、DJ、プロデューサー。優れたライミングやフロウで多くのラッパーに影響を与え、メッセージ性の強いリリックで「日本語ラップの父」と呼ばれる。ヒップホップユニット「KING GIDDRA」(キングギドラ)での活動や、MCバトルのテレビ番組「フリースタイルダンジョン」のオーガナイザーとしての活動などで広く知られている。日本のヒップホップシーンの黎明期から現在に至るまで、常にその中心で活動を続ける最重要人物の一人とされている。

DJ HASEBEの曲に乗せ、ZeebraとMUMMY-Dという、日本ヒップホップ界を代表する2大ラッパーが参加している楽曲。
アップテンポで2人のラッパーが交互にラップする様はMCバトルを彷彿とさせる。

男の条件

Zeebraのほか、MACCHOやQ、BOY-KENが参加。タイプが全く違うラッパーがそれぞれの男の条件を語っている一曲。MACCHOの滑らかで誰にも真似できないフロウと、とことん韻を踏むスタイルのQ、そして独特の声質で楽しませてくれるBOY-KENと、それぞれの個性を最大限に発揮して楽しませてくれる。
Zeebraの原点を感じる楽曲で、スタンスやメッセージ性は一貫して変わっていない事に感動すら覚える。

CHILDREN'S STORY

Zeebraが子供に物語を話すというストーリーで、高校生の不良の転落人生をラップしている。おそらく薬物NGを謳ったものであるが、話しがリアルすぎてストーリーに没入してしまうという呼び声も高い。後のFFBの前身と言われている楽曲。

Zeebra(ジブラ)の名言・発言

「コンプレックスから何かが生まれるというのは、ヒップホップのあり方として正しいと思う」

実業家の家庭に生まれ、裕福な幼少期を過ごしていたZeebraだが、祖父である横井秀樹が実刑判決を受けたことを原因として壮絶ないじめを経験したことが、自身の人生に暗い影を落としたことを語っている。しかしそれをプラスのエネルギーに変換した彼は、「じいさんが世の中に作った負を何かでプラスにしたい」「公のために何かしたいという意識は、その負から生まれている」と語り、日本にヒップホップカルチャーを根付かせる活動に力を注ぐ原点としていった。
壮絶な生い立ちを経験し、それをエネルギーとしてヒップホップの道を極めてきた彼が発したものだからこそ「コンプレックスから何かが生まれるというのは、ヒップホップのあり方として正しいと思う」という言葉はとても重く、深い現実感と説得力を孕んだ名言として語り継がれている。

Zeebra(ジブラ)の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

ヒップホップへの愛が詰まった別名義「DJ DIRTYKRATES」(DJ・ダーティークレイツ)

DJ DIRTYKRATES(DJ・ダーティークレイツ)の名義での活動も行っているZeebra

ヒップホップMCとして不動の伝説的地位を築いたZeebraだが、「DJ DIRTYKRATES」(DJ・ダーティークレイツ)名義でDJとしての活動を行っている。
このDJ DIRTYKRATESという名前は、レコードの箱を意味する「Crates」と、泥臭いという意味の「Dirty」を掛け合わせた名前となっており、彼のヒップホップへの深い愛情と、ストリートというルーツを感じさせるものとなっている。

Skelfilaj9
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@Skelfilaj9

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