黄金の絆(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

『黄金の絆』とは、2009年にジャレコが発売したWii用アクションRPG。英雄が魔王を討ち平和が訪れた10年後の世界を舞台に、英雄の息子リアンが消息を絶った父を捜す旅の中で、世界の真実を知る物語である。
著名クリエイターと4億円の予算を投じ「絆」をテーマに大々的に宣伝されたが、もっさりした動作や劣悪なテンポが不評を買った。社長自ら「クソ」と断じる異例の事態となり、2009年のクソゲーオブザイヤー次点にも選出。ゲーム内容以上にメーカーの自虐的な言動が語り草となっている。

『黄金の絆』の概要

『黄金の絆』とは、2009年5月28日にジャレコより発売されたWii用アクションロールプレイングゲームである。当初は2008年冬の発売を予定していたが、延期を経てリリースされた。
本作は2008年8月に発表され、タイトルが示す通り「人と人との絆」をメインテーマに据えている。開発はタウンファクトリーが担当。ディレクターに『王様物語』の川口洋一、シナリオに生田美和、キャラクターデザインに酒井諭といった著名なクリエイターを起用した。3年の月日と4億円をかけた作品とされており、発表直後から『ファミ通』などで大々的なプロモーションが展開され、ジャレコ期待の一作として注目を集めた。

本作は3DアクションRPGの形式を採用しており、操作感は「デビルメイクライ」や「ベヨネッタ」に近い構成となっている。一人の主人公に対して多数の雑魚敵が群がる状況も多く、若干の無双系ゲームのような要素も含まれる。主人公より遙かに巨大なボスと戦うシーンもある。しかし、アクションとしての爽快感は乏しい。
発売数ヶ月前から公式サイト内にスレッドフロート型掲示板(2ちゃんねる風)を開設するという、当時としては珍しい試みを行った。しかし、ゲームに関係のないスレッドやAAが放置されるなど管理状況は劣悪で、末期には作品に関する話題がほとんどない状態のまま、2009年8月に閉鎖された。
発売前からユーザーの間では「クソゲー臭がする」と懸念されていたが、実際に発売されるとゲームの完成度、売上ともに芳しくない結果に終わった。

『黄金の絆』のあらすじ・ストーリー

英雄の息子が辿る父の足跡と隠された真実

ナビガトリア王国を舞台とした魔物との大戦は、英雄ジェラードが魔王ガルバランを討伐したことで終結し、世界には束の間の平和がもたらされた。しかし、それから10年が経過した現在、再び魔物たちが勢力を増し、王国はかつてない危機に直面している。

大戦後に突如として消息を絶った父の行方を捜すため、英雄の血を引く息子リアンは魔物討伐の旅へと身を投じる。戦いの中で父の失踪に隠された衝撃の真実へと近づいていく、絆と運命の物語である。

『黄金の絆』のゲームシステム

本作は、大量の敵をなぎ倒す無双系の要素と、巨大なボスとの戦闘を主軸とした3DアクションRPGだ。柔らかいタッチの描画手法「ペンシルシェーディング」を採用している点が視覚的な特徴である。

クエストとシナリオ構造

街のギルドで依頼を受けることでゲームが進行する。

絆クエスト

各地のキャラクターとの交流を描くサブシナリオ。クリア状況に応じて、ラストダンジョンの演出が変化する仕組みである。

戦闘クエスト

達成条件の多くが「敵の全滅」となっており、メインストーリーを解放するための手段として機能する。

戦闘システム

基本アクション

5段階のフィニッシュ技を繰り出すコンボや、ゲージを消費する武器固有の必殺技が存在する。ただし、武器を変更しても攻撃モーションは変化しない。

巨大ボス戦

全5体の巨大ボスが登場する。足を攻撃して転倒させ、弱点を突くという流れだが、モーションの使い回しが多く、作業的な側面が強い。

成長システム

ステータス強化

本作にはレベルの概念が存在しない。敵が落とす、あるいは店で購入するアイテムによってのみステータスを上昇させることができる。

装備品

武器や防具の変更により能力を強化するが、技の習得やアクションの拡張といった要素は一切ない。

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