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『笑っていいとも！』とは、フジテレビ系列で1982年から2014年まで毎週平日の昼の時間帯に生放送されていた帯バラエティ番組。森田一義の冠番組である。人気の昼番組だった『笑っていいとも！』では、その長い歴史の中で、生放送ならではのさまざまなハプニングが発生した。中には、放送中に素人が乱入したり、火のついていない発煙筒が投げ込まれたりするなど、危険な放送事故もあった。
『笑っていいとも！』の概要
『笑っていいとも！』とは、フジテレビ系列で1982年10月4日から2014年3月31日まで毎週平日の12時から13時の生放送されていた帯バラエティ番組。正式名称は『森田一義アワー 笑っていいとも！』で、森田一義の冠番組である。番組はバラエティ番組『笑ってる場合ですよ！』の後継番組として、スタジオに一般観客を入れ、スタジオアルタから毎日生放送を行っていた。
タモリといいとも青年隊を軸に、月曜日から金曜日の各曜日レギュラー陣、日替わりコーナーゲストに毎回「テレフォンゲスト」を1組招き、タモリとトークを展開する「テレフォンショッキング」、「各曜日日替わりコーナー」、「曜日対抗いいともCUP」などのコーナーを中心に放送していた。
放送開始前は視聴率的に苦戦することが予想されていたが、放送開始半年も絶たないうちに視聴率が上昇し、1989年の統計開始から2013年までの25年間連続で民放横並び首位を獲得。人気長寿番組となった。
2014年3月31日の最終回、および同日ゴールデンタイム・プライムタイム枠の『グランドフィナーレ 感謝の超特大号』をもって、31年半の歴史に幕を下ろした。
放送事故について
人気の昼番組だった『笑っていいとも！』は毎週月曜日から金曜日にかけて生放送を行っていたため、生放送ならではのさまざまなハプニングが発生した。中には、放送中に素人が乱入したり、火のついていない発煙筒が投げ込まれたりするなど、放送中に事件が発生することもあった。
発煙筒が投げ込まれる事件
1984年2月17日、生放送中に突然火のついていない発煙筒が投げ込まれるという事件があった。犯人は右翼系政治結社「正氣塾」のメンバーで、建造物侵入及び威力業務妨害の罪により、警視庁に現行犯逮捕された。
泥酔状態で出演したタモリ
1988年7月1日の放送回にて、タモリが泥酔した状態で出演。当時金曜レギュラーだった明石家さんまに叱られるというハプニングが発生した。
タモリはオープニングの歌唱でステージ上を駆け回るなど暴走し、さんまに絡み、各コーナーでもふらついていた。
タモリが泥酔していた理由としては、『FNSスーパースペシャル 1億人のテレビ夢列島’88』の司会についてフジテレビのスタッフがタモリに交渉をする際に、さんまに出演オファーをしていない状態で「さんまも司会をする」と伝え、タモリは快諾した。しかし後日実際にさんまに交渉したところ、さんまは司会を辞退。タモリはさんまにオファーしていなかった事実を知らないまま、さんまが司会を辞退したと聞いたため、裏切られたと思い込んでしまい、三日三晩酔い続けていたのだという。
ゲストの女児が口を滑らせ仕込みを暴露
2003年6月4日放送界の「ドリームズカムチャイルド」にて、4歳の女児が登場。素人参加の企画であるはずが、挨拶の際に「キリンプロの」と所属事務所の名前を付けて自己紹介をしてしまった。さらにその直後、出番を終えてセット脇に座っていた男児までが「ママがね、（所属事務所の名前を）言っちゃダメって言ってるのに間違えて言った」などと話し始め、素人などではなく事務所を介した仕込みであることが暴露されてしまった。
テレホンショッキングでのゲストの遅刻
『笑っていいとも！』の看板コーナーである「テレホンショッキング」。しかしこのコーナーでは、さまざまな事情からゲストの遅刻が7件ほど発生している。
ゲストの遅刻は以下の通り。
1983年4月7日 森昌子
1984年5月11日 鈴木光枝
1986年4月8日 EPO（30分遅刻）
1991年5月28日 三宅裕司
1991年6月27日 由紀さおり（47分遅刻）
1997年10月2日 片桐はいり（40分遅刻）
1999年9月7日 片平なぎさ（40分遅刻）
花・電報が一つも来なかったMEGUMI
『笑っていいとも！』のテレフォンショッキングに出演したMEGUMIだったが、お祝いの花、電報がひとつもなかったことが話題となった。
素人乱入事件
出典： ameblo.jp
1983年12月1日、テレホンショッキングに佳山明生がゲスト出演した放送回にて、佳山が登場する直前に男性がステージに乱入し、ゲスト席に座り込んだ。 タモリは当初、何がなんだか分からない様子だったが、「ん？喋りたい事あるの？」と冷静に対応。しかし異変を感じ取った観客が大きくざわめき出し、スタッフが男を取り押さえることになった。男は取り押さえられる際に「いいんだよ！いんだよ！」と発言。のちに事態を理解したタモリは「びっくりしたー！」と安堵していた。
他にも類似事件があり、2005年9月21日の放送回にて観客男性が大声で何度か質問した後、「いいとも年内終了って本当ですか？」とやはり大声で質問。これが決定打となり、男性は退場処分となった。その後、男性が座っていた椅子にぬいぐるみが置かれた有名な事件である。
テレホンショッキングで間違えて一般人を呼ぶ
1984年の4月23日の放送回にて、ゲストの泰葉が電話番号を間違えて一般人の女性に繋がってしまった。しかし女性のノリがよく「いいとも！」と言ってしまったため、翌日番組の冒頭の「臨時テレホンショッキング」に出演。その勢いで、その翌日と翌々日も一般人がプチ出演している。
また、1986年4月4日にもゲストの松本伊代が一般人に誤って電話。しかしその相手の名字がタモリと「森田」で、さらに名前が「ウマノスケ」と珍しく会場が盛り上がったことから、素人ながら年末スペシャルに出演した。
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