AFRIKA(アフリカ)のネタバレ解説・考察まとめ

『AFRIKA』とは、2008年に発売されたPS3用のサファリ・シミュレーションソフトである。アフリカの自然豊かな環境をリアルに再現しており、プレイヤーは写真家としてアフリカの自然保護区を探索し、指定された動物の決定的な瞬間を撮影していく。ナショナル ジオグラフィック提供の資料に基づいた生態系は実写映像が収録されるほどの完成度を誇り、カメラもソニーの「αシリーズ」を挙動まで忠実に再現している。報酬で機材を新調しながら、戦略的にミッションへ挑む奥深さが特徴である。

『AFRIKA』(アフリカ)の概要

『AFRIKA』(アフリカ)とは、2008年8月28日にソニー・コンピュータエンタテインメントから発売されたPlayStation 3用サファリ・シミュレーションソフト。
本作は、プレイヤーが写真家となり、アフリカの大地を舞台に動物を撮影していくサファリ・シミュレーションである。基本システムは極めてシンプルだが、「怒ったシマウマを撮る」といった特殊な瞬間を指定されるミッションもあり、目的のシーンを引き出すための探索や工夫には戦略性が求められる。困難な依頼を達成した際の喜びは大きく、さらに得られた報酬で新しい機材やツールを購入し、新たな撮影に挑むこととなる。

特筆すべきは圧倒的なリアリティへのこだわりである。ナショナル ジオグラフィック提供の資料をもとに再現された生態系は、ライブラリに実写映像が収録されるほどの完成度を誇る。また、作中に登場するカメラはソニーの自社製品「α(アルファ)シリーズ」が採用され、操作時の挙動まで精密に再現されている。
演出面では、鋒山亘が作曲し、ハリウッド・スタジオ・シンフォニーが演奏を担当した重厚な音楽が作品を彩る。本作のサウンドトラックは、The Hollywood Music Awards 2008で「Best Original Video Game Score」を受賞した。

『AFRIKA』(アフリカ)のあらすじ・ストーリー

秘境に眠る伝説の猛獣「ヌンダ」

「アフリカ最後の秘境」と称されるマニャンガ自然保護区。調査任務のためにこの地を訪れたフランス人ジャーナリストのエリック・デュバルと、アメリカ人動物学者のアンナ・スタンレーは、現地ガイドのジェームズと共にプロジェクトを遂行していく。
その過程で彼らは、ゾウをも凌ぐ巨体を持つ肉食獣がかつて生息していたという伝承を耳にする。その名は「ヌンダ」。
当初は荒唐無稽な噂に過ぎないと考えていた二人だったが、調査が進むにつれて、かつてこの大地から人々が消え去った不可解な真相が徐々に浮かび上がっていく。彼らは世紀のスクープを掴むべく、人知を超えた謎の猛獣「ヌンダ」の正体を突き止めるための過酷な探索へと乗り出す。

『AFRIKA』(アフリカ)のゲームシステム

SAFARIモード

本作のメインとなるストーリーモードである。基本システムは、依頼された動物を「写真撮影」という方法で記録し、依頼主へ返信することで報酬を受け取り、物語を進行させるという流れになる。対象は多岐にわたり、時には動物以外の被写体が指定されることもある。依頼は「通常の依頼」と、物語の根幹に関わる「重要な依頼」に分類される。特に「!」マークが付与された依頼はストーリー進行に直結しており、エンディングに到達するためには必ず完遂しなければならない。このほか「Big Game」と称される大規模なストーリーイベントも用意されている。各依頼の難易度はカメラマークの数で示される。また、特定の条件下で数日間待機しなければ達成できない依頼も存在する。フィールド移動の手段は主に車と徒歩で行う。探索時間の大半は日中となるが、夜行性動物を追う「ナイトサファリ」も実装されている。一度ナイトサファリに出撃すれば、以降は夜になればいつでも任意に探索へ出掛けることができる。

GEOアフリカモード

SAFARIモードで撮影・登録した動物たちの生態を、任意のカメラ視点から観察できるモードである。SAFARIモードの進行に従って、選択可能なステージや動物が段階的に増えていく。プレイヤーは観察したいステージ、時間帯、カメラの切り替え方式などを指定する。出現する動物はエリアや時間帯ごとに決まっているため、個別に設定することはできない。また、選択した時間帯のリストに記載されている動物が必ずしもすべて出現するとは限らず、リアルな生態観察が楽しめる。

BIG GAME TROPHY

SAFARIモードで発生した特定の重要な依頼(Big Game)を、何度でもプレイできるモードである。開始前にカメラとレンズを選択するが、プレイ中に交換することも可能である。納得のいく写真を一枚選択して保存し、SAFARIモード時と同じく撮影データの中からベストショットが判定されるが、最終的な写真はプレイヤー自身の意志で自由に選択できる。

動物について

PlayStation 3のハードウェア性能を駆使して描かれるアフリカ大陸は、広大なフィールドを走り回るだけでも心地よく、実在の野生動物を追っているかのような圧倒的なリアリティを誇る。登場する動物は昼行性から夜行性まで多種多彩であり、精緻に表現された生命感あふれる動きは、動物園に毎日通うことが難しい動物好きにとっても極めて魅力的である。

本作の醍醐味は、エリア内を自由に動き回る動物たちに気配を察知されないよう接近し、シャッターチャンスを狙うことにある。より迫力のある一枚を求めて近寄りたくなるが、動物は敏感に人間の気配を察知して逃げてしまう。また、カバやシマウマのように怒って襲ってくる動物や、一定距離まで近づくと威嚇を開始するライオンなどの凶暴な肉食動物も存在する。襲撃を受ける前に離脱できなければ、それまでカメラに収めていた写真データがすべて消失するというリスクを伴うため、草むらなどの物陰に隠れて撮影を行うのが基本となる。

フィールド内では、チーターがガゼルを捕食するために追い回す場面など、実際のアフリカさながらの躍動感あるイベントが随所で発生する。特定の依頼期間中にしか姿を現さない希少な個体の存在や、出現パターンのランダム性も相まって、狙い通りの瞬間を収めるには本物の写真家さながらの根気が要求される。

依頼評価

提出した写真は「被写体に対する角度」「フレーミング(被写体をうまく捉えているか)」「被写体との距離」「撮影技術」の4要素から厳格に評価される。評価はAからEまでのランクがあり、これら4要素が高い次元でまとまっているほど評価は高くなる。この依頼評価に応じて、プレイヤーが受け取る報酬額が決定される。
初期装備の性能で高評価を得ることは難しいため、ミッションをこなして機材をアップグレードし、より質の高い写真を投稿していくことが重要となる。万人受けする内容ではないかもしれないが、動物やカメラ、あるいはその両方を愛する者にとっては、非常にやりがいのあるゲーム体験となるだろう。

カメラの操作

作中では大半の依頼を写真撮影によって達成する。撮影設定は、カメラ側で自動調整する「オート」のほか、特定の項目のみを任意に設定する「優先モード」、すべての項目を手動で操作する「マニュアル」を選択できる。また、遠くの被写体を捉えるズーム撮影や、背景を広く写し出す広角撮影が可能である。カメラ本体やレンズは物語の進行に伴い、新しいものを次々と入手できる。スタート時は機能の限られた簡易的な機材のみだが、ストーリーが進むにつれて「主人公が修理を依頼していた機材が戻ってくる」といった形で高機能モデルが使用可能になる。ショップでは連写機能が強化された上級機も購入できる。レンズもズームに優れたものから広角特化型、あらゆる場面に対応できる万能型まで多彩なラインナップが揃っている。

ツール

カメラやレンズ以外にも、プレイヤーの探索や攻略を補佐するためのツールをショップで購入できる。これらを活用することで、撮影の効率を高めることが可能となる。

写真

撮影した写真は、本体のストレージに画像として保存できる。ただし、ゲーム内に登場するPCの画像保存容量には制限があり、200枚を超えて保管することはできない。容量が満杯になった場合は、不要な画像を順次削除する必要がある。

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