Tame Impala(テーム・インパラ)の徹底解説まとめ

Tame Impala(テーム・インパラ)とは、2007年にオーストラリアで活動を開始したサイケデリック・ロックのプロジェクト。オーストラリアのミュージシャンであるケヴィン・パーカーのソロプロジェクトの一環として立ち上げられ、2010年にリリースしたデビューアルバム『Innerspeaker』がゴールドディスクを受賞する。1960年代後半のサイケデリック・ロックにシンセサイザーを強く入れ、現代のテイストに昇華させたサウンドで世界各地のファンの心を掴んでいる。

目次 - Contents

The Less I Know the Better

3rdアルバム『Currents』に収録された楽曲。特に世界的にヒットした、まさしく代表曲といえる1曲で、印象的なベースラインと、グルーヴィーでキャッチーなメロディが特徴的。

Feels Like We Only Go Backwards

2ndアルバム『Lonerism』に収録された楽曲。特に初期のファンから根強い人気を誇る楽曲で、幻想的なシンセサイザーの音色と、美しいメロディが聴く者を惹きつける魅力がある。

Let It Happen

ライブでも屈指の存在感を放っている人気曲で、音楽に対する飽くなき実験精神と技術の高さを堪能することができる一曲に仕上がっている。

Tame Impala(テーム・インパラ)の名言・発言

ケヴィン・パーカー「僕にとって、音楽活動はくしゃみをするのと同じくらいナチュラルなことなんだ。」

ケヴィン・パーカーは2017年のインタビューで、自身の音楽性を「マーケティングから成り立ったものではなくて、自然発生的なものだという感じがする」と指摘されたことに対し、「いつも自発的に音楽のことを考えている。人生のほとんどを音楽と共に過ごしてきたからね。こうやって話している今も、頭の中で作詞しようとしているよ。僕にとって、音楽活動はくしゃみをするのと同じくらいナチュラルなことなんだ。」と答えている。オーストラリア発のサイケデリック・ロックの旗手として名乗りを上げ、商業的にも大成功を収めたTame Impalaとしての活動ではあるが、人生の大半を音楽と共に過ごしてきたというケヴィンにとって、音楽活動は仕事ではなく、あくまで日常の何気ない動作の一部のようなものとして付き合っているということがよくわかる一言である。
貴重なインタビューの全文は、『fasion post』のWEBサイトで全文読むことが可能だ。

fashionpost.jp

Tame Impala(テーム・インパラ)の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

サイケデリックなサウンドの源はケヴィン・パーカーの「共感覚」体験

ケヴィン・パーカーは、自身の音楽の核であるサイケデリックなサウンドは、幼い頃に経験した「目を閉じると音の幻覚のようなものが見える」という、いわゆる共感覚のような現象を体験したことに由来すると語った。
音楽を色や形として捉えられてしまう感覚が、ケヴィンにとっては浮遊感のあるサウンドを生み出すための重大なヒントになっていることを本人が明かしている。

keeper
keeper
@keeper

目次 - Contents