ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』とは、ベストセラー小説「パイの物語」を実写化した冒険映画。神を愛し命を信じた少年に起こった唯一無二のサバイバル・アドベンチャー。新天地を求めて航海中だった少年とその家族は嵐に見舞われ不運にも船は沈没。1人生き残った少年はトラと救命ボートに乗っていた。227日間にも及んだ漂流生活をどのように生き抜いたのか。圧巻の映像美と実話を元にした奇跡の連続に心奪われる名作。第85回アカデミー賞最多4部門受賞のほかゴールデン・グローブ賞にも輝いた。
父の親友であり、パイの水泳の先生。 プール好きで、世界一美しかったパリのプールについて「心の澄んだ子供を望むならモリトール・ピシンに連れてって泳がせろ。」とパイの父に言ったことがきっかけでパイはピシン・モリトール・パテルと名付けられた。
カナダ人小説家(演:レイフ・スポール)
日本語吹替:土田大
スランプに苦しんでいたところ「奇跡の話を聞け。話を聞けば神を信じる。」とカフェで偶然声を掛けられたママジにパイを紹介され、成人になったパイの元を訪れる。誰にも信じてもらえなかったパイの奇跡のストーリーを全て聞き終え、小説として執筆させてほしいとパイの物語の書き手となる。
貨物船「ツィムツーム号」の船員
貨物船コック(演:ジェラール・ドパルデュー)
日本語吹替:菅生隆之
貨物船でパイの母ジータにベジタリアン料理はないかと聞かれ、「おれの料理に文句があるなら食わなくていい。」と暴言を吐いたことからパイの父と口論になる。エンディングでパイが保険調査員に話した「本当の話」の中では、仏教徒の青年の脚を切断、食し、パイの母親を刺殺したことでパイに殺された「ハイエナ」に当たる人物。
仏教徒の船員(演:王柏傑)
ベジタリアンを理解してもらえず落ち込むパイ家族に、「肉汁ソースに肉は使われていない。ソースをかけたライスはなかなか美味いぞ。」と気遣う。エンディングでパイが保険調査員に話した「本当の話」の中では、負傷した脚をコックに切断され命を落とした「シマウマ」に当たる人物。
その他
教会司祭(演:アンドレア・ディ・ステファノ)
家族で訪れた山間にある教会で、兄ラヴィに聖水を飲んでこいと揶揄われ言われた通り水を飲むパイに「You must be thirsty.」喉が乾いているのでしょう。とコップ一杯の水を持ってきてくれた教会の司祭。
保険調査員/上司(演:ジェームズ・サイトウ)
メキシコに漂着したパイの元へ沈没原因の調査にやってきた保険調査員。トラと共に漂流していたというパイの話を信じず、
「誰もが信じる本当の話をしてほしい。」と聞き直した。
保険調査員/部下(演:ジュン・ナイトウ)
日本語吹替:松本忍
メキシコに漂着したパイの元にやってきた保険調査員の一人。上司の横で書類を作成しながら、パイの話を信じられないというような顔で見つめ聴いていた。
『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』の用語
リチャード・パーカー
パイの父が経営していた動物園で飼育されていたベンガルトラの名前。本当はサースティと名付けられていたが動物園に輸送する際、書類の記載ミスにより飼育員リチャード・パーカーの名前と入れ替わってしまった。
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目次 - Contents
- 『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』の概要
- 『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』のあらすじ・ストーリー
- 「神の話を聞きたい」とカナダ人小説家がパイの元を訪れる
- ピシンがパイになった日
- 心のまま様々な神に祈りを捧げるパイ
- リチャード・パーカーとの出会い。トラの瞳に魂を見るも残酷な教訓を学ぶことに
- カナダへの移住が決まり動物達と共に貨物船へ
- 貨物船が沈没。予想だにしなかった遭難生活の始まり
- 救命ボートで遭難生活のはじまり。リチャード・パーカーと2人で過ごす奇跡の毎日
- トラと共存する小型ボートでの日々
- 保存食も底をつき極限状態の中再び嵐に見舞われる
- 命の危機にあるとき現れた命の島
- 奇跡の生還。流れ着いた大陸でついに迎えたリチャード・パーカーとの別れ
- 「本当の物語」語られたもう一つのストーリー
- 『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』の登場人物・キャラクター
- パテル一家
- パイ・パテル(演:ゴータム・ベルール/アーユッシュ・タンドン/スラージ・シャルマ/イルファーン・カーン)
- サントッシュ・パテル/パイの父(演:アディル・フセイン)
- ジータ・パテル/パイの母(演:タッブー)
- ラヴィ・パテル/パイの兄(演:アヤン・カー/モハマド・アッバス・カリーリ/ヴィビシュ・シヴァクマール)
- パイの関係者
- アーナンディ/パイの恋人(演:シュラヴァンティ・サイナット)
- ママジ/パイの父親の親友(演:エリー・アルーフ)
- カナダ人小説家(演:レイフ・スポール)
- 貨物船「ツィムツーム号」の船員
- 貨物船コック(演:ジェラール・ドパルデュー)
- 仏教徒の船員(演:王柏傑)
- その他
- 教会司祭(演:アンドレア・ディ・ステファノ)
- 保険調査員/上司(演:ジェームズ・サイトウ)
- 保険調査員/部下(演:ジュン・ナイトウ)
- 『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』の用語
- リチャード・パーカー
- ポンディシェリ
- 『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 小型ボートの上で繰り広げられる残酷な現実
- 美しい映像に注目。リチャード・パーカーと2人迎えた凪の朝
- 幻想的に光揺らめく海の奥深くに家族や恋人、森羅万象を見る
- 嵐が過ぎ去り、力なく横たわるリチャード・パーカーとパイ
- 『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- パイ=リチャード・パーカー
- リチャード・パーカーという名前の由来
- 劇中のトラの86%はCG
- 主なロケ地は台湾とインド
- 『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』の主題歌・挿入歌
- 主題歌:マイケル・ダナ「Pi's Lullaby (from Life of Pi)/パイズ・ララバイ(「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」より)」