ファイナルファンタジー エクスプローラーズ(FFEX)のネタバレ解説・考察まとめ

『ファイナルファンタジー エクスプローラーズ』とは、スクウェア・エニックスが2014年に発売したニンテンドー3DS用アクションRPGである。ジャンルはハンティングスタイルを採用し、最大4人でのマルチプレイに対応する。舞台はアモステラ島で、プレイヤーは未開の地に存在するクリスタルを収集する冒険家「エクスプローラー」として探索を行う。シリーズ伝統のジョブシステムや召喚獣との戦闘が特徴であり、2018年にはスマートフォン向けの続編も運営された。

目次 - Contents

『ファイナルファンタジー エクスプローラーズ』(FFEX)の概要

『ファイナルファンタジー エクスプローラーズ』(FFEX)とは、スクウェア・エニックスより2014年12月18日に発売されたニンテンドー3DS専用の3DアクションRPGである。本作は『ファイナルファンタジーシリーズ』の新規カテゴリタイトルであり、ジャンルはハンティングスタイルを採用している。
ニンテンドー3DSの通信機能(Wi-Fiおよびローカル通信)を利用することで、最大4人によるマルチプレイでの協力プレイが可能。パーティで戦術を練って、いかにうまく戦略を立ててクエストを攻略するかが作品の醍醐味である。これまでのFFシリーズにも登場した「召喚獣」や「モンスター」、「ジョブシステム」などの要素も実装されている。

物語の舞台は「アモステラ」と呼ばれる島。主役となるのは“エクスプローラー(探検家、開拓者、調査者)”と呼ばれる冒険者たちである。プレイヤーはクリスタルを求めて未開の地に分け入るエクスプローラーとなり、冒険と戦いを繰り広げる。エクスプローラーはリベルタスでジョブや装備を整えてから各地へと出向き、モンスターや召喚獣と戦ったり、素材を採取しながら、謎多きアモステラ島の探索を進めていくことになる。
ゲームシステムとしては、マルチプレイヤーによる協力プレイのほか、アビリティの組み合わせによって生み出される多彩なアクション、そしてシリーズおなじみの召喚獣との派手なバトルなどが特徴として打ち出されている。
制作スタッフはニンテンドーDS版の『サガシリーズ』や『ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクルシリーズ』などに携わったメンバーを中心に構成された。のちの2017年には、本作の続編となるスマートフォン用ゲームアプリ『ファイナルファンタジー エクスプローラーズ フォース』が発表され、2018年3月20日から2019年2月19日まで運営が行われた。

『ファイナルファンタジー エクスプローラーズ』(FFEX)のゲームシステム

キャラクターメイキング

本作では、プレイヤーキャラクターに固定の個性を持たせないアバター制が導入されている。ゲーム開始時に性別、外見、ボイスなどを任意に設定してアバターを作成する。設定した項目のうち、名前以外の要素はゲーム進行後も変更が可能である。ただし、性別を変更する場合に限り、ゲーム内通貨である「ギル」を消費する必要がある。

ジョブチェンジ

プレイヤーのジョブを任意に切り替えることができる、シリーズ伝統のシステムである。基本的には、各ジョブに対応した「適正試験」のクエストをクリアすることで新たなジョブが解放されていくが、中には特殊な条件を満たすことで解放されるジョブも存在する。特定の条件を満たすと、各ジョブ専用の「マスター試練クエスト」を受注することが可能となり、これを攻略することで該当ジョブの最大HPなどのステータスが強化される。

キャラクター育成

本作のプレイヤーキャラクターには、一般的なRPGに見られるレベルによる成長要素が導入されていない。キャラクターの強化は、主に装備品の生産・強化や、アビリティの習得およびブースト付与によって行われる。なお、プレイヤーのゲームプレイ歴を示す目安として「ELV(エクスプローラーレベル)」という数値が存在するが、この数値がキャラクターの各種パラメーターに影響を与えることはない。

クエスト

プレイヤーは基本的に、街のギルド受付で「メインクエスト」を受注して目的地へ赴く。メインクエストの難易度は星(☆)の数によってランク分けされており、星が多いクエストほど強力な敵が登場する反面、希少なアイテムを入手しやすくなる。また、メインクエストには「制限時間の短縮」や「敵の攻撃力・体力の増加(+100%)」といった補正オプションを最大4つまで任意に付加することができ、付加したオプションはクエスト報酬や入手アイテムに影響を与える。
メインクエストを受注せずに未開の地へ出発した場合は、島内を自由に探索できる「フリークエスト」となる。フリークエストの難易度ランクは、プレイヤーが解放済みのメインクエストの進行状況に応じて自動的に変化する。

装備品の生産・強化

フィールド上で採掘・採取したり、クエストの報酬として獲得した素材を消費して装備品を生産・強化する、ハンティングアクションに準じたシステムが採用されている。装備品の生産には素材のほかにゲーム内通貨の「ギル」が必要となり、強化には素材と「CP(クリスタルポイント)」が必要となる。強化には、攻撃力などの純粋なステータス数値を上昇させるものと、特殊な支援効果を付与するものの2種類が存在する。ただし、付与できる支援効果は1つの装備品につき1種類のみであり、新しい効果を付加した場合は既存の効果に上書きされる。

パラメーター強化の上限値は、装備品が本来持っている固有の支援効果に応じて一部上下するものの、基本的には武器の系統ごとに統一されている。そのため、ゲーム初期の装備であっても終盤の装備であっても、最大まで強化を重ねれば最終的なステータス数値に差は生じない仕様となっている。ただし、基本値が低い初期装備を最大まで強化するには、終盤の装備に比べてより多くの素材とCPを必要とするほか、変更不可能な固有の支援効果による性能差は残る。
防具には「鎧」「服」「ローブ」の系統が存在し、部位ごとに「頭」「胴体」「下半身」、および左手用の「盾」に分かれている。防具のパラメーター強化の上限値も武器と同様のルールが適用され、同一のパターンに属する防具であれば、入手時期による最大ステータス上限の差はない。ただし、各種属性や状態異常への耐性といった基本性能は変更できないため、防具ごとの固有の特性として差別化されている。

モンスター生成

ゲーム内に登場する施設「モンスター研究所」では、道中のモンスターを撃破した際に確率でドロップするアイテム「魂石」を使用し、そのモンスターを味方として生成することができる。生成したモンスターはパーティメンバーとして冒険に同行させることが可能で、戦闘を重ねることでレベルが上昇し強化されていく。パーティには最大3体まで編成できるが、モンスターごとに「コスト」が設定されており、プレイヤーの最大コスト上限を超える編成を行うことはできない。また、生成されるモンスターの能力には個体差があり、同種のモンスターであってもステータスの伸びやすさが異なるほか、プレイヤーの指示によって発動する「コマンダーアクション」で使用する特技にも違いが生じる。

バトル

プレイヤーは各ボタンに任意のアビリティを割り当て、戦闘中にリアルタイムで発動させる。各アビリティには「チャージゲージ(クールタイム)」が設定されており、一度使用したアビリティはゲージが満たされるまで再使用できない。また、魔法アビリティに関しては使用時に「詠唱ゲージ」が表示され、ゲージが最大に達した段階で発動するため、発動までに若干のタイムラグが発生する。
アビリティは、LまたはRボタンのいずれかと、X・Y・A・Bボタンのいずれかを同時押しすることで発動する仕組みとなっており、バトル中にセットできるアビリティは最大8種類である。

アビリティ

アビリティは、複数のジョブ間で共有・装備ができる「汎用アビリティ」、各ジョブ固有の「ユニークアビリティ」、そしてジョブごとに固定され常時自動で効果を発揮する「デフォルトアビリティ」の3種類に大別される。汎用アビリティの中には、特定の武器種を装備している場合のみ使用できるものと、武器の制限を受けずに使用できる魔法アビリティが存在する。
ユニークアビリティを除く各アビリティには装備コストが設定されており、各ジョブごとに設定されたコストの上限値の範囲内で組み合わせる必要がある。特定の装備によってコストの上限を引き上げることも可能だが、装備の変更などによって現在の総コストが上限を上回った場合は「コストオーバー」となり、その状態ではクエストに出発できなくなる。なお、各ジョブに設定されている「得意なアビリティ」に該当するアビリティをセットする際は、必要なコストが軽減される仕様となっている。逆に、武器による装備制限を満たしていれば、コストの範囲内でそのジョブの役割に適していないアビリティを自由にセットすることも可能である。また、本作の根幹をなす独自の育成要素として、後述の「オリジナルアビリティ」システムが存在する。

トランス

戦闘中に「トランスゲージ」を最大まで溜めることで発動可能になる一時的なパワーアップシステムである。トランスの性質は、歴代の召喚獣の力を借りるタイプと、歴代のファイナルファンタジーシリーズのキャラクター(レジェンドキャラクター)に変身するタイプの2種類に大別され、発動にはそれぞれに対応した「魔石」を装備しておく必要がある。トランス発動中は、装備している魔石に応じた特定のステータスが上昇する。発動と同時にトランスゲージが徐々に減少し始め、ゲージがゼロになった時点でトランス状態は解除される。

tyam29
tyam29
@tyam29

目次 - Contents