廓で咲くは、恋か?業火か? 『さくらん』
江戸の煌びやかな女の園の代表格としてあげられがちな遊郭。かの場所を舞台に繰り広げられる事件、悲哀、愛憎劇を生々しくしたためた漫画絵巻・『さくらん』について紹介します
あらすじ・ストーリー
江戸・吉原遊郭でひときわ異彩を放つ美貌の遊女、きよ葉。自由を奪われた世界で、きよ葉は誰にも頼らずただまっすぐに自分を信じ、そして吉原一の売れっ子花魁・日暮となる。そして、一人の青年と恋に落ちるが…。
出典: annomoyoco.com
登場人物・キャラクター
きよ葉
主人公。若くてガサツなヤンキー気質だが美人で才あり廓のNo.3となる。
清次
遊女たちを管理する番人。
三雲
余計なモノを言わないが芯が強く、人気を博す遊女。きよ葉の直属の先輩。
惣次郎
遊郭に遊びに来る青年商人。きよ葉の苦い初恋の相手となる。
高野文左衛門
三雲、きよ葉を気に入り目を掛ける粋な老人。きよ葉の初めての客。
見どころ
女性村社会特有のジメジメ陰湿…と言うよりは、やや義理人情重視の雰囲気が前面に出ています。ものすごく、全体的にたくましい女性が多め。
実写映画
「狭い世界で生きる可哀想なオンナたち…」と言うよりはたくましく生きる根性、追い抜いてやろうとする闘魂が印象的。ある種のスポ根漫画のような世界を感じました。