【進撃の巨人】ミカサ「私のエレンとアルミン」【厳選名作SS】
進撃の巨人の厳選名作SSを紹介しています。幼馴染のエレンとアルミンのことがかわいくてかわいくてたまらないミカサ。訓練兵になってからもあの手この手でエレンとアルミンに近づき愛でようとしますが…。
50 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/08/04(日) 19:21:17 ID:Ddjg9IC6
ミカサ「二人がちゅっちゅしてるなら、私も二人にちゅっちゅするべきだし、二人も私にちゅっちゅするべきなのに」
ミカサ「エレンとアルミンだけでしているなんて、そんなことは許されない」
ミカサ「ミーナに追い詰められた私には、男子寮に忍び込む道しか残されていなかったのだ」
ミカサ「外が変わらないなら中から変えていけばいい」
ミカサ「男子寮に入ると罰せられるなら、忍び込めばいい」
ミカサ「そんな簡単なことに何故気づかなかったのか」
ミカサ「ごめんねエレンアルミン待ってて」
51 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/08/04(日) 19:41:42 ID:yOzeKQ8c
ミカサ「私は夜中、男子寮に忍び込むことに成功した」
ミカサ「エレンとアルミンに部屋と布団の位置を詳しく聞いておいたので迷わなかった」
ミカサ「アルミンはどこに寝てるとか…聞いてどうするの?とオドオドしていたけど」
ミカサ「一体何を不安に思っているの。アルミンが心配することなんて何もないのに」
ミカサ「アルミンは本当に心配性」
ミカサ「私はアルミンの手をにぎにぎしておいた」
ミカサ「照れて手に汗をかいていたアルミンの手」
ミカサ「お前いつまで握ってんだよ…とエレンに言われるまで握った」
52 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/08/04(日) 19:52:38 ID:yOzeKQ8c
ミカサ「そんな二人は今、すやすや寝息をたてている」
ミカサ「かわいい…」
ミカサ「エレンがアルミンのお腹に抱きついている」
ミカサ「エレンの口から垂れたヨダレ」
ミカサ「唾液、拭いたい」
ミカサ「ハアハアハアハアハアハアハアハアハア」
ミカサ「私と二人は一心同体だから、苦しそうなアルミンの呼吸が乗り移ってしまうのは仕方のないこと」
ミカサ「私は二人の枕元に正座した」
ミカサ「ちゅっちゅし始めたら私も混ぜてもらうの決めたの」
53 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/08/04(日) 20:04:14 ID:yOzeKQ8c
ミカサ「もしくは私から二人にちゅっちゅして、」
ミカサ「おまっ、いきなり何すんだよ!」
ミカサ「ミカサ!女の子がそんなことしちゃ駄目だろ?」
ミカサ「だって私ばかり二人と一緒に寝れなくて、すごく寂しかった」
ミカサ「なに馬鹿なこと言ってんだよ…」
ミカサ「ミカサ…そんな悲しそうな顔をしないで」
ミカサ「ったく、しょうがねえなお前は」
ミカサ「ちゅっ」
ミカサ「このパターンでもいい」
ミカサ「でも寝ている二人が気づくかどうか怪しいので、やっぱり待つべき」
ミカサ「HA YA KU!」
56 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/08/04(日) 20:17:45 ID:yOzeKQ8c
ミカサ「3人の幸せな未来はすぐそこまで来ていた」
ミカサ「そんなとき私は気づいてしまった。マルコがこちらを見ていることに」
ミカサ「薄明かりの中でもよく分かったマルコの顔は必死だった」
ミカサ「大丈夫、私はあなたに用はない。あなたはいい人だから教官にチクらないって信じてる」
ミカサ「そんな思いを込めて見つめ返していたら、マルコはガクッと倒れるように眠りに落ちた」
ミカサ「白目が見えてから、明日の朝目が乾いて大変だと思う」
ミカサ「目蓋を閉じさせてあげても良かったけど、あいにく私は今ちゅっちゅ待ちでエレンとアルミンの傍を離れるわけにはいかない」
ミカサ「HA YA KU!」
58 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/08/04(日) 20:27:46 ID:yOzeKQ8c
ミカサ「しかし一向にエレンとアルミンはちゅっちゅしなかった」
ミカサ「エレンはアルミンのお腹に抱きついているし、体勢的に難しい」
ミカサ「私がこんなに祈っているのに…」
ミカサ「神は私から奪うばかりで、与えてはくれない」
ミカサ「この世界は残酷…」
59 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/08/04(日) 20:46:22 ID:yOzeKQ8c
ミカサ「諦めてはだめ」
ミカサ「戦わなければ勝てない。考えた私は答えを見つけた」
ミカサ「エレンの顔がアルミンのお腹から動かないなら、アルミンのお腹にちゅっちゅすればいい」
ミカサ「私が頭を動かしてあげればエレンもアルミンのお腹にちゅっちゅできるし、一石二鳥」
ミカサ「アルミンには後日お腹をちゅっちゅしてもらおう」
ミカサ「諦めようとしてごめんなさいエレン、私はもう2度と諦めない」
ミカサ「私はアルミンのパジャマを捲った」
ミカサ「露になった白いお腹にそっと触れてみると、その肌は卵のように滑らかだった」
ミカサ「おへその辺りを押してみる」
ミカサ「ん……やめ…エレ……」
ミカサ「アルミンが小さく声をあげた」
ミカサ「私はつばを飲み込み、顔を落としていった」
60 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/08/04(日) 21:03:47 ID:yOzeKQ8c
ミカサ「そしてアルミンのおへそに、唇で触れた」
ミカサ「筋肉があまりついてない。やわらかい。もふもふもふ」
ミカサ「少し体を捩って抵抗するアルミンの脇腹ちゅっちゅ」
ミカサ「石鹸の香りとアルミンの香りが混ざっているくんかくんかくんか」
ミカサ「幸せ…」
ミカサ「さあエレンも、と横を見たらエレンが起きていた」
ミカサ「カルラおばさんに怒られたときのような顔をしていた」
ミカサ「私がかける言葉は1つだった」
ミカサ「わかっているんでしょ?…これが…夢だってこと…」
63 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/08/04(日) 21:17:42 ID:yOzeKQ8c
ミカサ「じゃあ…寝なきゃ駄目でしょ?」
ミカサ「エレンはえ…?と戸惑った様子だったけど、私とアルミンを交互に見て」
ミカサ「そうだよな…ごめんな…」
ミカサ「と言いまた眠った」
ミカサ「辛そうな顔をさせてごめんなさいエレン」
ミカサ「服の上からだけど、私はエレンのお腹にもちゅっちゅしておいた」
66 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/08/04(日) 21:54:16 ID:yOzeKQ8c
ミカサ「翌朝になって気づいた」
ミカサ「エレンのよだれをペロペロしてない」
ミカサ「せっかくエレンが二度寝したのに、お腹にちゅっちゅだけなんて勿体ない」
ミカサ「私は誓った。もう2度と諦めないと」
ミカサ「だからエレンの唾液も諦めない」
ミカサ「エレンはスープの飲み方が雑」
ミカサ「そこで私は食事作法について注意する」
ミカサ「朝からうるせぇな。じゃあ見本見せてみろよ!」
ミカサ「こうだよ」ペロッ
ミカサ「ミカサ……///」
ミカサ「完璧」
68 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/08/04(日) 22:09:06 ID:yOzeKQ8c
ミカサ「早速実行する」
ミカサ「朝からうるせぇな…別にいいだろ。ほっとけよ」
ミカサ「あんだよ?いいよ自分で拭くから!」
ミカサ「具の破片をつけたままムクれるエレンより可愛いものなんてこの世にないと思うの」
70 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/08/04(日) 22:27:17 ID:yOzeKQ8c
ミカサ「順調に計画は進行していた」
ミカサ「しつこく注意されたエレンは見本を見せろとスプーンを置いたのに」
ミカサ「エレンそれいらないんですか?いただきますね!」
ミカサ「サシャ…私はあなたを友達だと思っていたのに…」
ミカサ「やっぱり私にはエレンとアルミンしかいない」
81 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/08/06(火) 00:30:55 ID:H9a6tr.g
ミカサ「エレンとアルミン」
ミカサ「二人は私の癒し」
ミカサ「二人の助け合っている姿が大好き」
ミカサ「小さい頃エレンはアルミンをいじめっこから守っていた」
ミカサ「アルミンは物知りだったからエレンが分からないことを何でも教えてくれた」
ミカサ「15歳になった今でも変わらないこと」
ミカサ「私は家族として誇りに思う」
82 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/08/06(火) 00:45:13 ID:H9a6tr.g
ミカサ「みんなで夕飯の支度をしているとき」
ミカサ「芋の皮を分厚く剥いてしまうエレンの手のひら。女性より長くて太めの指」
ミカサ「それに重なるアルミンの白くて骨ばった手のひら」
ミカサ「エレン、それじゃあ実がなくなっちゃうよ。もうちょっとこのくらい…あっやりすぎだってば。……細かい?そんなことないよ!もう、ほらこう…」
ミカサ「なんだよ……しょうがねえだろ、こうなっちまうんだから。細けえな」
ミカサ「その日二人が一緒に剥いたじゃがいもは私の部屋の窓辺で芽吹き小さな花を咲かせている」
85 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/08/06(火) 01:01:36 ID:H9a6tr.g
ミカサ「私はサシャにエレンの皿をペロペロされたことを思い出していた」
ミカサ「エレンの唾液を間接キスで得るより直接体に染み込ませた方がいいよね、と思った」
ミカサ「間接キスなんてむなしいだけ」
ミカサ「サシャ、あなたはそうやっていつも皿をペロペロしてればいい……舐めてろ」
ミカサ「その皿から得られるのは何もない」
ミカサ「エレン」
ミカサ「ん…?なんだミカサ、お前ぜんぜん剥けてねえじゃ……ん?」
ミカサ「ミカサ!指から血が出てる!」
ミカサ「あーあお前、何やってんだよ」
ミカサ「私のこと心配して青くなってる二人かわいいよぅ」
87 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/08/06(火) 01:17:38 ID:H9a6tr.g
ミカサ「切っちゃったの……と私がシュンとしているとアルミンがもっと青くなって」
ミカサ「待って、今拭くものを…」
ミカサ「アルミンのポケットから取り出される白いハンカチ」
ミカサ「はい、これで拭いてあげるよ。痛くない?」
ミカサ「絆創膏も貼っておくね……あっ」
ミカサ「ちゅっ」
ミカサ「早く治るおまじないだよ」
ミカサ「このパターンも悪くない」
ミカサ「でも今はエレンの唾液が目的」
ミカサ「エレン」
ミカサ「拭くような傷じゃないの…ほら」
88 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/08/06(火) 01:27:38 ID:H9a6tr.g
ミカサ「は?……まあ、確かにそうだけど」
ミカサ「指の傷をまじまじと見るエレンのおめめきゅんきゅんきゅん」
ミカサ「舐めておけば治りそうでしょ?と私が言うと」
ミカサ「まあ、治るだろ」
ミカサ「と言って皮剥きを再開してしまった」
ミカサ「エレンは子供の頃からちょっと鈍感でもそこがハアハアハアハアハアハアハアハアハア」
ミカサ「アルミンも私をチラチラ見ながら皮剥きがんばってた」
89 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/08/06(火) 01:35:34 ID:H9a6tr.g
ミカサ「舐めておけば治りそうでしょ?」
ミカサ「舐めておけば治りそうでしょ?」
ミカサ「舐めておけば治りそうでしょ?」
ミカサ「舐めておけば治りそうでしょ?」
ミカサ「エレンは、だからなんだよ、は?などと言ってどんどん不機嫌になっていったけど」
ミカサ「10回目くらいで」
ミカサ「お、おう……」
ミカサ「頷いてくれた」
ミカサ「エレンはやればできる子なの、知ってた」
91 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/08/06(火) 01:46:19 ID:H9a6tr.g
ミカサ「でもまだ主旨が理解できていないようで」
ミカサ「じゃあ…舐めればいいんじゃねえの?」
ミカサ「このままモタモタしていては血が乾いてしまう……」
ミカサ「何してるのエレン」
ミカサ「女の子にみなまで言わせるというの」
ミカサ「私とアルミンとあなたは一心同体だったはず」
ミカサ「さあ舐めろ」
93 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/08/06(火) 02:01:08 ID:H9a6tr.g
ミカサ「芋を剥くのを止めて、顔をひきつらせているエレン」
ミカサ「今にも血が乾きそうで追いつめられた私」
ミカサ「もくもくと皮を剥き続けるアルミン」
ミカサ「そんなとき飛び込んできた横からの声」
ミカサ「ミカサお前血が出てるジャン!」
ミカサ「あっという間に拭かれて綺麗になる私の指」
ミカサ「オレのハンカチ洗ったばっかだから安心していいジャン!」
ミカサ「丁寧に巻かれる絆創膏」
ミカサ「これで完璧ジャン!」
ミカサ「…………………………」
ミカサ「ジャン」
94 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/08/06(火) 02:05:25 ID:H9a6tr.g
ミカサ「ありがとう」
ミカサ「お礼がいらないなんて…そんなこと言わないで……うん」
ミカサ「……あ」
ミカサ「ミーナが夏の新刊にジャンマル出すんだって?」
ミカサ「ジャンは泣いた」
95 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/08/06(火) 02:19:16 ID:H9a6tr.g
ミカサ「そんな風に同期とも仲良く過ごしている私たち3人」
ミカサ「訓練生といっても毎日訓練している訳ではなくて休日もある」
ミカサ「休みの日はエレンとアルミン、私で町に出かけるのが定番」
ミカサ「町には色んな人間がいる」
ミカサ「横の路地にちょっと入ると呼び込みがしつこい」
ミカサ「エレンとアルミンはかわいいから、私が他人から守らなければならない」
ミカサ「とくにアルミンは外見と雰囲気でちょろいと思われがち」
ミカサ「怪しい奴が寄ってきやすい」
101 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/08/08(木) 18:09:56 ID:vmitYq46
ミカサ「エレンとアルミンは香水を買っていた」
ミカサ「訓練生には汗のにおいを誤魔化すために香水を使う人が結構いる」
ミカサ「香水なんて……」
ミカサ「二人の本来の香りを消してしまう忌まわしき液体」
ミカサ「無用の長物」
ミカサ「汗が気になるなら私がこまめに体の隅々まで拭いてあげるのに…」
102 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/08/08(木) 18:32:16 ID:vmitYq46
ミカサ「でも二人の体から滴り続ける汗を眺めているのも好き」
ミカサ「エレンもアルミンも腕でぐいっと汗を拭ってる姿がとても素敵」
ミカサ「汗になりたい」
ミカサ「しかしさすがに二人の汗になりたいなんて言えないので黙って買い物が終わるのを待った」
ミカサ「買い物を済ませた二人と並んで帰る」
ミカサ「小さい頃はよく3人手を繋いで歩いたけど、今それをやったらエレンが」
ミカサ「3人で手繋いで歩く15歳なんかいねえだろ、よく考えろよ」
ミカサ「と言って顔を背けてしまった」
ミカサ「照れなくていいのに」