アニメ『名探偵コナン』のおすすめエピソード（日常回編：Season3・4）を徹底紹介！

【あらすじ】
吸血鬼小説で有名な作家・虎倉の依頼で、ドラキュラ荘と呼ばれる山荘を訪れたコナンたちは、そのまま一泊することになった。しかしその夜、書斎で小説を書いていたはずの虎倉がドラキュラ映画になぞらえて、胸に杭を打ち込まれ十字架に磔にされた姿で発見される。

【解説】
怪しげな山荘が舞台のTVオリジナル本格ミステリー。全体的に丁寧な作りで、手掛かりや時刻、見取り図の演出が分かりやすく差し込まれているので、登場人物たちの行動・情報を整理しつつ謎に挑戦してみてください。

【あらすじ】
骨折で入院した小五郎の見舞いにきたコナンたち少年探偵団は、父親の見舞いに訪れた関口が、先日強盗にあった銀行の行員と聞いて興味を抱く。その関口だが、実は強盗犯グループに娘を人質に捕られ、ある男を殺害しろと脅されていた…。

【解説】
原作の1話完結の短編をオリジナルシーンで肉付け。被害者目線で展開していき、居合わせたコナンが鮮やかに事件を解決していきます。コナンでは珍しい騎士道物語のようなスタイルで最後には決め台詞も！完成度の高いエピソードです。

【あらすじ】
変死した世界的マジシャン・九十九元康の妻が事務所に訪れた。夫の死の真相について、調査してほしいとのことだった。蘭は小さい頃、新一と一緒に九十九と記念写真を撮ったことを思い出し、アルバムの中から写真を見つけるが、そこに写っていた小さい頃の新一がコナンにそっくりで…。

【解説】
不審な死を遂げたマジシャンが残したメッセージを解き明かす前編と、遺産相続を巡って一族間で起きる殺人事件に挑む後編と、2つの事件が収録されたコナン初の2時間SP。おまけに蘭に正体がバレそうになるおまけ付。どちらも違った趣向の事件でボリュームも満足感もたっぷりです。

【あらすじ】
最近の小五郎に物申したいという人間国宝・菊右衛門に呼ばれ、彼の自宅を訪れた3人。しかしそれは建前で、実は小五郎の大ファンで焼き物を贈りたいとのことだった。弟子たちも集まり歓迎ムードの中、未発表の新作を息子の嫁・益子が割ってしまい、さらに翌朝とんでもない事件が起こる…。

【解説】
動機や状況共に自殺と思われる事件を否定し、犯人を特定していきます。自殺説を否定する根拠や疑いのきっかけもなるほどと思えたり、トリックもシンプルながら実に練られていて感心します。

【あらすじ】
休日に蘭と園子、コナンが新一宅を掃除しているところに、帝丹中学の先輩・内田が訪ねてくる。大学の推理研究会で行われる内田の誕生パーティに新一を招待したかったのだという。代わりに小五郎が参加しパーティは盛り上がるが、寝てしまった内田を別荘に残してカラオケに行っている間に、別荘が火事になってしまう。

【解説】
完璧のような内田が、蘭にいくつか小さな嘘を教える嫉妬深さを抱えていたり、それを素直に受け取って蘭は落ち込んでいたり、そして内田に対して焦燥感を抱き醜い行動に出た犯人…。恋愛をテーマに描いた事件です。

【あらすじ】
死んだ祖父から譲り受けた洋館で起こる不思議な出来事を調査してほしいという手紙を受け取った小五郎たちは、時計職人・紋時郎の館を訪れる。その館には、彼の作った動物の飾りがついた時計の他に、動物の絵や飾りが付いた食器や家具で溢れていた。洋館の主で作家の中村操に事情を聞いていると、突然家中の時計が一斉に鳴り出して…。

【解説】
館に残された壮大な暗号を解いていく、普段のコナンとは少し違うテイストのエピソード。不可解な出来事の連続にジワジワと不気味さを煽られます。やはり暗号は全ての謎が1つに繋がる瞬間がたまりませんね。

【あらすじ】
元太と光彦から、夜の学校で起こる不気味な話を聞いたコナン。最初はよくある噂話と半信半疑だったが、歩美が夜の教室で不審な人物を目撃し、おまけにそれを相談した教頭が学校にこなくなったと言うのだ。コナンたち少年探偵団は、真相を解明するため夜の学校へと乗り込む。

【解説】
夜の不気味な学校を探検するワクワク感を一緒に楽しめるエピソード。最後は不気味な怪談話の謎が明らかになりますが、捻りが加えられていて上手いです。そして今までの恐い話も吹き飛ぶほどの衝撃（？）のラストも実に愉快！全年齢にオススメです。

【あらすじ】
道に迷って偶然たどり着いた海で海水浴を楽しんでいた蘭とコナンは、そこで女性の水死体を発見する。検死に訪れた医師の田中は、詳しく調べないと分からないと言いながらも自殺だと決め付け、その不自然さにコナンは違和感を抱く。そしてその場に居た、田中を糾弾する被害者の親友から驚くべき事実を聞き…。

【解説】
逮捕できるもんならやってみろと言わんばかりに不敵な犯人を推理で捻じ伏せるという、ある種の勧善懲悪劇のような事件。しかし、この犯人がもっと思慮深い人物なら完全犯罪が成立していた可能性も。そういう意味では少々杜撰な証拠の残り方は、犯人の性格とで整合性がとれているのかも。

【あらすじ】
推理作家・新名任太朗の娘・香保里が、2ヶ月前から行方不明の両親を探してほしいと依頼にくる。彼女によると、新連載を始めて毎週決まった時間に原稿が編集社に送られるものの、本人への連絡は全く繋がらないのだという。編集社へ向かったコナンは、送られてくるその小説の中に新名からのメッセージが隠されている事に気付く。

【解説】
一見普通の推理小説と思いきや、実は暗号だったという凝った作りになっています。肝心の小説の内容があまり長時間映らないので、挑戦したい人は一時停止などして楽しんでください。ちなみに今回キーとなる小説「探偵左文字」は、コナンでは色々なエピソードで名前が出る作中作です。

【あらすじ】
服部平次に招かれ大阪見物にやってきた3人。平次はどうやらコナンが刺されてしまう夢を見て、大阪を見せたくなったのだという。各地を巡って楽しんでいたところ、コナンたちの乗ったパトカーに突然死体が落ちてくる。遺体の状況から近頃発生した2件の殺人事件と同一犯の可能性があると知った平次とコナンは、連続殺人の真相を探っていくが…。

【解説】
コナン初となる大阪を舞台にした1時間SP。それに伴って新キャラもたくさん登場します。特にこれが初対面となる蘭と和葉は、この頃は会話にも距離感があってリアルです（笑）。事件の方は、終盤怒涛の勢いで展開していくストーリーに目が離せません！

【あらすじ】
沖野ヨーコのライブに行くはずがチケットを落としてしまった小五郎は、偶然ライブに行けなくなったという青島全代と出会う。小五郎にチケットを譲る代わりに、自分と妹を会場に送ってほしいという全代の頼みを受けて彼女の自宅を訪れた一行は、目張りした浴室内で死んでいる全代の妹・美菜を発見する。

【解説】
浴室を密室にした方法と殺人の証拠。この2点の解明がメインですが、どちらも意外な盲点を突いております。そしてストーリーの方は、冒頭の姉妹のやりとりと後編で次々に明らかになる事実で様相は一変。とても悲しく、やり切れない結末になってしまいます。

【あらすじ】
国立競技場へサッカーの決勝戦を観にいった少年探偵団。しかし、試合観戦中にコナンたちの目の前でサッカーボールに銃弾が撃ち込まれた。それは、試合を放送していた日売テレビに同時刻に掛かってきた脅迫電話が、悪戯では無いことを示すためのものだった。コナンたちは、電話の内容から犯人は競技場内にいる誰かと推理する。

【解説】
この回の前の組織編で灰原さんが少年探偵団に仲間入り。5人になって初めての日常編です。大勢の観衆の中からたった1人の犯人を探すという、今までのコナンには無かったストーリー。犯人の電話の内容から少しずつ正体を探っていきます。