名優のもう1つの顔。シンガーソングライター・寺尾聰の歌声に酔いしれる

多くの映画やドラマで活躍して名優としての地位を築き上げてきた寺尾聰さん。その寺尾聰さんがシンガーソングライターとして今も活動を続けている事はご存知ですか?
寺尾聰さんと言えば1981年の大ヒット曲「ルビーの指環」が有名ですが、この他にも素晴らしい名曲が数々ある事はあまり知られていません。
今回は寺尾聰さんの素晴らしい曲から3つをご紹介致します。

寺尾聰さんが音楽活動を始めたのは1964年。ザ・サベージというカレッジ・フォーク・グループでベースギターを担当したのが最初です。
その後、ザ・ホワイト・キックスというグループ・サウンズの結成と解散を経て石原軍団で俳優として活動を始め、その傍らでシンガーソングライターとして自ら音楽を手掛けてきたのだそうです。
「ルビーの指環」は第23回日本レコード大賞・FNS歌謡祭'81グランプリを受賞した程の名曲ですが、それ以外の寺尾聰さんの曲もアダルトな歌声とドラマティックな歌詞でどれもとても魅力的です。

そんな名曲の数々の中で、特に近年発売されたアルバム「Re-Cool Reflections」の3曲をご紹介。
是非この機会に皆さんに耳を傾けて頂きたいと思います。

Re-Cool HABANA EXPRESS

1stオリジナルアルバムの『Reflections』に収録されていた「HABANA EXPRESS」を再レコーディングした曲で、いわゆるセルフカバー曲です。
大人の恋愛の終わりを男の視線から孤独に歌い上げています。
原曲は1981年というからもう30年以上前の曲ですが、そのアダルトなメロディーラインとストーリー性は色褪せる事無く聴く者の中にドラマを想い起させてくれます。

Re-Cool 渚のカンパリ・ソーダ

「Re-Cool HABANA EXPRESS」から一転してアップテンポな曲です。
ラブラブな恋愛のときめきを明るく爽やかに表現していて、聴いているとこちらまでウキウキしてくる気持ちのいい曲に仕上がっています。

Re-Cool 出航-SASURAI-

アルバムに収録されたセルフカバーの最後の1曲となる「Re-Cool 出航-SASURAI-」。
「Re-Cool HABANA EXPRESS」とは反対に、女性に別れを告げる男の孤独な生き方を静かに深く、それでいてどこか優しく歌いあげています。
寺尾聰さんのアダルトな歌声が孤独を愛する男の哀愁とマッチしてとてもグッとくる名曲だと思います。

まとめ

mora.jp

残念ながら公式PVなどはありませんでした。楽曲の一部を視聴可能な音楽配信サイトをご紹介しておきますので、興味を持たれた方はアクセスしてみて下さい。
※PCではそのまま試聴できますが、スマホではアプリのダウンロードが必要ですのでご注意下さい。

俳優としてのイメージが強くなった寺尾聰さんですが、独特の響きのあるアダルトな歌声はきっと気に入って頂けると思います。
30年前に寺尾聰さんの歌声に酔いしれた世代にとっては懐かしく、俳優としての寺尾聰さんのイメージの強い若い世代には新鮮に思えるであろう名曲たち。是非、アルバム「Re-Cool Reflections」を手にとってその耳で確かめて頂きたいですね。

www.at-style.com

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圭之介
圭之介
@keinosuke_333

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