電脳都市OEDO808(Cyber City Oedo 808)のネタバレ解説・考察まとめ

『電脳都市OEDO808』とは、1990年から1991年にかけて、マッドハウスによりOVA(オリジナル・ビデオ・アニメーション)として制作された近未来SFアニメである。小説やコンピュータゲームもメディアミックスとして同時展開された。『妖獣都市』などを手掛けた川尻善昭が監督を務めた。西暦2808年の近未来、巨大な電脳都市「OEDO」を舞台に、闇に蔓延る悪を追う元犯罪者「機動刑事」が活躍するハードなストーリーが展開された。特に海外での人気が高く、本作をサイバーパンクアニメの代表作とする声も多い。

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OEDOの刑事警察機構。「機動刑事」が所属する「犯罪捜査局」も電脳警察の部局のひとつである。OEDO全般の犯罪に対して目を光らせている。年々増加する電脳犯罪に対抗するために「機動刑事」制度を採用している。

機動刑事

機動刑事である主人公3人。センゴク(上)、ベンテン(左下)、ゴーグル(右下)

特別な技能を有する重犯罪者を、犯罪捜査に使役する制度が「機動刑事」である。A級電脳犯罪者を逮捕するごとに刑期が短縮され、最終的には解放される。ある程度の自由行動も認められているが行動は常に監視されており、爆弾付きの首輪によって逃亡を阻止されている。

OVA第1巻序盤でセンゴクはA級電脳犯罪者を逮捕した報償として「3年6ヶ月の減刑」を受けている。懲役300年超という数字は途方もないように思えるが、同程度の功績を週に1度のペースで挙げれば、2~3年ほどで無罪放免となるため、それほど理不尽なシステムではない。ただし命令違反等により逆に刑期を追加されるという懲罰があるため、上記の計算通りになるとは限らない。

電脳都市法

センゴクの罪状の一部。なかには「電脳福祉法」なる謎の条文もあるようだ

OEDOで施行されている基本条例。電脳ネットワークに関する規則を広範にわたって定めている。OEDOでは治安から生活インフラや交通、通貨決済など、あらゆる物事に電脳ネットワークが深く関わっているため、犯罪行為についても何かしらの電脳法違反となる場合が多い。

高軌道刑務所

高軌道刑務所

衛星軌道上に浮かぶ特殊な刑務所。脱走がほぼ不可能なため、刑期が生涯を越えるような凶悪犯罪者を優先的に収監している。OVA第1巻冒頭でセンゴク・ゴーグル・ベンテンの3人が収監されていた。

武器・道具等

西暦2808年を舞台にした本作だが、作中に登場する兵器は火薬式のリボルバー拳銃から超能力サイボーグまでさまざまな技術水準のものが入り交じっている。

首輪

首輪の爆弾タイマーが解除されて安堵するゴーグル(左)、センゴク(中)、ベンテン(右)

機動刑事に装着される脱走防止用の拘束具。通信機と爆弾が内蔵されており、一定時間電波信号が届かなかった場合や無理に外そうとした場合爆発し、頭から上を吹き飛ばす。デカチョウはライターに仕込んだ通信機で首輪越しに機動刑事へ指令を送り、爆弾のタイマーを起動して制限時間内に事件を解決することを強要する。爆弾の信管は7つあり、左右どちらか正解の方向に回すと解除できるが、1回でも間違えると爆発する。

十手

十手の棒身を射出するセンゴク

機動刑事に支給される特殊警棒。時代劇に登場するような見た目をしている。棒身を射出する機構が備わっており、サイボーグの装甲を貫くなど高威力を誇る。棒身を交換することで各種化学物質を充填することもでき、ベンテンは対吸血鬼ウイルス「ワクチン」を心臓に打ち込むことで西園寺を倒した。武器として以外にも、法執行権限を預託された証としても機能している。

ナンブ&ルガーM77

ナンブ&ルガーM77

センゴクが使用する44口径リボルバー拳銃。大型車両を貫通する高威力のマグナム弾を発射する。装弾数は6発。光学スコープで命中精度を上げている。必要な状況であるとヴァーサスが判断すると、内蔵した武器庫を解放して使用許可を出す。さらに指紋認証システムが仕込まれており、登録者以外には引き金を引くことすら出来ない。

ワイヤー

指輪からワイヤーを引き出すベンテン

ベンテンの隠し武器。指輪に仕込まれた極細なワイヤーで、人体はおろか大型車両すら両断する強力な切断能力を発揮する。人間の体重を余裕で支える引張強度も備え、ベンテンは戦闘以外でもロープ代わりにして高所への登攀や懸垂下降などをしている。

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