石丸清多夏(ダンガンロンパシリーズ)の徹底解説・考察まとめ
石丸清多夏(いしまるきよたか)は『ダンガンロンパシリーズ』に登場する「超高校級の風紀委員」。何よりも規律を重んじる堅物な学生であり、努力をしない者や努力を馬鹿にする者に厳しい。これは努力こそがこの世界の全ての答えであるべきという持論を持つが故である。石丸自身も努力を惜しまずにトップクラスの学力を持つに至っている。
「超高校級の暴走族」である大和田紋土とはそりが合わなかったが、どちらがより長くサウナに入っていられるかという勝負をした結果、「兄弟」と呼び合うまでに意気投合する。
石丸清多夏の概要
石丸清多夏(いしまるきよたか)はスパイク・チュンソフトのゲーム『ダンガンロンパシリーズ』に登場する「超高校級の風紀委員」。大変真面目な人物で、何よりも規律を重んじている。座右の銘は「質実剛健」。ごく普通の一般家庭出身ながらも有名進学校で常にトップの成績をとり続けた秀才であり、どんなに緊迫した場面においてもルールを決めてそれに則った行動をとることをよしとする。天才が嫌いで努力しない者、努力を馬鹿にする者に厳しい。自身も天才と呼ばれることを嫌っており、努力こそがこの世界の全ての答えであるべきという持論を証明するために、常に努力を惜しまない。これは総理大臣だった祖父の石丸寅之助が自身の才能に胡坐をかいて汚職事件を起こし、石丸家を苦しめたことが原因である。
『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生』では「超高校級の暴走族」である大和田 紋土(おおわだもんど)と度々衝突する。しかしどちらがより長い間サウナにいることができるかという勝負を行ったことをきっかけに、お互いに「兄弟」と呼び合う関係になる。
石丸と交流することで得られるスキルは学級裁判でHPとなる発言力ゲージが2増える「注目の発言力」と、学級裁判でミスした時のダメージが減少する「鋼の忍耐」。
ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
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『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生』(Danganronpa: Trigger Happy Havoc)とは、2010年11月スパイク(現スパイク・チュンソフト)から発売されたPSP向けのゲーム。ダンガンロンパシリーズの第1作目となる。 2013年にはアニメ化、2014年には舞台化されている。 今作は才能あふれる「超高校級」が集められる希望ヶ峰学園で16人の高校生が監禁され、コロシアイを強要されるストーリーとなっている。
石丸清多夏のプロフィール・人物像
身長:176cm
体重:66kg
胸囲:79cm
誕生日:8月31日
出身校:開成難高校
CV:鳥海浩輔
舞台版キャスト:高木万、杉江大志(2016年再演版)
石丸は逆立った黒い短髪、太く鋭い眉毛と渦巻き模様の赤い目が特徴的な熱血漢だ。旧日本海軍の軍服をモチーフとした白ランを着て、長編み上げのブーツを履いている。左腕には「風紀」の腕章をつけている。
折り目正しい性格であり、規律を重んじ努力を好む。逆に努力をしない者、努力を馬鹿にする者を嫌っている。さらに祖父が才能に慢心して汚職事件を起こしたことから天才も嫌う。このことから努力こそがこの世界の全ての答えであるべきという持論を持つ。また友情に厚く一度信じると決めた相手はとことん信じる純粋な一面も持ち合わせ、「兄弟」と呼び合うほどの仲になった大和田が処刑されてからは、白髪になり、口調が大和田を意識したかのように荒々しくなる。さらには「石丸」と呼ばれることを拒否して「石田」と名乗る。
「学生は勉強のプロであるべき!」「学校に休みはあれど、学生と言う生き方に休みなし!」といった価値観を有し、休日や外出時でも常に制服でいる。
石丸清多夏の称号:超高校級の風紀委員
石田は「超高校級の風紀委員」の肩書を持つ。品行方正で成績優秀、全国トップレベルの有名進学校で風紀委員を務めていたことから、この肩書きであらゆる分野で超高校級の生徒のみを集めた学校「希望ヶ峰学園」への入学を果たす。自分のためにも他人のためにも妥協せず、良くも悪くもひたむきである。
逼迫した状況でもルールを作ってそれを守ることを呼び掛けるなど、リーダーシップを見せるが、優等生という割には、『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生』の推理パートではあまり活躍しない。
石丸清多夏の来歴・活躍
希望ヶ峰学園に入学
石丸は有名進学校の開成難高校で常にトップの成績をとり続けており、加えて品行方正な生徒だったことから風紀委員を務めていた。その点が評価されて希望ヶ峰学園に「超高校級の風紀委員」としてスカウトされる。堅物な性格から友人関係に恵まれていなかった様子の石丸も、希望ヶ峰学園第78期生の仲間たち相手にはそれなりに良好な関係を築いていた。
しかし1年後、絶望に堕ちた者たちにより人類史上最大最悪の絶望的事件が発生する。これにより世界は一気に荒廃し、希望ヶ峰学園はシェルター化されることになる。だがシェルターの中にも「絶望」が入り込んでいた。元凶たる「超高校級の絶望」江ノ島盾子(えのしまじゅんこ)により学園長は殺され、第78期生は学園で過ごした記憶を消去された状態で「コロシアイ学園生活」を強いられる。
兄弟の死
「コロシアイ学園生活」では「学園の中で一生暮らし続けること、外に出たければ誰か他の生徒を殺さなければならない」というルールがあった。石丸は生徒達の身の安全を確保するために、独自にルールを提案する。しかし江ノ島が操るクマのぬいぐるみ・モノクマに「動機」を与えられた生徒たちはコロシアイを始めてしまった。
最初の事件で「超高校級のアイドル」である舞園さやかが殺され、犯人の「超高校級の野球選手」桑田怜恩(くわたれおん)が処刑された後、石丸は大和田紋土と喧嘩になる。2人はサウナで勝負することになるが、そこでお互いの力を認め合い「兄弟」と呼び合う仲になる。
だがすぐに「超高校級のプログラマー」である不二咲千尋(ふじさきちひろ)が殺されるという次の事件が発生。その犯人はなんと大和田だった。兄弟が殺人を犯したこと、そしておしおきという名の公開処刑により死んだことにショックを受けた石丸は意気消沈する。しかし不二咲が残したアルターエゴという人工知能に大和田の姿で励まされたことで、自らを「石田」と称するなど豹変する。後日、アルターエゴが消えるという事件が発生し、石丸は「超高校級の同人作家」の山田一二三(やまだひふみ)と険悪になった。翌日、石丸と山田の2人は殺されてしまう。山田は「超高校級のギャンブラー」であるセレスにアルターエゴのことで唆され、共謀して石丸を殺害したのだ。その山田はセレスに裏切られて殺されてしまった。それを主人公の苗木誠(なえぎまこと)に暴かれ、セレスは処刑された。
石丸清多夏の関連人物・キャラクター
大和田紋土(おおわだもんど)
「超高校級の暴走族」。石丸とは犬猿の仲で反目しあっていたが、サウナでの一件を経て「兄弟」と呼び合う仲になる。大和田が死んだ後、石丸は自らを「石丸」の「石」と「大和田」の「田」を合わせて「石田」と名乗り始める。
山田一二三(やまだひふみ)
「超高校級の同人作家」。石丸とは大和田と不二咲の死後、アルターエゴを巡って対立。石丸はセレスと、彼女によって唆された山田によって殺されてしまう。
石丸清多夏の名言・名セリフ/名シーン・名場面
「忘れろー、忘れろー、忘れろビームッ!!」
舞園さやかが殺された時、遺体が苗木の部屋にあったために彼が疑われた。捜査パートで苗木が石丸に話しかけると発見したことを教えそうになるが、相手が容疑者だと思い出して慌てて口を閉ざす。その際に「忘れろー、忘れろー、忘れろビームッ!!」と発言しており、堅物な石丸からは想像できないこのセリフは多くのプレイヤーの印象に残った。
アニメでは別の場面でキレのある振り付けと共にこのセリフを聞ける。