花咲ける青少年(漫画・アニメ・舞台)のネタバレ解説・考察まとめ

『花咲ける青少年』とは、白泉社の『LaLa』で1987年から1994年の間に連載された樹なつみによる少女漫画作品。およびそれを原作としたテレビアニメ、舞台作品。世界的大企業バーンズワース財閥の会長ハリーの一人娘である、主人公花鹿の夫探しゲームが軸となり、花鹿が恋と運命に立ち向かうロマンチックサスペンス。純粋で恐れをしらない美少女花鹿に、夫候補である男性はみな惹かれていく。夫候補には王子に財閥と華やかな男性達が登場する。

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日輪耳環(ラグランヤーウェ)

ラギネイ王室の、王族のしるしであるイヤリング。王位継承権第2位までの王族しか身に着ける事がゆるされないアクセサリー。

ムスターファ

幼少の花鹿が4歳の時に、ハリーから送られた白ヒョウ。瞳は緑と黄金色のまだらで銀色の毛皮をしていた。花鹿は、赤ん坊だったムスターファと片時もはなれずに育った。花鹿はムスターファを心の底から愛していたが、死んでしまう。ムスターファの死後、花鹿はその魂がユージィンに入り込んでいると信じている。

『花咲ける青少年』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

花鹿「“ユージィン”は今私が殺したよ」

花鹿がユージィンの姿が映った鏡を銃で撃った場面。この後、花鹿は「“ユージィン”は今私が殺したよ」とユージィンに言い放つ。

ユージィンが投身自殺をしようと窓に向かっている途中、その窓の隣にある鏡に映ったユージィンを、花鹿が銃で撃って言ったセリフ。20歳になる前に死ぬと決めていたユージィンの自殺を阻止した、重要なシーンでの一言。この花鹿の言葉「“ユージィン”は今私が殺したよ」により、ユージィンを自殺に駆り立てていた衝動が消し去られた。

ルマティ「たった1人でもいい 私を望む国民の声があれば- 私は必ずもどってみせよう…!!」

ソマンドの非人道的な政治を見かねたルマティが、1年の国外追放の末、自身の潔白を宣言し、ラギネイ王国に戻る意思を示したインタビューで、「たった1人でもいい 私を望む国民の声があれば- 私は必ずもどってみせよう…!!」と力強く言い放った。インタビューの台本は立人が考えたが、このインタビューをきっかけに、ラギネイ王国王室が大きく動きだす事になる。兄であるソマンドを愛し、兄に国王としてラギネイを治めてほしいと本心から願っていたルマティが、初めて反旗を翻す、強い決意が胸に迫るセリフとなっている。

マハティ「おまえ達も 人生をかけるような恋をすると良い…」

神殿の奥深く、祭司しか入る事のできない神座で、病状の悪化したマハティが初めて会う自分の孫・花鹿らに「おまえ達も 人生をかけるような恋をすると良い…」と言葉をかけた。この言葉を胸に、花鹿は立人を取り戻すため、ハリーに勘当してくれるよう頼む事になる。立人が、曹が花鹿の命を盾にした脅迫に屈して身動きが取れなくなっている中、花鹿はこの一言に押されて、恋人である立人を命がけで取り戻す覚悟を決める。

『花咲ける青少年』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

ラギネイ王国の王族は重ね着が基本

王室では、本格的な正装になればなるほど着こむ。つまり、正装の段階が上になるほど、肌をかくし、神である太陽に敬意をあらわすためだ。

海亀の甲羅のお守りは花鹿とルマティの友情の証

花鹿は、ルマティにとって初めてできた友人であった。ルマティが花鹿の元を去る時に、花鹿は海亀のこうらで出来たお守りをルマティに渡し、友情を確かめ合った。ルマティは、“学友”ではない、初めての友人からの贈り物に心を浮き立たせた。

寅之助の両親は2人とも日系アメリカ人

寅之助の両親は、本編には登場しないが、親は2人とも日系アメリカ人である。

『花咲ける青少年』の主題歌・挿入歌

OP(オープニング): J-Min「CHANGE」

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