アダム(終末のワルキューレ)の徹底解説・考察まとめ

アダムとは、『月刊コミックゼノン』連載の『終末のワルキューレ』の登場人物で、全人類の始祖とされているアダムがそのままモチーフとなっている。同作では、神様vs人類の最終闘争(通称ラグナロク)において、神殺しの13人(エインヘリャル)の1人として、第2試合に人類側で登場し、ゼウスと死闘を繰り広げ、殴り合っている最中に立ったまま絶命した。
神虚視(かみうつし)と呼ばれる能力でどんな相手の攻撃でも模倣して戦うことができる。

エデンの園を妻のイヴとともに追放されてから、神に対する憎しみがあったと神側からは思われていたアダム。
しかし、ラグナロク第2試合の中で、ゼウスから神に対する憎しみが見られないのに、なぜラグナロクに出場し、命を賭けてまで戦うのかと問われた際に放った名言。

ラグナロクによって神側が勝利した際には、人類が無くなってしまう可能性もあることから、人類の父でもあるアダムがすべての人類を子供と表現し、「子供たちを守るのに 理由なんているのかい」と命を賭けてラグナロクで戦う意味をまっすぐに伝えた。人類に対する彼の深い愛情が窺えるセリフ。

「つかまえた」

ラグナロク第2試合、ゼウスとの戦闘中で自身の能力を使いすぎた結果、視力を失ってしまうアダム。
ゼウスを捕まえて攻撃するためにあえて攻撃を食らい、「つかまえた」とゼウスを捕捉した際に発言した。観戦していたオーディンなどの神達にもイカれた戦闘スタイルを見せつけ、驚かせた。

アダムの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

人類の始祖であるが故のスタイル

人類の始祖であり、服という概念がなかったからか、全裸で局部に葉っぱのみの装いで、素手、拳骨のみといったシンプルな戦闘スタイル。
少年っぽさもある童顔で、美少年のような顔つきである。華奢だが筋肉質の体格を持つ。人類側の観客としてラグナロクを観戦していたミケランジェロも、その美しさのあまり「美しい」と感動するほどであった。

動物と会話ができるアダム

蛇神がイヴを襲ったことについてアダムは知っていたが、実はその場に居合わせた小鳥から聞いたことを明かしており、動物と話せることができる。

禁断の果実であるリンゴを食べて参戦

禁断の果実であるリンゴをイヴが口にしたという無実の罪でエデンの園を追放されてしまったが、地上ではリンゴは日常生活でも食べられているため、皮肉にもリンゴを片手にラグナロクにも参戦した。
しかし、エデンの園で食べた時と同様、口にしては「すっぺ」と言って吐き出している。

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