うちの執事が言うことには(小説・漫画・映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『うちの執事が言うことには』とは、2014年から刊行された推理小説シリーズ。特殊な目の能力をもつ主人公・烏丸花穎が27代目当主となり、様々な事件に直面しながらも理想の当主を目指して成長していく。まだ未成年である花穎を支えるのは、執事の衣更月蒼馬。彼も烏丸家の使用人たちと共に当主を支える。2人とも若くして当主・執事という立場になり、ぶつかることもあるが少しずつ信頼を築いていく。上流階級ならではの舞台で繰り広げられるストーリー展開が魅力で、実写映画化や漫画化もされた人気シリーズ作品である。

家の警備をし、人の出入りを監視する。作中では番犬としてペロがここに位置している。

『うちの執事が言うことには』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

衣更月蒼馬「烏丸家へのご苦情、ご要望は全て執事の私を通して頂けますようお願い致します」

第4話の芽雛川のパーティーで起こった傷害事件で追い詰められた犯人が、花穎に対しての暴言を吐いた。その時に、衣更月が犯人に蹴りを入れ、放ったのが「烏丸家へのご苦情、ご要望は全て執事の私を通して頂けますようお願いします」というセリフである。
烏丸家に対する侮辱は一切許さず、当主は守り抜くという執事の矜持が現れている言葉。

烏丸花穎「でも、衣更月は烏丸家(うち)の人間じゃないか 烏丸家の人間が恨みを買ったら一緒に恨まれてやる 僕は当主だからな」

第36話で無事事件を解決した花穎は直接犯人と対峙した。後にその身を案じて「恨まれる可能性だってあるから私だけで対応した方がよかったのでは」と言う衣更月に対して、花穎が「でも、衣更月は烏丸家(うち)の人間じゃないか。烏丸家の人間が恨みを買ったら一緒に恨まれてやる。僕は当主だからな」と返した。
使用人も身内として接することが当然のように言う花穎に衣更月はハッとする場面である。

衣更月蒼馬「私は、花穎様の執事でございます」

まだ衣更月のことが受け入れられなかった頃の花穎が衣更月に「お前は、烏丸家の執事か?僕の執事か?」と詰め寄ったことがあった。その頃は、衣更月もすぐには明確に答えられなかった。
17話の狼少年と裏切り執事の事件の後に、衣更月が「私は、花穎様の執事でございます」とハッキリ答えた。当主として励む姿や時折見せる思いもよらない強さを見せる花穎に対して支えていこうと自覚する衣更月の姿が見える。

衣更月蒼馬「当家のご主人様が仰ることには当主というのは我儘を言うものだそうです ならば何度でも受けて立つのが執事の使命 水を差す不粋はご遠慮願います」

衣更月が、花穎の目の能力を利用しようとしていたイギリス人教授に「当家のご主人様が仰ることには、当主というのは我儘を言うものだそうです。ならば何度でも受けて立つのが執事の使命。水を差す不粋はご遠慮願います」と言い放った。当主を侮辱された衣更月が、烏丸家の執事としての矜持を発揮した場面である。

烏丸花穎「この程度のくだらない真似で烏丸家は微塵たりとも揺るぎはしないと示さなければなりません これは当主である僕の役目です」

分家の若嘴家で起きた不審な事件での一言。名門烏丸家が警察沙汰になることがあってはいけないという伯母(本来は花穎の曽祖伯母の孫にあたる)に対して、花穎は当主然とした態度で「この程度のくだらない真似で烏丸家は微塵たりとも揺るぎはしないと示さなければなりません。これは当主である僕の役目です」と言い、その場を一蹴した。

『うちの執事が言うことには』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

執事はあえて「ダサく」がマナー

執事は、主人より良い身なりをしないようわざと片遅れのスーツを着たり、色の合わないネクタイをするようにしている。そのことを知らない花穎は、せっかくプレゼントしたネクタイを衣更月が身につけないことを不満に思っている。

武道を習っていた衣更月

衣更月は、不良に絡まれていたところを鳳に助けてもらった経験から、いざという時のために学生時代にジークンドーと柔道を習っていた。

衣更月の異母弟

衣更月には異母兄弟がおり、弟がいる。この弟は、うちの執事が言うことにはの段階では登場せず、続編でのキーパーソンとして登場する。彼は、衣更月に恨みを持っており、彼の復讐として烏丸家が窮地に追い込まれる。

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