カテナチオ(漫画)のネタバレ解説・考察まとめ
『カテナチオ』とは2022年より森本大輔が『週刊ヤングジャンプ』で連載している漫画である。主人公の嵐木 八咫郎は、サッカーで世界一になるという夢をもって育ってきた高校3年生。高校最後の大会を目前としていて、ここでなんとしてでも勝ち進みプロの道にこぎつけたいが、強豪校相手に惜しくも敗退してしまう。だが、試合の翌日にイタリアのサッカーチームFCオリヴェーロにスカウトされる。イタリアに渡った一人の青年が、夢への異常な貪欲さを武器に大きく成長する姿を描く。
日本の高校生。神童と称されるサッカーの天才で、嵐木の属する東條高校に勝利し全国大会に進む。海外からスカウトを受けている。
ベネデッタ
出典: ynjn.jp
嵐木が住んでいたホテルを管理している、謎多き人物。人脈こそ人間の価値だと思っていて、交友関係がとても広い。その顔の広さを生かしシルヴィオに優秀な人材の情報提供を行っている。
『カテナチオ』の用語
サッカーのポジション
まずは前提となるサッカーのポジションについて解説する。
サッカーのポジションはFW(フォワード)、MF(ミッドフィルダー)、DF(ディフェンダー)、GK(ゴールキーパー)の4つの層がある。
FW(フォワード)
トップとも言われる。主に攻撃を担当し、チームの最前線に位置する。フォーメーションによって1~3人に変動する。
MF(ミッドフィルダー)
ハーフとも言われる。攻守ともに担当する。フォーメーションによって3~6人に変動し、その中でも前列と後列の2列になることもある。
DF(ディフェンダー)
バックとも言われる。主に守備を担当し、自陣ゴールの前に位置する。フォーメーションによって3~4人に変動する。
GK(ゴールキーパー)
ゴール前を守るのに特化したポジション。人数は1人のみ。
これらの知識を元にすると、『カテナチオ』序盤のシーンもより分かりやすくなる。序盤のシーンで嵐木はトップ下からセンターバックにポジションチェンジさせられてしまう場面がある。これは、上記の図に示したように、攻守ともに行うポジションから守備専門のポジションに変わったという意味合いであり、嵐木にとっては痛手でしかないということが理解できる。
また、FCオリヴェーロのラファエロ・アマーティについてもここで解説すると、彼は元々左ウイングであったが、ミロ・ジャンポルモによってコンバート(=ポジションを変えること)されサイドバックになった。これは上記の図のようなポジションチェンジである。ウイングとはFWのポジションであり、攻撃を担うポジションである。元々ラファエロはこのポジションであったことからドリブルに長けているのである。
サッカーのテクニック
ヒールパス
かかとで蹴るパス。かかとで蹴るため自分の走行方向とは逆方向にパスができる。
ワンタッチ
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目次 - Contents
- 『カテナチオ』の概要
- 『カテナチオ』のあらすじ・ストーリー
- 高校最後の大会と渡欧
- FCオリヴェーロへの入団
- U-19への所属 チームメイトとの対面
- 昇格戦
- U-19のチーム内カースト
- U-19リーグ USサリーサとの対戦
- 『カテナチオ』の登場人物・キャラクター
- 主人公
- 嵐木 八咫郎(あらき やたろう)
- FCオリヴェーロ
- シルヴィオ・テスタ
- ダリア
- ミロ・ジャンパルモ
- ラファエロ・アマーティー
- ブルーノ・マルキ
- グレゴリオ・デ・コラート
- ジョルジオ
- ロメオ
- FCオリヴェーロU-19
- モモ・トラオレ
- バルナバ・ダッダーリオ
- ナザリオ・ランフランキ
- ノアハ・デ・クヴァイ
- U-19対戦チーム USサリーサ
- ベンヴェヌート・サンタマリア
- テオドーロ・コッコ
- レオニダ・ミローネ
- その他登場人物
- 榊原 見鳥(さかきばら みどり)
- ベネデッタ
- 『カテナチオ』の用語
- サッカーのポジション
- FW(フォワード)
- MF(ミッドフィルダー)
- DF(ディフェンダー)
- GK(ゴールキーパー)
- サッカーのテクニック
- ヒールパス
- ワンタッチ
- スルーパス
- ダイレクトボレー
- サッカーのルール
- ペナルティエリア
- オフサイド
- その他のサッカー用語
- ビルドアップ
- スコアレス
- ボールホルダー
- 下がる
- 前線
- マッチアップ
- マイナスのパス
- タックル
- プレスバック
- クリア
- セカンドボール
- サインプレー
- ファー(ファーサイド)
- MOM(マン・オブ・ザ・マッチ)
- ポストプレー
- 『カテナチオ』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 嵐木の元チームメイト「『過程にも意味がある』なんて考えながら努力した過程に意味なんてなかったと思う。『結果がすべて』と信じて努力した過程がすべてだ」
- グレゴリオ「結果でしか自分の価値を証明できない。必要なのは勝敗に人生を懸ける覚悟だ」
- ノアハ「手を伸ばさねば掴めないチャンスが多くあるのは確かだ。その一方で、ただ手を開いて待っているだけでもチャンスは落ちてくるものだ」
- 『カテナチオ』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 変わらない嵐木という主人公像
- キャラクターは価値観
- 漫画の題材は好きなもの